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地球交響曲-ガイアシンフォニーを想い出して~スピリット(霊性)、マインド(知性)、ボティ(肉体)の調和こそ人間本来の姿である

龍村仁監督の「地球交響曲」という映画をご存じでしょうか。

すでに第九番まできているのを知って大変驚きました。また監督の龍村仁さんのお年をお召しになっている姿をみて驚きました。月日が経つのはほんとうに早い・・・

登山家のラインホルト・メスナーが「スピリット(霊性)、マインド(知性)、ボティ(肉体)の調和こそ人間本来の姿である」と地球交響曲で語っています。

スピリットとは霊的な魂のこと、ボディーは肉体、マインドは理性的なこころです。この3つの要素の調和がとれているのが人間の理想的な姿だと私は思っています。しかし、もし肉体を疎かにすると、スピリットやマインドがいかに高くても、人間はその肉体の弱さにとらわれてしまう。人間は自分が持っているいちばん弱い要素を基準に生きざるを得ないのです・・・地球交響曲より

私はボティ、肉体にとらわれることが多いです。体調というか、その体調でマインドもスピリッツも変わってしまう感じがします。なのでその日の体調でコンディションで気持ちが重くなったり、楽しくなったりという「体調しだい」なのかもしれません。

そして死生観についてもラインホルト・メスナーは語っています。

いつも死を意識しているわけではないんですが、私は死こそ生を充実させるもっとも重要な要素だと思います。誕生と死は、私たちの人生の中でけっして切り離されることなく、まるで弓の両端のように互いに強く引き合って存在しているのです。生の一瞬一瞬の内に、死がじつはリアルに存在している。そのことを知れば知るほど、逆に私たちは自分の人生を充実したものにできるのです。

さきほど、テレビでバトミントンの桃田賢斗さんが事故で遭い、6週間の重傷、そして復帰。しかし眼球に異常があることがわかり、手術か保存治療かの選択を迫られたとき、手術を選んだそうです。しかし、手術後、復帰の練習ではコンディションが戻るまで、イライラすることもあったり焦燥感を感じたりしたことがあったそうで、当たり前のようにバトミントンができることがとても幸せなこと、感謝することだと事故を通じて気づいたそうです(やや私の解釈も入っているかもしれません 汗)。

日常生活を送れることが、当たり前のように過ごしている生活が、病気などで日常生活を送れなくなって、はじめてその当たり前の生活が当たり前じゃなかったことに気づく。死生観というのもこういうことにつながっていくのかなと思います。人間はいつか死ぬのです。

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