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【百年ニュース】1921(大正10)4月7日(木) 東京高等師範学校教授の生物学者,山内繁雄(45)の講話「見事な子女を得るには」を東京日日新聞が掲載。文明進化で出生数は減ずる。人間には誰しも優秀な遠い祖先の遺伝子が伝わっており,直接の父母の容姿や能力よりも後天的要素すなわち養育環境のほうが重要。

山内繁雄の意見は,昭和期に入ると流行する民族優生学,優生思想,遺伝的優生学(「神の国」思想)とは一線を画し,出生にかかわらず後天的な育成環境を重視する。

「理想を達すべき遺伝の実際はすべての家族に等しく」

「遺伝を現し得せしむるに必要な刺激となる環境を注意するとしないとに多くよるのである」

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