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「命の道」③

(全自病協雑誌第57巻第1号)
 以前(窓 MEDICINE 2017年6月号)にも述べましたが、当院の属する魚沼二次医療圏は魚沼丘陵で分断されており、魚野川沿いの六日町(南魚沼市)と信濃川沿いの十日町をつなぐ国道253号線は、昔から牛馬の通行も困難なほど険 しい道路でしたが、約50年前の昭和42年に八箇隧道が貫通しスノー シェッド(防雪トンネル)などの整備に努めてきました。しかしそれでも急勾配・急カーブが連続する交通の難所であり、大雨が降ると通行止めとなったり、冬は積雪で道幅が狭くなったり、凍結によるスリップ事故や大型トレーラーの立ち往生なども発生し、当院職員も通勤途中にしばしば足止めを食らっていました。それがとうとう解消されることになったので す。