心に日の丸を背負う時
最近は東京でも一目で海外からの観光客とわかる方を見かけることが多くなりました。
先日、京都へ出張して前泊した際に、少しだけ京都の駅前周辺をウロウロしてみましたが、そこでも海外からの観光客を多く見かけました。
感染症の観点などから色々な意見があるとは思いますが、
僕は海外からの観光客を見かけると嬉しい気持ちになります。
「日本で楽しい思い出をいっぱい作って行ってね!」という気持ちと、「日本でいっぱいお金を落としていってね!」という気持ちで、出来るだけ親切にしたいと思います。
とはいえ、英語が得意ではないので、話しかけたりはしないし、道を尋ねられても「あぅ…あぅ…」となるだけなので、出来るだけ視界に入らないようにしているのですが、
もし本当に困ってそうだったら、なんとか頑張る、という気持ちだけスタンバイして、「ウェルカム」の心で視線を送っております。
異文化コミュニケーション(性的な意味で)
以降は下ネタを含みますので、苦手な方は読まれないようにご注意ください。くだらない内容でも怒らない心の広い方に読んでいただけると嬉しいです。
僕はHIVに感染する前、20代の頃はちょくちょくハッテン場と呼ばれる場所に行っていました。
一言にハッテン場と言っても色々あるのですが、僕はゲイ向けのサウナや有料のクルージングスペースと呼ばれるような場所に行っていました。
東京にある大型のゲイ向けサウナには、ゲイの外国人旅行客が宿泊することも多く、
僕もたまに言葉の通じない相手と、体と体で異文化コミュニケーションを楽しむことがありました。
僕は特に外国人が好きだというわけではないのですが、
外国人が苦手なわけではないし、アジア人でバスタオルやパンツ一丁とかの姿だとそもそも見た目で区別が付かなくて、
ことの最中で相手が発する言葉の意味が分からず、「あぁ、この人、外国人だったんだ」と思うようなこともありました。
そんなわけで異文化交流の経験は比較的豊富な方だと思う僕ですが、
特に記憶に残っている出来事があります。
おもてなしの思い出・旅行客からの感謝・顔射
中国からの旅行客が増えてきた時期だったと思いますが、
週末にサウナに行って、仮眠室で一戦交え、
明け方に身体を洗って帰ろうとシャワー室へ行きました。
シャワーはそれぞれ個室になっており、僕がそのうちの1つに入ろうしたところ、
恐らく中国からの観光客と思われる男性に体を撫でられ、
「セクシー」とか「ハンサム」とか言って誘われました。
褒めてくれるのはとても嬉しいのですが、こちらは既に一戦終えており、
更に、正直言って相手の顔も体もそれほどタイプではありませんでした。
普段だったら、「すみません」と謝りながらシャワールームに入って回避するところですが、
僕の頭の中に「せっかく海外旅行に来たのに断られた記憶が残るの嫌だろうな」「僕が感じ悪く断ったりしたせいで日本が嫌いになってしまうのではないか」「しかし、感じ悪くない断り方を英語でできない」「僕のことを『ハンサム』だとか「セクシー』だとか言ってくれる人には親切にしたい」などと色々な考えが浮かびました。
10秒ほど「うーん」と困り顔で考えた結果、
「日本で良い思い出を作って帰ってほしい!」と心を奮い立たせ、「よし、一肌脱いでやるぜ!」と全裸笑顔で相手の手を引きシャワーの個室に入りました。
僕は心に日の丸を背負って、持てる限りの口技を使いました。
相手は絶頂を迎えて僕の顔に発射しました。
相手の男性は満足してくれたみたいで、シャワーで僕の顔や体を洗ってくれながら「センキューベリーマッチ、センキュー」と感謝の言葉を連呼していました。
「セクシー、ハンサム、セクシー」と少ない語彙ながらいっぱい褒めてもらえて、「日本での良い思い出になれたかな」と僕も嬉しい気持ちになりました。
相手が僕のことも満足させようとしてくれたのですが、二戦目はしんどいと思い、
「イッツ、オーケー!」と言って笑顔で「エンジョイ・ユア・トリップ!」と言ってサムズアップをしながら颯爽とサウナを出たのでした。
サウナから出て数分間は「良いことしたぜ!」という気持ちでしたが、
電車に揺られて帰る頃には「俺はいったい何をしているのだろうか…」と虚無に襲われたのでした。
これが僕の、おもてなしの思い出です。
まとめ
性的な交流は、今の時代は特に色々な感染症の問題があるので、安易に推奨されることではないですし、ご自身の体を大事にしていただければと思いますが、
海外から日本に来た人には良い思い出を作ってほしいなと思います。
観光とか飲食店の方も、旅行客で潤って、元気になって、より魅力的な国として日本のファンが増えると良いなと思います。
あと、性的な意味ではない異文化コミュニケーションも楽しめるようになりたいので、やっぱりボディランゲージではなく、英語を習得したいです。
仕事でもたまに必要になるので、久しぶりにネット英会話を始めようかと悩んでいます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。