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次の一手を

皆さんこんにちは。よーそろの井上明です。

外出自粛要請が全国で呼びかけられ、御手洗も急激にお客さんの姿がなくなりました。

私は何をしているのかというと、2月末までの会社の決算をまとめたり、御手洗のそれぞれの店舗の片づけや整理、加工場で柑橘を捌いたりとせっせと人知れず籠っています。

ほぼすべて5月の宿泊の予約は無くなりました。致し方ないので昨日身内から釣竿を5本借り、皆でソーシャルディスタンスフィッシングじゃーと仲間と息巻いております。濃厚接触してくれる魚は果たして現れるのでしょうか(笑)


さて、このような状況はしばらく続きそうで私たちも今変革を求められています。2年3年、もしくは5年同じような状況が続かもしれないことを想定するならば、これからの観光の在り方はどう変わるのでしょうか?

ただ、5月以降の自粛で今の現状を打破できるとは考えれず、これからの経済への影響を考えると徐々に気をつけながら元に戻していくという方向に向かわざるを得なくなるように思います。経済が回ってこその社会保障であり、医療であり、今の社会の仕組みであるがゆえに。

しかしながら…医療従事者への負担は計り知れず。。爆発的な増加を抑えつつこのような緊急事態が何度か起こるとしたらそれこそ医療に従事する人たちが少なくなってしまう。。色々な事態が起こりうるこれからの未来にその偏りを無くせないものか日々悶々としています。


長期的なこと短期的なことを色々想像しながら、私たちも続けていくため偏りを減らし、その中で何が求められているか、そして次の一手をどうするか日々考えています。

現地に足を運ぶ観光の在り方、お店の在り方に関しては、元々3密がほとんどない瀬戸内海の真ん中であるので、普段籠もる時間が増えれば増えるほど、感染リスクの少ない場所、非日常への体験欲求は増すように思います。

感染リスクに最大限注意を払い工夫した上でそのニーズに応えうるものがあるか益々問われることになります。

海が見たい…どういう欲求なのでしょうか??でも確実にある欲求(笑)

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本当に今まのままでいいのか、何があれば求められることを上回る喜びを提供できるのか今まで以上に考え実践していかなくてはいけません。

そして対面で行うサービス以外の事業の軸も持たなければと、商品製造と販売に大きく投資することを決めました。

2018年の西日本豪雨災害後からその必要性を感じ整備した食品加工場ですが、少人数でより効率的に安定的に生産を行うための機械設備を導入します。

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ここでしか味わえない風景やメニューを提供する今までつくってきた店舗は競合がないからこその価値を生み出してきましたが、商品となると山のようにあり、何もしなければ全てが競合です。同じ商品だけでなく、違う商品であっても配置や価格だけで比べられる中にさらされることになります。

”その他大勢”に埋もれてしまわないために、どのようなものをつくり、どのように伝えていくか、私たちの新しい挑戦です。

商品づくりとしては、味に妥協せず、産地ならではの素材をめいいっぱい活かした自信あるものを丁寧につくっていくこと。

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その中でも、ありそうでないもの、それしたかっ!?的なものもつくっていこうと企んでおります。基本全て少量生産です。小回りが利く我らの強みを最大限生かし地域産品に光を当てていきたいと思っています。

そして情報溢れる現代においてタイムリーにかつ、いい距離感で求める人にどう伝えていくか、これも大海原への冒険となります。試せるものは全て試し、渾身の逸品を届けていきたいと思っています。

先日新聞でもラジオでも取り上げて頂いた”黄金瓶詰 檸檬”という瓶詰羊羹も3月は今までの倍、200個近く買っていただき、リピーターも増え、徐々に成果を上げつつあります。

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最近できたての新商品、”黄金瓶詰 レモンカード”。
豊町にUターンしたパティシエのあやちゃんがプロデュースした渾身の逸品。
レモン果汁、皮のつかい方、卵やバターの素材選び、それらの合わせ方など試行錯誤を何度も繰り返し遂に出来上がりました。大長レモンの広がる香り、酸味のインパクト、言うことなし!!

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販売も店頭だけでなく、BASEというアプリの中で「よーそろ堂」というオンラインショップを立ち上げました。

先週から販売しようと思っていたのですが、お店を閉めることとなり販売スタートはオンラインショップが初となります。

数量限定のものもいくつかありますが、こちらにどんどん出していきますのでチェックしてみてください。


私たちも今が正念場です。この1,2年が勝負所。
やる以外に道はなし。

ちょいちょい見て頂き、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。


これから都会の一極集中の中で暮らすリスク、1つの狭い業種、1つの仕事に従事するリスクを回避する動きは益々進みそうな気配であり、それは働き手側も会社側もまさに今変革のときが訪れようとしています。

そう考えると人は分散し、再び地方での暮らしに注目がいきそうですが、いままでとはまた違う層、違うニーズの地方回帰が起こりそうな予感がしています。
いち早く察知し、いい波をキャッチできる準備もしておきたいと思っています。

地方でこれからの新しい暮らしにチャレンジしたい方お待ちしています。



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