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ベテラン生活支援員が明かす福祉の現状

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#生活支援員

【生活支援員向け】腰痛②

【生活支援員向け】腰痛②

腰痛歴約20年。
坐骨神経痛が出てそろそろ10年。
下肢の痺れと痛みのため20分と立っていられなくなり、3年前に病院へ。
レントゲン、MRI、ともに異常なく、内服治療を続けてきた。
毎月決まった日に通院し、決まった薬を処方されてくるルーティーンが続いてきたが、本日担当医からこう切り出された。
「症状が抑えられているようなので、薬を減らし、よければやめていきましょう」
薬はあまりよくないそうだ。

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日常生活動作

日常生活動作

日常生活動作。衣類の着脱や食事、入浴等、日常生活を営む上で当たり前に行っている動作のこと。

当たり前と書いたが、高齢者や身体に障害のある方にとっては、難しいことだったり、介助が必要だったりする。

ある日突然あなたは交通事故で頚椎損傷、四肢の自由を奪われてしまった、と想像してみて欲しい。そのような人は大勢いるのだが。昨日まで当たり前に出来なかったことが、一瞬で奪われるショックは計り知れないだろう

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離職される方へ

離職される方へ

まずは本当に、お疲れ様でした。

いつまでもお元気で。今後ますますのご発展を、心よりお祈り申し上げます。

皆様にお願いがあります。

福祉の実情、中でも知的障害児者の福祉については、まだまだ情報が普及していないと思います。
当事者やそのご家族、関係者しか、よくわかっていないと思います。
一般の人はよくご存知でないと思います。

一緒に、アウトプットしていきましょう!

情報が普及すれば、一般の人

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【生活支援員向け】新人の方へ

【生活支援員向け】新人の方へ

せっかくなので、有識者や事業所の偉い人が言いにくいことを書きます。

彼らになめられないように気をつけてください。
こいつはごねれば何とかなる、ゴリ押しで何とかなる、と思われてしまうと、けっこうたいへんです。
強面オラオラでいく必要は無いですが(それはまずいでしょう)、彼らは人をよく見ています。
ならぬものは、ならぬのです! の精神を貫いてください。

私の言っていることがよく分からないとしても、

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【新米生活支援員向け】【宿題】

【新米生活支援員向け】【宿題】

まずは以下をご覧い頂きたい。

2016年7月、植松聖死刑囚は「障害者はいなくなればいい」と豪語し、意思疎通のできない人のことをことを「心失者」と言い、彼らのために多額の社会保障費が使われていることを問題とし、かつて自分も働いていた神奈川県相模原市内の知的障害者入所施設に侵入し、19人の重度知的障害者の命を奪った。

この事件のことはよくご存知だと思うが、さて問題。

植松死刑囚のこの言動を、全否

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【福祉の非常識】金銭管理

【福祉の非常識】金銭管理

私は知的障害者の入所施設で働いている。

世の中はオンライン決済という時代だが、私の職場は未だに現金至上主義だ。

利用者様の資産は後見人か家族が管理している。事業所はそのお金を預かりしている。利用者様の衣類や日用品、趣味のもの等を購入するのは、主にその方の担当職員だ。

もちろん利用者様自身が購入するのももちろんありだが、重度の知的障害のある方の場合、買い物は難しい。外買い物出に付き添うのが理想

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ヒヤリハット

ヒヤリハット

私の個人的意見。あなたの上司や先輩と真逆なことを書く。

ヒヤリハットは、自分の感覚でヒヤリと感じたものを書くべきだ。人から言われたから書くものではない。書かなければいけない事案が起こったから書くものでもない。断れるものなら、断ってかまわない(それは無理かもしれないが)。
時間の無駄だ。私は時々スルーする。
人から言われて書くヒヤリハットは、あなたにとって何らプラスにならない。やらされ感のある仕事

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