見出し画像

血液のがん発症から⑧

入院生活が更に1か月
血液検査結果に改善がみられない中、身体の調子は悪くない。むしろ何も変化が無いのでストレスが溜まるばかり。主治医へ毎日でも点滴に通うので通院しながら様子見させてください!と懇願した。感染症と熱には充分に気をつけるように言われ渋々オッケーをもらえた。
ヤッタ!帰れる!
久々の我が家での生活は最高だ。嫁さんも子供も凄く喜んでくれた。でも思ったより体は動かない。
毎日のように通院し2か月近く経過した頃、ようやくビダーザという抗がん剤の効果があらわれてくれた。血液検査でblast(芽球)と呼ばれる細胞が検出されなくなり、いよいよ造血幹細胞移植の話を伝えられる。移植の種類やドナーさんのことなど説明があった。幸いにも弟と型が一致したため事前に幹細胞を採取出来た。弟には何度も病院に通ってもらい感謝の言葉をいくらいっても足りない。絶対に寛解してやる❗️という強い意志を持って移植に望む。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?