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短歌とオブジェクト指向


短歌って言葉を初めて聞く人は少数派だと思います。
でも説明しようとすると「何だっけ?」ってなっちゃう人は多いかもしれません。
小学校で習ったはずですけど、普段使わないと忘れちゃいます。
和歌の一種で「五・七・五・七・七」が短歌。「五・七・五」だと俳句。

私は完全に理系の人間なので。短歌についても俳句についても、浅い知識しかありません。それでも、これだけ歴史と人気があるということは、相当奥が深い世界なんだろうなと想像しています。

さて、どう考えても文系の短歌。理系基準の、プログラムという文化から生まれたオブジェクト指向。この、相反すると思っていた2つの世界。結構近いんじゃないかな、と最近感じています。

短歌というのは。限られた文字数の中で、情景や感情を読み手に伝えるため。何を残して何を削るか、どのような言葉が適切か。じっくり考えるそうです。特に「何を削るか」の部分に、ん!?私がいつも悩んでる事だぞ、と思いました。

そこで、思い出したのが、オブジェクト指向。
一つのファンクションに多くの機能を詰め込むと、バグの原因になったり、可読性を下げてしまうため。なるべく少ない機能に限定します。どの機能を含めて、どの機能を別にするか。じっくり考える必要があります。むちゃくちゃ悩みます。
一つのオブジェクトについても同様です。熟練者の経験から導き出された「最適なオブジェクト」は、過不足がなく、より完璧なプログラムに近づきます。

特にAIで使われる、ニューラルネットワークのプログラム。必要最小限の機能に限定された、すごく小さなクラスです。小さいから並列処理に有利であり、ディープラーニングが可能となりました。

プログラムは近い将来、AIが自動で生成するかもしれません。オブジェクト指向もプログラムとして似たような方向に進むでしょう。それでも、オブジェクト指向やプログラムの奥深さを知ってしまったため、その先を見たくて仕方ありません。


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