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だから僕は担任を辞めた

今の学校に勤め始めて今年で5年目になります。

僕は初年度に高校で副担任を、その次の年から中学校で3年間担任をやらせてもらいました。
幸運にも1年生から3年生まで続けて持つことができて、卒業式はそれはもう感極まるものでした。あの感動は忘れられないでしょう。

最初の不安でいっぱいだった頃から比べるとずいぶん勝手がわかってきたような気がしています。子どもたちと保護者のおかげでたくさん学ばせてもらいました。聞こえのよい言葉を連ねているのではなく、本当に気付きでいっぱいの3年間でした。モンスターペアレントという言葉も広く知られている世の中ですが、幸いにも私は子どもたちにも保護者にも恵まれました。

このままもう少し担任を続けているだろうと半年前の僕は思っていました。しかし、世の中そううまくは行かないもので今は非常勤講師として授業だけやっています。

理由としては担任をしていた頃に適応障害と診断され仕事ができない時期があったからです。当時は通勤途中に立ち止まってしまったり、ふとした瞬間に涙が止まらなくなったりする時期がありました。

学校の担任業務のネガキャンをするつもりはないのでここまでにしますが、「今の僕の限界までやった」ことが僕が担任を辞めた理由です。

現在の体調はというと、とても元気です。職場は融通を聞かせてくれましたし、非常勤になって時間と心の余裕ができました。一度倒れたことも次に倒れてしまいそうな人の助けになれば、倒れた意味があるというものです。

X(旧Twitter)には#教師のバトンなるものがありますが、僕個人の見解は「事実ではあるが、1側面でしかない」というものです。確かに大変なことはあるし、変えるべき制度もある。

しかし先生だからこそ得られる達成感もあります。先生という仕事はこれからの時代の変化に合わせてどのように変化するのか楽しみにしています。体力とスキルが追いつけばまた担任をやりたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでもあなたの助けのなれていたらうれしいです。今後ともどうぞよろしく。

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