文章の推敲という行為

文章を読み直して、ちょっと手直し。
こんな推敲という作業ですけど、なにも自分の書いた文章にだけ行うというわけではありません。

そう、後輩や部下の成果物についても推敲が必要ですよね。そのうえで修正が必要であれば修正をしてもらい、晴れて日本文化の一つの象徴、「捺印の儀」が行われます。(最近は電子印も使い始めましたけど)

出てきた書類のチェックをする場合、最初から文章の成立性ばかりに目が行くと木を見て森を見ずになりかねませんよね。ぼくもチェックをする立場になった最初の頃はよく陥りました。こうなると不必要に修正回数が増えてしまうのですよね。

まずは細かいところに目をつぶり(たとえそれがフォントサイズやフォントの種類からしてバラバラだとしても)、全体の流れの整合性を確認します。
そこに問題があれば構造を修正する。

あと直せるだけ細かい文章そのものや文章構造を直してもらって完成度が上がってから再度提出してもらう。

こんな形でやり方を工夫していますが、赤ペン先生みたいに真っ赤にしたくなるほど文章が破綻しているケースもあって苦労が絶えません。

まあそういう人はそもそも何が言いたいか整理できていないことが多いので、直接会話が必要ですけどね。一つの特徴としては書いている端からいろいろなことが頭に浮かんでしまうので主語述語がめちゃくちゃになります。

こういう文が乱発されると、「ああ理解できていないなあ」とこちらも判断して内容についての会話をスタートします。

ちなみにこの記事はこのまま推敲無しで公開しますよ。

後悔しなければいいですが。

↓平易で読みやすい文章の推敲方法についての本です

文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う

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