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1月29日(火)禅の知恵と古典に学ぶ人間学勉強会

今年第1回となります禅の知恵と古典に学ぶ人間学勉強会

1月29日(火)の開催になります。

昨年の講義を振り返ると言志四録をはじめとして、1人の方、1つの書物を通じてたくさんのお弟子さんから魂を感化されるきっかけがあり、後世に語り継がれる偉人がたくさん輩出された!という学びが印象的でした。

今年も

これからの時代の生き方を考え

何を基準に、日々考えて生活していく事が自分と自分の周りを含めてしあわせにつながるのか?今こそ、本来の日本らしい文化や伝統を学んで取り入れていく事が大切なのではないかというところに行き着き

その伝統文化については長年受け継がれてきたもので、今後いろいろとAIをはじめ、変化が激しい時代に

迷う事のない自分軸を身に着けるには長年受け継がれているものは恐らく普遍的なものとしてヒントを得る事が大切だと思われる!視点を基に活動を進めながら、自分で興味を持つものを深く学んで活かしていこうと思います。


「日本の論語」「人生訓の名著」「指導者(リーダー)のための教科書」と言われる『言志四録(げんし-しろく)』は、江戸時代末期の儒学者、佐藤一斎(さとういっさい)が著した随想録・語録です。

全体で1133条ありますが、明治維新を導いた薩摩藩の西郷隆盛は、『言志四録』を座右に置き愛読書としていました。さらに、その中から101条を撰び、修養の資(もと)として暗誦するほど読みこみました。

一斎先生の門に学んだ人々は数千人になるといわれますが、その中でも有名な人物は、山田方谷(やまだ-ほうこく)、佐久間象山(さくま-ぞうざん)、安積艮斎(あさか-ごんさい)、大橋訥庵(おおはし-とつあん)、横井小楠(よこい-しょうなん)など、幕末を代表する学者や思想家がいます。



11月:衆知の笠倉先生の記事から百丈和尚とお弟子さんの潙山のやり取りについて


10月:無着禅師 
中国の唐時代後半に活躍された無着(むちゃく)禅師という方がおられました。この方は、仰山(ぎょうざん)禅師という大禅匠の法を嗣(つ)いだ方ですが、若い頃に五代山に行脚(あんぎゃ)したことがありました。五台山は、文殊菩薩を祀る霊場として古来有名な所です。求道心に燃えていた無着青年は、五台山のお寺に宿泊した際に、夢の中で文殊菩薩と出会い、教えを受けることができました。



9月:碧巌録から百丈和尚の話
百丈懐海(ひゃくじょう・えかい。七四九~八一四)禅師は、唐の時代の福建省長楽の生まれ、二〇歳で西山慧照和尚のもとで出家し、南嶽の法朝律師から具足戒を受け、広く仏教を学び、馬祖大師の法を嗣いだ。


8月:禅僧に学ぶから漢詩「円通寺」より良寛さんについて(江戸時代後期を代表する優れた禅僧)

「散る桜 残る桜も 散る桜」
という有名な辞世の句を残された方でもあります。

「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。そのことを心得ておくこと。」

桜は散る。
命は散る。
必ず散りゆくこの命とは何なのか。
人がその人生において本当に考え抜くべき問いを残してこの世を去った良寛の辞世の句


7月:生死についてをテーマに

いかに生きるかについてはよく聞くこともあり取り上げられるテーマとしても多いと思いますが

いかに死ぬか?
はなかなか無いと思われます。

禅においては「生を明らめ死を明らむるは、仏家一大事の因縁なり」
(生きること、死ぬことの意義を明らかにするのが、仏法を学ぶ者にとって最も大切な問題である)
という道元禅師の言葉があります。また、唐時代には、型にはまった禅問答よりも、その場その場で活き活きとしたやり取りをすることが尊ばれました。



東アジア(中国、朝鮮、日本)における最大の古典である「論語」の精神は、徳治(とくち)主義といわれます。徳のある立派な人物が、正しい理念と思いやりの心をもって人を治めていくという考え方です。

徳治の中身には、いろいろな面がありますが、どのような人にも寿命があるように、要職にある人にも、引退の時期が来ます。そのときの出処進退、特に退く時に潔くきれいに退くということが大切ですが、同時に難しくもあるとされます。






5月:昭和の偉大な経営者・奥村綱雄と立花大亀老師の逸話

佐藤正忠著 (経済界、1991年1月刊)
『わが戦後財界秘史〈1〉身命(いのち)、果てるとも』 P.134~151より

野村證券中興の祖と言われる奥村綱雄氏に関する章ですが、
特に、P.143「持つべきは三人のブレーン」の章に、
大徳寺住職・立花大亀(だいき)老師との印象深いエピソードが記載されています。


4月:佐藤一斎の言志四録に続き、佐藤一斎の「重職心得箇条」に学ぶ



3月:言志四録(佐藤一斎)言志四録についての紹介

「日本の論語」「人生訓の名著」「指導者(リーダー)のための教科書」と言われる『言志四録(げんし-しろく)』は、江戸時代末期の儒学者、佐藤一斎(さとういっさい)が著した随想録・語録です。