健康と自覚することが労働生産性を高める
今回は、労働生産性低下を防ぐには健康が大切というテーマで記事を書いていきます。
労働生産性とは?
近年は、アブセンティーイズムとプレゼンティーイズムという言葉が使われています。
アブセンティーイズム
→仕事の欠勤
プレゼンティーイズム
→欠勤には至っていないが労働生産性が低下している状態
と定義されています。
プレゼンティーイズムの状態は、自分の能力を100%発揮できていないことを意味します。
日本では、「少子高齢化による労働者の減少」「育児や介護との両立など、働き方ニーズの多様化」などの状況に直面しています。
こうした中、労働者の生産性向上が課題となっています。
プレゼンティーイズムに関連する要因とは?
・性別
・年齢
・世帯年収
・配偶者の有無
・健康リテラシー(自分に合った健康情報を探し、理解し、使えること)
・仕事関連因子(職場でのサポート、仕事の要求、仕事のコントロール)
・健康関連因子(自己評価による健康状態、食事の選択、運動習慣など)
このように、様々な要因が関与します。
中でも、健康リテラシーが高く、仕事環境が整っており、自己評価による健康状態が良好であることが、プレゼンティーイズムのリスクを下げることが言われています。¹⁾
別の研究では、プレゼンティーイズムのリスク該当者で割合が大きい項目は、運動習慣(67.5%)、不定愁訴(49.7%)、睡眠習慣(49.0%)であったと報告されている。²⁾
当たり前ではあるが、健康であるための行動をし、不定愁訴なく、自分が健康であると実感できるのが、プレゼンティーイズムのリスク低下には大切です。
健康のための行動とは?
一般的には、運動、食事、睡眠といわれています。
おすすめの行動は、朝のウォーキングです。
なぜなら、朝のウォーキングは、睡眠を改善する効果があるからです。
朝のウォーキングで、運動習慣と質の高い睡眠を手に入れましょう。
参考文献
¹⁾E Goto:Presenteeism among workers: health-related factors, work-related factors and health literacy.Occup Med (Lond).2020 Dec 12;70(8):564-569
²⁾古井裕司:中小企業における労働生産性の 損失とその影響要因.特集休職と復職2018
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