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【百年ニュース】1921(大正10)3月8日(火) スペインの現職首相エドゥアルド・ダト(Eduardo Dato)が暗殺される。保守党党首ダトは前年5月首相就任。バルセロナ情勢が悪化するなか,マドリッドのインデペンデンシア広場でアナーキスト3名がサイドカーでダト首相公用車を銃撃。銃弾8発を浴び即死。

エドゥアルド・ダト

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スペインの現職首相が白昼アナーキストによる銃撃で暗殺された。保守党党首エドゥアルド・ダト(Eduardo Dato)は前年5月に首相に就任したばかり。

バルセロナ情勢が悪化するなか,マドリッドのインデペンデンシア広場でアナーキスト3名がサイドカーからダト首相の公用車を銃撃。8発の銃弾を浴び即死だった。

犯人はいずれもカタルーニャ地方出身で,ペドロ・マテウは数日後にマドリッドで逮捕、ルイス・ニコラウはベルリンに逃亡後逮捕、ラモン・カサネラスはフランス経由でロシアに逃亡したが,1933年にオートバイ事故で死亡。

スペインの政権党であった保守党は、中心自分であるダトを失って勢力を弱め、1923年ミゲル・プリモ・デ・リベラによるクーデタが発生。1930年までスペインでは独裁による統治が行われた。


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