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【東京・新小岩】治水と東武鉄道の歴史を学んだ後に、コスパ抜群の鶏天そば

「悩み事は、散歩して忘れるのが一番。まあちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩みごとなんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。」(Dale Breckenridge Carnegie)。
 知っている街のつもりでも、歩いてみると意外と知らないところが多いのに気づくもの。今回は、新小岩駅から京成関屋駅までの散歩です。



旧中川と荒川の交点には何があるんだろうか​

 週末はどこを歩こうかと地図を眺めている時に、ふと目にとまったのが中川のくねくね。何でこんな形状なのか、ちょっと不思議ですよね。

 ネットで調べてみると、これが元々のこの近辺の川の流れで、荒川は明治時代末期の水害をきっかけとして放水路として整備され始めたものなんだとか。水害の死者369人、全壊家屋1,700戸弱という大損害でだったそうなので、完成は1930年。今日ではごく自然な存在の荒川にも、そんな歴史があったということなのか。
 実際の流路を観てみよう、そんな意図でこのコースを歩いてみようと考えたという訳です。


東武鉄道にも博物館があったとは知らなかった​

 確か歩いている最中に調べたんだと思いますけど、ルート上に『東武博物館』があるので寄ってみることに。名前に「鉄道」の文字がないものの、これは東武鉄道の博物館。鉄道オタにはたまらないんじゃないかなと。
 1899年の開業の際にイギリスから輸入した蒸気機関車があったり、木造列車が展示されていたり。大規模なジオラマは180輌を走らせるショーがあったりと、200円という入場料がお得に思えるようなものが展示されています。


デカい鶏天が2枚! 『立ち喰い 雑賀屋』はボリューム満点美味​

 散歩の終点、京成関屋駅では『立ち喰い 雑賀屋』でのランチ。「鶏天極上太麺そば」は器を覆う蓋のような巨大な鶏天が2枚、気合い入れて臨む一杯です。
 汁は色が濃い割には甘め、鶏天の衣の油も滲み出ていて美味。鶏天は汁との相性が無茶苦茶良く、平麺の蕎麦はモチモチ。噛み応えがあって、甘めの汁が絡んでこれまた美味でした。



 当日のルート、歩いた距離は7.5kmほどなので、比較的歩きやすいのでちょっとした散歩にオススメのコースです。

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