上手に「怒る」を実践中

我ながら若干やばいやつかもしれん、と思いつつ、実は最近「怒る」を意識的にやっている。

怒ることを我慢しない。傷ついたショックだった気持ちをそのままにしない、ということ。

下記の記事の中で、「怒る責任」というワードが出てきた。すごい共感し、今、衝動的に、思いを忘れないうちに(笑)と思って一気に書いている。

正直言って私は「私がこうしたからあの人は私にこういう態度をした、私が悪いんだ」と思うくせがあり、怒りがあっても、「すべて俺がクズのせい」と思いがちで、あまり他者を怒ることがうまくできなかった。もっというと、自分が怒っているという自覚を持つこと自体がけっこう難しいところがあったりした。だからだと思うのだが、怒りを自覚して、怒るのが、ものすごくしんどい。

そして、ものすごく怖い。周りから、あいつはすぐ怒るっていわれるかもしれないし、そんな些細なことで、って言われるかもしれないし、怒りを表明した時点で、被害者ではなく、加害者として、断罪される可能性すらある。でも、私はだからこそ、うまく怒る方法を模索しようと思って、今「これは!」と思ったことをちゃんと相手を必要以上に傷つけないように、だけど、自分の感情もちゃんと伝えるように、意識して怒るようにしている。

正直、我慢するほうが楽だと思う。「私が悪かったから、あのひとは怒ったから、私が我慢すれば…」ってなる人いると思う。特に女性。

女性って、怒ることを推奨されないし、怒るとヒステリーと言われる。我慢して、相手の立場にたって、相手の非礼をうまくスルーすることが求められたりする。もちろん、それができるんだったら、いいと思うんだわ。怒りの感情ではなく、別の感情にうまく移行できたり、怒りじゃない形でうまく伝えられるのなら。でも、それってものすごい知性と、コミュニケーション力が必要だと思うんだよね。だから、一番手っ取り早い方法「我慢する」「なかったことにする」を選びがち。

でも、それは、ものすごく、ものすごく不健全で、不健康で、誰も幸せにしない。「私はこんなに我慢しているのに」「どうしてわかってくれないの?」「私がなんで怒ってるか分かる?」案件の火種。

よく老年期になって妻に離婚され捨てられる男っていうのいると思うんだけど「熟年離婚」ってやつ。「まさか妻が」ってなるじゃん。あれ、ずっと我慢してきただけなんだよね。おくびにも出さず。すっごく怖くない?ずっと溜め込ま割れてるんだよ。侮辱されてるんだよ。裏で否定されまくってるのに、表面では涼しい顔してるんだよ。

でも、それはまだマシだと思うんだわ。一番タチ悪いのは、自分が怒っていることに無自覚なパターン。言い出せない相手には、我慢するけど、言える弱い相手には、ガンガン八つ当たりするやつ。パワハラ、セクハラ、虐待、DV、あと、よくわかんないけど、ヒステリーババア。そういうのって、自分が我慢していることに無自覚で、その我慢を別の誰かにも与えることで、なんとかやってるだけだと思うんだわ。

私は、怒りを我慢すること、相手に直接怒らないことは、とても卑怯なことだと思う。

なにより「怒る」にはそれなりの覚悟がいる。少なくとも、原因はともかく「怒った人」という加害者にならなければならないわけで。喧嘩をふっかけると同義。我慢をしていれば、被害者のままでいられる。陰口を叩いて我慢をしていれば、被害者でいられるし、周りも道場してくれる。でもさ、ずるいよね?それは、起こりたい相手に対しても誠意がないと思う。

だから、「傷つくこと」「嫌だな」と思ったことで、「それはどうかと思う」と思ったことは、ちゃんと面と向かっていうことにしてる。やってみて思うのは、それはとても怖いことで、周りから、怒る人だとレッテルを貼られかねない。あいつにはかかわらないようにしよう、と。女であればなおのことだろう。

でもそのレッテルから逃げるわけにはいかない。自分の心に嘘をつくことになるし、加害者側に弁明のチャンスすらあげないことになる。面と向かって怒れば、相手が「それは誤解だ」と弁明ができるし、相手も「ああ、この人はこういうことで怒るのか」と理解もできる。なによりも、できるだけ、傷が小さいうちにちゃんと言えば、2次、3次災害での大きなダメージも防げる。


だいーぶまとまりがないけど、とりあえず衝動的にアップしてしまうっ

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