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日銀金融政策決定会合の結果発表後のシナリオ予測

7/30 日銀金融政策決定会合の政策発表(通常昼頃)

市場の予想 3兆円/月程度の国債買い入れ減額

<3兆円減額した場合どうなるか>
2018年1月19日に日銀が5000億円の減額発表をしたとき日本国債が投げ売りされて金利は0.05%から0.09%に急上昇した。
これは2012年から始まったアベノミクスによる異次元緩和でほぼ0%という超低金利状況下では、かなりの急上昇といえる。
このことを受けて日銀は国債買い入れ減額をすぐに撤回した。
つまり、今回起こりうるシナリオは、
3兆円規模の減額発表 → 日本国債投げ売り → 長期金利上昇
→ 円高 → すぐに円安
これは金利上昇=通貨高ではあるが、金利上昇の原因が国債価格の下落であり、これは、大量に日本国債を保有している日銀の債務超過(デフォルト)に直結するから。

<3兆円減額しなかったらどうなるか>
6月の金融政策決定会合の発表で減額するとの方針の発表のみで具体的な数
月に持ち越したため、円安となった。
このことから考えて、日銀が市場を裏切った場合は、円安となることが考えられる。

以上のことから、どう転んでも円安になるという結論となる。

このような市場を牽制する発言を受け、為替介入に細心の注意が必要



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