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お台場散歩

久しぶりに、お台場へ行った。
ある芸人さんが「何かありそうで何もない街」と評したエリアだが、なんとなくわかる気もする。
それでも、楽しむことはできる街なはずだ。
私なりの行った感想を綴ってみることにしよう。


1.フジテレビ

フジテレビ展望台より

ゆりかもめに乗って、新橋からお台場方面に向かう。
コロナ禍が落ち着き、観光の客足もすっかり戻っていた。
ゆりかもめの先頭車両は、いつでも大人気の場所だ。
海の上を滑るように走るし、レインボーブリッジの中を走行する際は少しスリリングな感覚も味わえる。

台場駅で下車し、フジテレビまで歩く。
読者の皆さまはご存知かと思うが、お台場はかつて幕府の防衛拠点として作られた埋立地である。
歴史深いところに降り立っているはずなのに、観光地にやってきた感覚の方が強くなってしまう。
ちなみに、執筆時はパワプロクンポケット7のサクセスに登場する台場君を思い出した。
相変わらず、私の連想ゲームは健在である。

エントランス付近のスタジオでは、お昼の情報番組「ぽかぽか」のリハーサルが行われていた。
仕切りで中を見ることはできなかったが、ミーハーな女性たちがキャイキャイしているのを遠目で眺める。
土産店には漫画『ワンピース』や『ドラゴンボール』、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』などのグッズが多数揃えられ、番組ポスターが目白押しだ。
特に欲しいグッズがあるわけでもないのだが、見ていて楽しい。
特に、『ドラゴンボール』に登場するフリーザの顔がパッケージにあしらわれたミネラルウォーターとは、何度も目が合った。
はっきり言って、怖い。

土産店を一通り見学し、その足で展望フロアへ行ってみる。
お台場やフジテレビ自体には何度か来たことがあるが、実はここには行ったことがなかった。
入場券を購入し、エレベーターに乗る。
特にスピードが速いわけではなかったが、エレベーター内はかなり広い。

展望フロアに降り立つと、晴天のもとにレインボーブリッジや他の観光地が見える。
お台場に寄港する水上バスや、大小の船舶を観察できるのも面白い。
一周ぐるっと周り、写真を撮影して楽しんだ。

2.日本科学未来館

青タイル

その後歩いて、日本科学未来館へ。
これも相当久しぶりの訪問だった。

最後に行ったのは、多分高校時代だったと思う。
アシモがいたのをよく覚えている。
中のこともほとんど覚えていなかったが、まずは入ってみた。

最初に見学したのが、サムネイルに採用した地球だ。
それを横になれるベンチのような設備に寝転がり、眺める。
ありきたりな表現だが、世界は広い。
日本にいても、それを感じることがある。
私が住む北海道は晴れているのに、東京は雨で沖縄は台風が来ているのはザラだ。
仕事や学校に追われていると、ついそのような当たり前のことを忘れてしまう。

館内はリニューアル工事の最中で、利用できる展示は通常より少なかったが、その後もスーパーカミオカンデや国際宇宙ステーションのレプリカを見学した。
普段なかなか見られないものが多いし、軽率に科学や宇宙に関心を抱けてしまう展示手法には脱帽である。

短い時間ではあったが、楽しむことができて良い気分転換になった。

3.終わりに

ダイバーシティ東京で食べた昼食のラーメン

道を歩いていると、柱の基礎部分に使われている青いタイルが気になった。
カメラに望遠レンズを装着し、アップにして撮影してみる。
短いお台場観光だったが、見る箇所や事象に対して持つ感想がだいぶ変わっている自分に気がついた日でもあった。
外には出るものだと、改めて思う。

ああ、そういえば…撮影した青タイルの写真は待ち受け画面に良さそうと思ったのだが、まだ設定していない。
今回も、連想で終わってしまった。

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