FF7リメイクをトロコンするまでやりこんだ男の正直なFF7リメイク感想



注意:この記事は個人の独断と偏見と性的嗜好が入り混じった内容です。ご閲覧の際はあらかじめご注意下さい。

2024年に、あのゲーム史上に残る伝説の作品、FF7のリメイクの続編である、FF7リバースが発売されます。

今だから言えることなのですが、実を言いますと、私、FF7リメイクを発売日に購入しませんでした。

私は生粋のFF信者でナンバリングはMMOの11と14以外は全てやり込んでおり、最新作のFF16もクリアしたぐらいにはFFガチ勢なのですが、FF7は、オリジナル版はちょっとストーリー展開が肌に合わないといいますか、色々思うところの多い作品で、歴代シリーズの中でも、私の中での評価はあまり高くないのです。オリジナル版とFF16だったら、FF16の方が圧倒的に面白いし、むしろ好きかな、とすら思っています。

FFというと、世間的には7から始まったというイメージが強いですが、私にとっての生涯最高のFFは6(超えられない壁)で、一番好きなキャラはセリスで、FF6は全員主人公なんですけども、私の中ではセリスが主人公だと勝手に考えてプレイしています。FF6は私のRPGゲーマー人生の中でもトップ5に入るぐらい、個人的に究極の神ゲーRPGという評価のゲームです。

その個人的に究極の神ゲーRPGであるFF6に比べると、どうしてもその次の作品であるFF7というのは、全体的に見劣りしてしまうかな、という印象が、私の中ではずっとありました。

FF7が多くのゲーマーの心に残っているのは、恐らくはハードがSFCからPSに代わり、2Dから3Dへと劇的に進化した作品であったこともとても大きいのでしょう。現代からみると拙い代物ですが、発売当時はただ3Dというだけで多くのFFファンは狂喜乱舞し、CGのムービーが挿入されていること自体が革新的であり、全ゲーマーにとって衝撃的だったのです。
当然のことながら、私もその衝撃を受けた一人であり、ストーリー延々とかゲームシステム以前に、2Dから3Dにゲームが劇的に進化していることの面白さ、ただそれだけで最後まで楽しんで遊べたような、私にとってFF7はそういうゲームでした。

ですが、純粋にストーリーだけを切り取ってみると、当時の90年代の日本の空気感や時代背景が大きく反映されており、エヴァンゲリオンが社会現象になっていたこともあり、外向的というよりは、どこか内向的で、主人公の内面を深く掘り下げるような作品も多かったです。オリジナルのFF7は、良くも悪くもあの90年代という独特の時代だったからこそ受け入れられた作品であり、現代の私達から見れば拙いCGだったから許容できた物語だったのかな、とあくまでも私個人の勝手な感想としては、そのように考えています。

ゲームとして突き抜けた圧倒的な面白さがある、というよりは、ハードが進化してPSで最初に出たビックタイトルということで、プレイヤーの中でも思い出補正がひときわ強いタイトルという位置づけではないでしょうか。
実際FFの最新作がPSで発売される、という話が出て、ゲーム業界の勢力図が激変しました。現代では考えられませんが、当時のFFにはハード競争を決定づけるだけの力がありまして、DQとFFが発売されるハードが絶対正義で勝利する、という、単純にそういう時代だったんです。

FF信者の私の中では、7の後に発売されたFF、特にもう一つの伝説と呼べるFF10を知っている身としては、FF7の評価自体がそんなに高くないので、リメイクになると聞いて驚きはしましたが、もう一度あのストーリーを味わってみたいか? と問われると、あの展開、この展開、現代で忠実に描写できるのかな? 再現できるのかな? と、期待よりも不安の方が大きかったぐらいです。
FF7は2Dから3Dに変わった、というインパクトは凄いありましたが、ストーリーは造語が多く映像で表現出来る情報量を完全に超えてしまっているので、色んな意味で難解ですし、当時子供だった私は当然理解が及ばず、ただひたすらにクラウドかっこいい! 超究武神覇斬という、ちょっと突き抜けたような少年心をくすぐる技を最後にセフィロスに叩き込む、という少年漫画的な手展開だけで、私は凄い興奮した記憶がありますね。FF7といえば、超究武神覇斬ですし、時代が色々変わっても、あれだけは絶対に外せない要素ではないのかな、と思います。
ですのでリメイクの完結作のラスボス戦で私が一番期待するのは、最後の超究武神覇斬、をどう最新のグラフィックで表現するのか、という、ただその一点のみに興味があります。
やはり私も男の子ですから、カッコいい剣士が強力な必殺剣を悪い奴にド派手に叩き込む的な展開というのは想像しただけでもワクワクしますし、シンプルにそういうの欲しいなっとは思いますので、オリジナルのFF7の最後は、子供心に凄い胸が熱くなりましたし、あのクライマックスのシーンだけは今だに鮮明に覚えています。

上記は、あくまでも私個人の独断と偏見が入り混じったオリジナル版FF7の感想です。少なくともFF好きでナンバリング全作遊んでる私の中では、FF7に過剰な思い入れはありません。FFの中でFF7が一番好き、人生で最高のゲームという方には本当に申し訳ありません、とあらかじめ言っておきます。

熱心なFF信者である私ですが、FF7のストーリーにはやや渋めな評価をしている点もあり、FF7のリメイクが発表されても関心を示すことはなく、発売日にも購入せず、そのまま買わずにいました。

ですがFF7リメイクは、発売から一年後にPSでフリープレイの対象になったんです。
PSユーザーでもある私は、その際に無料で取得しました。その後買わなかったけど、せっかくもらったし、ちょっと遊んでみようかなと、軽い気持ちでプレイしてみることにしました。

FF7リメイクに石を投げる資格があるのは、トロコンするまでやり込んだ人間だけです。私はその資格を得る為にトロコンするまでやり込みましたから、石を投げます。

今回は、あくまでもFF7自体には特に愛着がない男、一番好きなFFは6という、でもトロコンするまではやり込んだFF狂信者のドライなFF7リメイク感想ですので、FF7が世界一大好きという方にはやや申し訳ないのですが、実際にプレイし、トロコンまでやり込んだ人間の率直な意見を述べさせていただきます。

私はオリジナル版をリアルタイムで遊んだことのある世代なのですが、FF7リメイクは、リメイクというよりは、リブート(再構築)という趣の内容になっており、ストーリーは原作とはかけ離れた内容になっていたのが印象的でした。

結論から言わせてもらうと、ストーリーだけは、相変わらず私の好みとは色々ズレている内容でした。オリジナルでも感じていましたが、FF7リメイクは、映像媒体という制約に対し、映像から来る情報量があまりにも多すぎるな、と感じました。

一人で観る映画みたいに何度も同じシーンを巻き戻して再生して観られたりすりのならいいのですが、ゲームで、更にムービーシアター的なものもない状態で、この複雑怪奇なストーリーの内容を完璧に理解するのが大変、というか未だに良く理解出来ずにいます。

オリジナル版のザックスは記憶にはあるのですが、ザックスを主人公にしたクライシスコアFFという派生作品を遊んでいることが前提のシナリオになっていて、クライシスコアFFを全く遊んだことが無い私には、理解の及ばないシーンも散見されました。

リメイク版は更に情報量が多くなっており、話が面白いとか面白くない以前に、情報洪水といいますか、最後までプレイしたのですが、ちょっとストーリーは色々自分には理解が及ばなかったな、というのが正直な感想です。文章とか、小説ならば何度も読むことで理解もできるのですが、映像、しかもゲームという媒体で表現できるような情報量の物語ではないな、とは改めて感じましたね。この辺もオリジナルが生まれた時代的に、エヴァンゲリオンの影響を色々受けているのかもしれません。エヴァンゲリオンはアニメなので、何度も繰り返し同じシーンを観ることが出来ますから、情報量が多くても対応出来るのですが、ゲームの場合は、実際に何度もプレイしないといけない部分があるので、ちょっとストーリーを理解する上でのハードルというのは色々高くなってしまいますね。

私は断固ユフィ派の人間で、オリジナル版ではクラウド、ユフィ、ヴィンセントの三人という、一切口きかなそうなギスギス感溢れる三人をスタメンにし、最後までプレイしてクリアした男なので、魔晄炉編で終わり、ユフィもヴィンセントも出てこない一作目を遊ぶこと自体が少々じれったいゲーム体験でした。

リメイクを遊んでグラが綺麗になっても、やはりエアリスとティファにはイマイチ好意を持てず、DLCのユフィが正直可愛すぎるな、という感想に落ち着きました。ユフィの声はなんといってもかかずゆみさんで、かかずゆみさんと言えばドラえもんのしずかちゃんですから、そりゃもう、可愛い、に決まっています。断固ユフィ派としては、声の中の人がしずかちゃんというのは、正直反則です。私の中では、FF7リメイクは、ストーリー的な部分ではDLCが一番分かりやすい話で面白みがあり、ユフィがただただ可愛いだけのゲームでした。断固ユフィ派としては、ユフィをDLCとはいえ操作できたこと、難解な本編とは異なり、スカッと楽しめるストーリー性のあるDLCを用意してくれただけでも、既に神ゲーだったなと思います。

ストーリーは原作より色々な意味で難解になっておりましたが、小説などの読書を楽しむには忍耐力が大切ですし、読書家の私は忍耐力には自信がありますので、一週目はノーマルで遊び、最後までクリアさせていただきました。

ヒロインに関していえば、エアリス、ティファよりも、ジェシーの方がヒロインっぽい振る舞いをしていたような印象を受けました。新羅が悪いと頑なに憎み続けて突っ走り自分の心がぶれないように自らの行動の正当性を主張し続けるバレットとは対照的に、ジェシーは大義の為とはいえ自らがテロ行為をしていることに葛藤をにじませるシーンなどは心に刺さるものがあり、人間的に好感をもてる女性でした。ですので、そんなジェシーが作中で死亡するシーンというのは、FF7リメイクの中で個人的に原作を知ってはいましたけれど、解っていてもショックを受けました。原作ではジェシーの人物を掘り下げるような描写はほぼなく、割とあっさり死んでいたこともあったので、猶更衝撃的でした。FF7リメイク魔晄炉編は、案外裏ヒロインであるジェシーの魅力で持っていたような、そんなストーリーだったような気もします。

本当はクリアして即終わりにしようかな、と考えたのですが、せっかく無料でもらったフリプ勢ですし、周回要素もあるそうなので、これでスクエニの最後の切り札であるFF7のリメイクの評価を決めつけるのは良くないな、と思い、とりあえず2週目も遊んでみようと決めました。
クリア後にレベリングとマテリアの強化を行い、しばらく間をおき、その後PS5版でトロコンを目指しハードモードも遊んでみました。

このFF7リメイクのハードモードを遊んだ経験が、私のこれまでFF7に対してどこか渋めの評価で微妙に距離を置いてきた姿勢、ゲーム全体に対する評価が、大きく変わるきっかけになったかもしれません。

 ストーリーは何度観ても難解といいますか、色々とノリが合わないな、という部分も感じたのですが、一人のゲーム好きとして、そしてFF信者として、単純に「ゲームとしての突き抜けた圧倒的な面白さ」に、私は衝撃を受けました。

FF7リメイクには、エアリスが美人とか、ティファが魅力的とか、そういう表面的なキャラゲー要素の次元を超越した「とにかく圧倒的なJRPGとしての尽き抜けた面白さ」があり、とんでもない神ゲー要素があることに気づかされました。

以下、私がFF7リメイクをとんでもない神ゲーと感じた要素、沢山あるのですが、厳選して三点上げていきたいと思います。

とんでもない神ゲーポイント①難易度で劇的に変化する仕様

FF7リメイクには難易度選択が存在します。
一般的に難易度選択を導入しているゲームというのは、難易度を上げても敵が硬くなったり、火力があがったりするだけで、ゲーム自体の仕様変更、ボスの行動パターンの変更などは殆ど無いケースが殆どなのですが、FF7リメイクのハードモードは、既存のゲームの単なる難易度選択とは異質な代物でした。

FF7リメイクでは、ハードモードを選択すると、アイテムが一切使用できなくなります。
次に、チャプターをクリアするまでは、道中でMPを回復することも出来なくなります。
更に特定のボスの仕様が変わったり、ハードモード限定でしか戦えないボスが登場したり、と、これまで数多くのゲームに搭載されている安易な難易度設定とは一線を画すゲームデザインになっておりまして、私は非常に楽しませてもらいました。
そういう情報だけ聞いてしまうと、異常だ、とか、自分にはとてもクリア出来そうにない、と諦めてしまう方、ちょっと待ってくって下さい。
FF7リメイクは、ハードモードを遊んでこそのFFリメイクで、ハードモードをプレイしたときに適度な緊張感と歯ごたえを感じられるような調整のゲームなんです。

FF7リメイクをアクションゲームだと思われている方、それは誤解です。FF7リメイクはアクション要素は非常に強いですが、あくまでも「RPG」で、ゲームとしての基本的な考え方、戦闘の仕方は純粋なコマンド式RPGであり、FF伝統のATBバトルになんです。
FF13で究極的に進化させたATBバトルを更に劇的に進化させたようなシステムになっていて、非常に革新的な戦闘システムだと私は感じました。
FF7リメイクをアクションRPGだと思い込んで、アクション部分を意識してプレイすると、中途半端に苦手意識を持たれて、逆に難しく感じてしまうかもしれません。
繰り返しますが、FF7リメイクは、アクション要素は非常に強いですが、あくまでも基本的なゲームデザイン、プレイする上での戦闘の考え方、戦略などは純粋なコマンド式RPGです。
ちょっと何言ってるかわからないと思われるかもしれませんが、この「FF7リメイクはコマンド式のRPGなんだな」という感覚は、実際に自分自身でハードモードをプレイし、更にトロコンするまでやり込んでみないと、イメージを掴みづらい部分なのかな、と感じています。
流石世界的なゲーム企業であるスクエニの中のエリートが集まっている第一開発事業部、天下の第一開発事業部、私たちの第一開発事業部、国内でもトップクラスのゲームクリエイターのエリート達が作ったFF7リメイクは、ちょっとそこらのゲームとはセンスとか色々と、ちょっとレベルが違いすぎるな、と私はハードモードをプレイして感服させられました。
FF7リメイクのハードモードを遊んでみて、やっぱりスクエニというか、ずっとFFのナンバリングを作り続けてきた第一開発事業部というのは、究極のゲームエリートが集まった集団で、間違いなく日本のゲーム界の頂点です。ゲームの醍醐味っていうんでしょうか、JRPGの醍醐味、肝、プレイヤー心理、というものを知り尽くしてるんです。

ハードモードと聞くと、難しいのかな? と先入観を持たれる方も多いかもしれませんが、FF7リメイクはアクションRPGに見せかけたコマンド式RPGであり、バトルフィールドを自由自在に動き回れますが、コマンド選択式なマリオRPGようなゲームです。
RPGですので、レベルをカンストさせたり、武器やマテリアを強化して戦略をじっくり練るなどし、各チャプター毎に武器やマテリアの構成を考えて挑めば、何度も全滅するほど苦戦させられる、ということはなく、少しスリリングで歯ごたえのある戦闘を楽しめるかな、程度の絶妙なバランスでクリアすることが可能な調整が為されていました。

FF7リメイクは、最低でもクリア後にやり込みをして、ハードモードもクリアしてみないと、その尽き抜けたゲームとしての面白さを感じ取ることが出来ないかもしれません。これが本当にFF7リメイクの唯一もったいない部分ですね。難易度イージーとかノーマルで一周クリアした程度では、人によっては微妙と感じてしまったり、消化不良感が残るゲームかもしれません。
FF7リメイクはハードモードからが本番ですから、どんなに最低でもハードモードをクリアして、更にトロコンしてこそ価値のあるゲームです。もし今クリアしただけで終わりにしているという人は、直ぐにハードモードを遊んで、絶対にトロコンするまでやり込んで下さい。EDを観て終わりにしちゃうのはもったいないですから。どんなに時間をかけてでも、トロコンするまでは遊びつくして下さい。

私はハードモードをクリアし、最強アクセサリーである神々の黄昏を入手したときに、これはとんでもない神ゲーどころか、神ゲーの限界を超えた神ゲーだな、と圧倒させられてしまいました。コマンド式RPGとアクション要素との融合具合も絶妙で、上質なRPGでありつつもアクション要素も強い、キングダムハーツシリーズとは似て非なる独創的なゲームデザインになっていました。

とんでもない神ゲーポイント②レベリングとマテリア強化の快適さ

FF7リメイクは、マテリアの構成等も非常によく考えられており、一見すると使いどころが理解できないマテリアが、意外なところで重要になったりするので、ハードモードのクリアを想定してやり込む場合、マテリアは全て入手し、全部最大まで強化しておかないといけません。

マテリアの強化というと、凄い作業ゲーになるんじゃないかな? と不安に感じる人もいるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。実は、サクサク爽快感を味わえて、ガンガン強化していける楽しいAPの稼ぎ方法がFF7リメイクには用意されています。これを発見したとき、FF7リメイクの徹底した作り込みと神がかったバランス調整の妙に、私は心の底から感動しましたね。

場所は、14章のコルネオ・コロッセオです。

レベリング&マテリアを強化する場合、まずは一週目をクリアし、その後にチャプター選択をして、14章を最低難易度で開始し、コルネオコロッセオのvs神羅ウォーリアーズを周回するのが、個人的に一番お勧めの稼ぎ方法です。

以下、やり方を簡単に解説

①クラウドの武器は全強化した魔法攻撃力が上がるミスリルセイバーをチョイス

②魔力アップのマテリアを二つ装備し、魔法威力を100%上昇させ、更に先制攻撃と成長させたブリザドの魔法、はんいかのマテリアを武器にセットさせます。
何故ブリザドなのかというと、連戦の最後に出てくる敵達の弱点が氷だからです。

③一戦目、敵は誰でもいいので選択し、ブリザガを撃ちます。上手く巻き込めば一発で全員溶けます。極稀にゴーストが生き残る場合がありますが、その際は臨機応変に対応してください。

二戦目、機械達は、開幕後方、クラウドから見て右後ろの砲台をブリザガで叩けば、残った敵はティファとバレットが適当に処理してくれますので、特に動く必要はありません。

三戦目、最後は奥にいる敵にブリザガを撃てば、99%一発で終わります。

最初は上手くいかないかもしれませんが、この方法になれて実践していけば、一周30秒程度で終わらせることが可能です。PS5かPCならば、リトライも爆速です。

更に育てたいマテリアと連結した穴にAPアップをセットしておけば、トータルでも3~5時間ほどやれば、主要なマテリアを最大まで強化させることが可能です。ハードモードでは使えませんが、アイテムも沢山稼げますので、一週目でのレベリング等でもお勧めです。

とんでもない神ゲーポイント③ハードモードからが本当のFF7リメイク

FF7リメイクをとんでもない神ゲー、いや、神ゲーの限界を超えた神ゲー足らしめているのは、間違いなくハードモードです。ノーマルで一周だけクリアして終わらせるのはもったいないぐらい、このFF7リメイクというゲームは、とにかくハードモードが滅茶苦茶面白いんです。
恐らく開発側としては、最初からハードモードを遊ばせる前提のバランスに調整していたのかなっというぐらいに、とにかくFF7リメイクはハードモードが死ぬほど面白いです。

ハードモードではMPは回復出来ず、かつアイテムも一切使用できないため、それだけ聞くと凄い難しそうだな、と思われるかもしれませんが、実際プレイしてみると、そんなことは全然ありません。むしろここからが本当のFF7リメイクのスタート、といいいたいぐらいです。

ハードモードを完全攻略、そしてトロコンもした私は、そこまで道中の雑魚敵で魔法をバンバン使うような機会がそもそもなくて、基本的にはATBを貯めてからのクラウドのブレイバーや、リミット技であるクライムハザードなど、ハードモードでもアビリティを適切に使って戦っていくことが可能な調整になっているな、と感じました。
クリアするだけなら、回復は「いのり」のマテリア(手数が多いティファに装備させておくのがお勧め)とエアリスのリミット技で事足りますし、ファイガなどの最上級魔法を使ってもMPを無駄遣いするだけなので、最大強化したミスリルセイバーを装備して、かつ魔力アップのマテリアを二つ装着し、ライブラを使いつつ敵の弱点属性を的確に付いていけば、ファイラやサンダラなどの中級魔法程度でも雑魚敵のHPを大幅に削ったり、せん滅させることが充分可能な調整になっていましたね。

続編のFF7リバースではマテリアの引継ぎはないそうですが、FF7リメイクというゲーム自体が、基本的には物理攻撃が有利なアビリティゲームですので、マテリアの魔法というのは、トロコンするまでやり込みハードモード限定で出てくる裏ボスのヴァイスも倒した私から言わせると、そんなに重要ではないかな、と考えています。そもそもレベリング以外でファイガなど最上級魔法を使う機会が殆どなかったゲームでしたから、私はマテリアの引継ぎなしは全く気になりません。

実際私がハードモードで魔法を駆使したのは、チャプター9のヘルハウスと、チャプター16でクラウド不在状態で戦う、とある機械兵器(名前忘れました)ぐらいです。後は基本的にはクラウドに神々の黄昏を装備させて、道中の雑魚敵は開幕クライムハザードを叩き込む、という感じでいけば、ハードモードといっても難しくありません。普通に、ほんのちょっとだけ頑張れば、誰でもクリア可能な難易度だと思います。
少しだけ、神々の黄昏というハードモードの限定のボスを倒して手に入る本作最強アクセサリーを取得するのが大変なので、色々戦略を練る必要があるかなあ、という程度ですかね。最後の裏ボスよりも、二戦目のバハムートの方が遥かに強いので、マバリアを使ってメガフレアに耐えることだけ意識して、最後はきゅうしゅうのマテリアとほのおをクラウドにセットしておけば、クラウド、ティファ、エアリスの三人で落ち着いて戦えば、普通にいけると思います。タイムアタックではないので、とにかく焦らず、エアリスのリミット技を上手く使いつつ、持久戦に持ち込むのが裏ボス攻略のコツです。二戦目のバハムートだけはDPSチェック要素があり、時間をかければかけるほどにプレイヤーが不利になる仕様になっていますので、火力を出して、火力で押し切った方がいいです。

余談ですが、ハードモードをサクサク攻略するのに一番お勧めのクラウドの武器は、ずばりハードブレイカー一択です。ハードブレイカーは攻撃力が非常に高く設定されており、ハードモードでも、クライムハザードを使えば、ラスボス相手にも物理で圧倒的な火力を叩き出すことが出来ますので、特に終盤から最終章などでは大活躍してくれます。

まずはレベリングとマテリアの強化を14章のコルネオコロッセオで行い、その後ハードモード限定で戦える裏ボスを倒して神々の黄昏を入手しクラウドに装備させれば、あとは道中の雑魚戦はミスリルセイバー、ボス戦はハードブレイカーと使い分けていけば、特に問題なくハードモードはクリア出来るんじゃないかな、と思います。

ただ神々の黄昏でリミット技のクライムハザードを連発したとしても、簡単に倒せるようなボスはFF7リメイクにはいませんし、チャプターによってはクラウド不在でのボス戦を強いられることもあります。神々の黄昏があると、ほんのちょっとだけ攻略が有利になる程度で、過信はできません。ですが絶望的に難しい、ということもなく、簡単すぎず難しすぎず、そこそこシビアな戦いもあり、ハードモードでは、武器やマテリア構成などの戦略をじっくり練ることがプレイヤーには求められます。
その難易度調整が非常に絶妙で、私はFF7リメイクは本当に丁寧に作り込まれているな、と大層感心し、綺麗な掌返しをして、とんでもない神ゲー認定をさせていただきました。

ということで、もうすぐ、そのとんでもない神ゲーであるFF7リメイクの続編、FF7リバースが発売されます。発売から半年はPS5だけでしか遊べないそうです。
冒頭に申し上げた通り、私は断固ユフィ派、ヴィンセント派なので、ユフィが操作できるのは嬉しいですが、ヴィンセントはお預けらしいので、スクエニの第一開発事業部というのは、世界有数のゲーム会社を多数抱える日本のゲーム業界のクリエイター達の中でもエリートの中のエリートが集まっている、究極の天才集団です。
その究極の天才集団であるスクエニの天下の第一開発事業部が本気で一切妥協無く作るゲームということですから、ゲーム部分の面白さは、そりゃあもう、とんでもない代物になっているであろうことは想像に難くないのですけども、私は、発売日には購入しない予定です。
FF7リメイクプロジェクトは三部作ですし、私は原作の内容を知っていますから、完結作の発売日が決まった頃に、セールで安くなっているであろうFF7リバースを、完結作を一緒に、一気に最後まで遊びたいな、と考えています。
FFリバースは物語の途中から始まり、一番気になるところで終わってしまう作品ですので、逆にクリアしてしまい悶々とした気持ちのまま何年も待たされたくない心理の方が圧倒的に強いですので、私は完結作を待って、一気に遊ぶ予定です。
FF7に対する最終的な評価も、完結作を遊んでみないことには何ともいえませんから、まずはFF7リバースがしっかり売れて、完結作が出来るだけ早く発売されることを願って、完結作を遊ぶまでは絶対に死なない心に決めて、楽しみに待っています。

というわけで、FF7リメイクは、一周クリアしただけだと不完全燃焼感がありますが、周回してハードモードを遊び、更にトロコンするまでやり込めば、間違いなく、とんでもない神ゲーである! いや、神ゲーの限界を超えた神ゲーである、という私の個人的評価にご賛同いただける方がもっと多く出てくることでしょう。

今ならPSのゲームカタログでもFF7リメイクを遊べますので、興味のある方は、ぜひFF7リメイクを遊んでやり込んでいただいて、ハードモードにもぜひチャレンジしていただいて、トロコン、もしくは全実績解除を狙ってみて下さい。FFファンの人達や、リメイクで初めてFF7を知るという新規の人たちの力と熱意で、トロコン率をガンガンと上げていきましょう!

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