安心感がリハビリの効果を高くする。
週1〜2回の頻度で投稿しようと思っていましたが、期間が空いてしまいました。
喘息や体調不良に見舞われて、絶不調でしたが、少しずつ回復してきたので、また発信を自分のペースで少しずつしてこうと思います。
さて前回ですが、伝え方を工夫するだけで相手からの信頼は変わるという投稿をしました。
今回は以前よりお伝えしていた問診について少し触れながら、
安心感を与えることがリハビリの効果を高める
ということについて書いていきたいと思います。
そもそも問診ってなんでするのか?
リハビリをする上で、セラピストの皆さんは患者さん(クライアント)に 問診をすると思います。
その理由として、
問診をすることで患者さんの困っていることを把握したり、患者さんの問題点を見つけたりすることができるからです。
このほかに、あるセミナーではこのような回答を聞きました。
問診が必要な理由は、治療戦略(設計図)を立てるためである。
どんなにいい大工さんであっても、設計図がなければしっかりとした家を建てることはできません。
山に登るのも、きちんとルートを確認して、道標に沿って歩くことで山頂に向かえるのであって、闇雲に歩いていたら遭難したり、迷ってしまったりするでしょう。
これはリハビリでも同じことが言えると思います。
1. 問診をすることで、今起きている問題を自分なりに把握する。
2. 自分の考え(仮説)を立てて、ゴール(方向性)を決める。
3. 治療を繰り返しながら自分が立てた仮説を検証して試行錯誤する。
これの繰り返しが治療をするにあたって非常に大切だと個人的に思います。
そのために問診は必要なのです。
しかし、当たり前のようにやっていると思える問診ですが、
個人的に問診が不十分だなと感じる場面に遭遇したり、
なんとなく問診をして治療をしている方を見受けることがありました。
だからこそ、僕個人が感じた問診の重要性について、多くの人に届けられたらいいなと思っています。またこれはリハビリだけでなく、勉強やスポーツなどにも役立てられると思います。
問診ができるようになって自分が大きく変わったこと
さて、問診が大切だと行っている僕自身ですが、問診を学んだきっかけは、学生時代にお世話になった実習先です。
実習で指導してくださった先生が問診を丁寧に行っていたことから必要性を感じました。
就職後も実習の時と同じように問診を丁寧に行い治療戦略を考えようとするオランダ徒手療法のスクールで学び、それが今治療に役立たせることができています。
もちろん、十分に結果を出せているかといわれれば、分かりませんが、問診をしっかりと行えるようになったことで、リハビリの技術以上に圧倒的に変わったことがあります。
それは、患者さんへの説明がしっかりとできるようになったことです。
これはタイトルの安心感がリハビリの効果を高くするというところに直結するのですが、問診をした内容を患者さんに伝えることで、納得してもらいながら治療を受けていただけるようになりました。
病院に来られる患者さんは少なからず痛みや悩みを抱えていると思います。
そのため、患者さんの訴えを聞き共有し、今起きていることや今後の方針などを分かりやすく説明する。そして不安を一つずつ取り除いてあげる。
それが患者さんにこの人に任せても大丈夫だと思ってもらえるのではないかと思います。
うれしかった出来事
つい最近の話ですが、自分のリハビリを受けた患者さんが退院してから手紙を送ってくださいました。
股関節の手術の前日に測定をしにリハビリに来られた患者さんでした。
いつもと変わらず問診と測定をしていましたが、顔色を見ると下を向いて不安な表情をしていました。
そのため患者さんに少しでもリラックスしてもらえるように何気なく握手したのですが、それが結果的に安心感を与えられて良かったと思っています。
これからも一人でも多くの人を安心させて、元気になっていけるような手助けをしたいと思いますし、ますます病気が悪くなる前の予防に取り組んでいきたいと思っています。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回以降は、具体的に僕が学んだ問診のやり方についてであったり、個人的に思うことについてまた投稿していこうと思います。
なるべく期間が空きすぎないように継続していきます(笑)
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