サウンドヨガでみるビジョン
そもそも、ヨガはたぶん3回目くらい。
なにかのイベントで体験でやったストレッチ中心のヨガと、友達がやってくれた瞑想中心のヨガ。
そして、今回はその友達がDJをしながらサウンドプロデュースをする空間で、他のヨガティーチャーの方がストレッチ中心のヨガをしてくれるという。
最近あんまり体を動かしてなかったり、お風呂上がりのストレッチもサボり気味だったので、体を伸ばすのは単純にとても気持ちよかった。
「え、こんな体勢とったことないんですけど!」みたいなポーズとか。
意外と汗をかくような激しいポーズとか。
でも、なにより初体験だったのは、最後に体の力を全部抜いて、身体を解放していくときにした体験。
そもそも、この空間では自然音が流れていて。
人の耳では聞こえない周波数が出るスピーカーで、森の中にいるような音が広がってる。
そこに、とっても気持ちのよい、風のような音楽。
身体の感覚を解放していくとき、わたしは崖の草原に寝ていた。
大自然の中で無防備になっていくわたしを、大きな鷹が見守ってくれていた。
右後ろにいる大きな影。目をつぶってるから見えないのだけど。
でもたしかにそこにいて、たまに羽を広げながら、わたしを守ってくれていた。
わたしの身体はどんどん芝生に溶けていくようだった。
そこで、曲が変わる。
静かな、水のような曲。
わたしは海の中にいた。
海の上に浮いてるんじゃなくて、海の中に。ゆらゆらと。
冷たい水の中で、身体の感覚は逆に蘇ってきて。
手と足の先で血がじんじん巡ってるのを感じる。
そうすると、今度は背後にゆっくり円を描きながら、ゆったり泳ぐものの気配。
たぶん、シャチ。
海では、シャチがわたしを守ってくれているみたい。
こんな感覚は初めてで。
身体がスーっと軽くなった。
さっきまでヨガマットのビニールくささが気になってたのに。
でも1人じゃヨガやらないんだろうなー。
All photo by me.
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