怖がりな子供へのスキーの教え方
子供にスキーを教えるぞ!
と意気込んでるお父さんお母さん。
根性のある子や負けん気の強い子は勝手に上手くなります。
うちの子は『怖がり』『すぐ泣いて帰る』タイプ
ちなみに我が家のスキーは、年に3〜4回、半日券で滑るゆる~い感じです。
いろいろ考えた結果(当時子供は5歳)
辛いことはさせない
転ばせない
教え過ぎずに楽しむ
この3つを心掛けました。
あくまでも、今回の話は、熱血指導が合わない子供に対して、の教え方です。
【晴れた日に行く】
いきなり吹雪とか修行です。
できれば晴れの日に。
【歩かせない】
スキー板履いてのカニ歩きや、斜面を登るのは、疲れるだけで楽しくありません。教えませんでした。
【転ばないようにする】
まずは、緩斜面(ほぼ平地)で、スキーを履かせたまま抱っこして10m歩いて上まで連れて行き、「手はお膝」と言って抱っこしてた手を離すと勝手に滑っていきます。私は走って下まで行って抱きとめる(止まれないため)。
手を膝に置くとやや前傾姿勢になり安定します。
これを5-10回繰り返すと、子供は
スキーって楽しい、滑れた!
となります。
回数は親の体力次第です。
次はプルークボーゲン。
【子供にハの字は伝わらない】
カタカナのハの字は幼稚園児にはわかりません。少なくともうちの子は知らなかった。なので、「両手両足大きく開いて」というと、
スキーのエッジが立ちます
脚を開くと自然とハの字になります
腕を広げるのは、上半身が立って前を向く(猫背にならない)効果があるからです。これも10m抱っこで登って何度か繰り返します。止まれなければ下で待っていて抱きとめます。
慣れてくると、長い距離を滑りたがるので、ここでようやくリフトに乗ります(親の体力も限界です)。
ストックは邪魔なのでなし。子供と手を繋いで乗ればなんとかなります。
この方法で、基本的には一度も転ばず、スキーで歩くこともほぼなく、プルークボーゲンまではあっという間に楽しくマスターしました。
【曲がり方】
滑ってるうちに自然と曲がれるようになりました。「右に曲がりたいときは右の遠くを見よう」と言ったら、何となく曲がれるようになった感じです。あとはパパの後ろに付いてきてって言うとそれなりに曲がれます。
ちなみに子供が小さい間は、小回りが効くようにと、子供を見ながら後ろ向きに滑ることができるように、私はしばらくファンスキーにかえました。
子供が「またスキー行きたい!」と帰り道に言ったら、たとえ上手く滑れなかったとしても大成功です。
一番大事なことは
親が熱くならない!
これにつきます。
今の親御さんは皆優しそうなので、当たり前の話なのかもしれません。
それでもスキー場で熱血指導している親子の姿を
そこそこ見かけます。
ただし、私自身ボーゲンからの先の教え方が分からず、数年経っても未だに子供はプルークボーゲンのままです。
自己流の限界です。
スクールに入れたいけど、今はまだ子供(下の子)が嫌がる。本人が足を揃えて滑りたいからスクールで習いたいって言うのを待つしかないかな、と思ってます。
ちなみに、上の子は待っていたら思春期になりスキーに行かなくなりました(笑)。
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