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最近の記事

「命の道」⑦

 今回ようやく会えたネージュち ゃんは「急がずのんびりで平和が 好き」とのこと。私も了見の狭いことばかり言わず、広い心を持って Hakkatouge Tunnel を ゆっくりと味わってみたいと思います。(全自病協雑誌第57巻第1号)

    • 「命の道」⑥

      (全自病協雑誌第57巻第1号)  まあそういう心理もわからなくはない。例えばもし自分が大病にかかったときに、病院の規模、医師数、設備など異なる二つの病院を並べられて、さあどちらかを選びなさいと迫られれば、やっぱり見た目が大きい方が良さそうだとか、有名な先生がいるからとか、 最近新築して綺麗だからというこ とで判断してしまうかもしれません。そのときにアクセス(近接性) はどのように影響するでしょうか?これってまさに医療システムにおける「ストロー効

      • 「命の道」⑤

        (全自病協雑誌第57巻第1号)  さてこの八箇峠道路に期待されることは何でしょうか? 前述の 地元市報には以下の3つが挙げられていました。ひとつは「豪雨・ 豪雪などの災害に強い道路になります」。ふむふむ、誠にその通り。次には「地域の振興・経済の発展が進みます」。確かによく空間経済学におけるいわゆる「ストロー効果」を心配する方々もいますが、 幸い今回繫がれた両地域はどちらも都市度(田舎度)は均衡しているのでまずまず大丈夫。しかし3 番目を読んだときに目玉

        • 「命の道」③

          (全自病協雑誌第57巻第1号)  以前(窓 MEDICINE 2017年6月号)にも述べましたが、当院の属する魚沼二次医療圏は魚沼丘陵で分断されており、魚野川沿いの六日町(南魚沼市)と信濃川沿いの十日町をつなぐ国道253号線は、昔から牛馬の通行も困難なほど険 しい道路でしたが、約50年前の昭和42年に八箇隧道が貫通しスノー シェッド(防雪トンネル)などの整備に努めてきました。しかしそれでも急勾配・急カーブが連続する交通の難所であり、大雨が降ると通

        「命の道」⑦

          「命の道」④

          (全自病協雑誌第57巻第1号)  今回初めて知ったのですが、上沼道路は地域高規格道路に分類されるそうです。すなわち関越道と北陸道という高速道路(高規格幹線道路)まではいかないもの、設計速度60km/hr 以上、2車線以上の自動車専用道路等の要件が定められています。通行料金が無料というところも嬉しいところです。 その機能として、通勤圏域の拡大や都市と農山村地域との連携の強化等による地域集積圏の形成を図る環状・放射道路の整備(連携機能)、高規格幹線道路を補完し、物資

          「命の道」④

          「命の道」②

          開通式当日には、ネージュ(十日町に潜んでいる雪の妖精)、ゆとっと、こめつぐ君などのご当ゆるキャラも勢揃い(写真)。地元有志の和太鼓は轟音のこだまとなり、子供達による天神囃子(妻有地方でずっと唄い継がれている祝い唄)は式参加者も巻込む大合唱、まさに大祭り。テープをカットし、くす玉を割ったら、みんなでバスに乗り込みディ○ニーランドのパレードのように何台も連な って大行進。初めて通るトンネルは綺麗で明るくて快適でした。

          「命の道」②

          「命の道」

          全自病協雑誌第57巻第1号 「希望の道が、いま開く」(市報とおかまち:平成29年11月10日号)。越後妻有では紅葉にうっすらと白雪が重なる幻想的な風景をよく見かけますが、そんな初雪の頃、多くの来賓と地元住民らが集い新トンネルの開通を盛大に祝い ました。上越魚沼地域振興快速道路(上沼道路)の終点側約10km 部分にあたる「八箇峠道路」開通は、地元住民・関係者の長年の悲願でした。

          「命の道」

          春の道すがら③

          春の道すがら③

          春の道すがら②

          春の道すがら②

          春の道すがら

          春の道すがら

          ブログ「地域医療のゆくえ」⑥

           美味しい山の幸、海の幸を堪能 するだけではなく、医療や医学を 「楽しみながら学ぶ」感覚を身に つけてもらいたいものです。次世 代医療人のゆくえを見守りなが ら、これからも細々と書き続けていきたいと思います。 なお2024年現在このブログは閉鎖しています。(おしまい)************************************************** 全自病協雑誌第56巻第8号(2017)より抜粋および一部改変

          ブログ「地域医療のゆくえ」⑥

          ブログ「地域医療のゆくえ」⑤

           【総合診療実習 in 十日町】 (2017/04/13): 今年度から地域医療実習ではなく 総合診療実習を受け入れることになりました  安心してください  病院も指導医も指導スタッフも今まで通りです 今年はふきみそから テレビ会議システムを利用して大学の授業を十日町で聴講します 放課後には大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ(略) ************************************************** 全自病協雑誌第56

          ブログ「地域医療のゆくえ」⑤

          ブログ「地域医療のゆくえ」④

           最近では、年を通しての学生実 習受け入れも始まりました。昔と 比べると今の医学生は、膨大なカ リキュラムに追われて大学生活を謳歌する余裕がないようにみえます。 ************************************************** 全自病協雑誌第56巻第8号(2017)より抜粋および一部改変

          ブログ「地域医療のゆくえ」④

          ブログ「地域医療のゆくえ」③

           その後新臨床研修制度による地域医療研修医が定期的に訪れるようになり、彼ら(彼女ら)の活躍を載せる記事が増えてきました。 【地域医療研修 津川病院および阿賀町診療所における経験とは】(作 成 日 時:2009/12/21 22: 57): 2005年から地域医療研修医を受け入れ始めて現在までなんと 64名が津川病院を訪れてくれました。ありがとうございます。従来 当院のような小規模病院には一人の出張医が半年交代などで来ることが多く、訪れる医師の絶対数

          ブログ「地域医療のゆくえ」③

          ブログ「地域医療のゆくえ」②

           参照数の多かった記事ベスト10 は・・・ ① みんなでスクイージング  ② 看護必要度 あなたは 必要か?不必要か?  ③ ひとり5 分以上で外来管理加算 それにしてもお薬外来と明記してよいのでしょうか ④ 4病床稼働率 開かれた社会と閉じられた社会での意味の違い ⑤ 大事な看護師さん 地域医療における看護師の役割 ⑥ ついに非侵襲的血糖測定が可能となるか 画期的な研究! ⑦ 勤務医が勤務医として長く勤務するためには 第629回新潟医学会シン ポジウ

          ブログ「地域医療のゆくえ」②

          ブログ「地域医療のゆくえ」①

          全自病協雑誌第56巻第8号(2017)より抜粋および一部改変 **************************************************  約10年間続けてきたブログのアクセス数が35万1929件になったの で、ちょっと振り返ってみました。 【地域医療 麒麟山から】(作成 日時:2006/11/24 21:26): 今、あまりにもめまぐるしく変わる医療保険および介護保険制度に何とかついていこうと必死になっております。そして医療、とくに中山

          ブログ「地域医療のゆくえ」①