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【百年ニュース】1921(大正10)4月16日(土) 鋳造師の岡崎雪聲が死去,享年67。本名は庄次郎。1854(嘉永7)京都市伏見区出身。父は釜師の岡崎貞甫。1889(明22)パリ万国博覧会に出品。西郷隆盛像,日本橋欄干,広瀬中佐像等多くの彫刻の鋳造を行った。皇居外苑の楠木正成像では日本初の分解鋳造法に成功。

この日、日本の著名な鋳造師である岡崎雪聲が死去しました。享年は67でした。本名は岡崎庄次郎。1854(嘉永7)京都市伏見区出身で、父は釜師の岡崎貞甫(さだほ)。21歳のときに上京し鋳工を学び、鋳金家の鈴木政吉の門人となりました。

1889(明治22)年にパリ万国博覧会に出品、高い評価を受けました。翌1890(明治23)年、岡倉天心により、東京美術学校鋳金科の教師となりました。精力的に作品を発表し続け、鋳造技術を磨き、当時の著名な彫刻家の作品の鋳造を引き受けました。

上野公園の西郷隆盛像、日本橋欄干の麒麟像、万世橋の広瀬中佐像など多くの彫刻の鋳造を行いました。皇居外苑の楠木正成像では日本初の分解鋳造法にも成功し、日本の鋳造技術の向上に大きな役割を果たしました。

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