第3回「御代替りを言祝ぐ〜大嘗祭と阿波忌部〜あなたの中に宿るもの」開催しました。
11月14日の大嘗祭を迎える前に、日本人にとって、大嘗祭の大切な意味を改めて感じあいたい。
大嘗祭の本当の意味とは 大きな役割を果たしてきた阿波忌部族とは激動の今を生きる私たちにどんな価値があるのか。
そんな想いを基に、今回第3回となります「御代替りを言祝ぐ〜大嘗祭と阿波忌部〜あなたの中に宿るもの」を開催
竹林加寿子さん(あわたま歌手)の歌と宇佐美聖子さん、後藤未芳子さんのダンスで始まり
林先生の基調講演では
大嘗祭の歴史的な経緯と意義について
そして、阿波忌部との大嘗祭がどの様な関連があるかを解説頂いた後
知識として得るだけではなく、これからの新しい時代に向けての生き方、あり方のメッセージを頂きました。
大嘗祭を前に、私たち日本人はその意味と意義を深く見つめなおし未来へと歴史・伝統・文化・精神を引き継いでいく。
新しい時代は
「精神の満足度を求める時代」
「本質と本物を求める時代」
「日本の原点を見つめる時代(原点回帰)
いつの時代も原点を見つめて新しい時代を迎える事が大切。それによって未来を創る。
その原点を見つめるにあたってのヒントになるのが大嘗祭
林先生と
女神研究家 明石麻里さん
忌部文化研究所特任講師 松前兼一さん
の3名で「祈り」をテーマに対談
松前さんからは、長年学ばれている感性論哲学の視点から
感性論哲学の創始者芳村思風先生が説く
これからの人類の在り方「縦社会から横型社会」
力の差がある場合、支配の構造が生まれるのが当たり前の時代に阿波忌部族は平和的な感性で力の支配をせず、教え分け与え共存共栄、相互扶助の精神があった。
それを2000年近く前から忌部は横型社会を営んでいて
これからの在り方を考える前に、忌部の地(徳島)に連れて行って、これからの時代を学ぶ前に思い出してもらう!
実際にお連れすると何か心に感じるもの、魂にスイッチが入るきっかけを持つ方が多く
その後のしあわせな出来事をたくさん聞くとのことで忌部族が持っている精神を現地におもむき頭で理解する前に体で感じてほしい、その活動(明石麻里さんと共に活動している女神ツアー)の紹介を頂きました。
林先生から
忌部族が持つ精神「ともうみの精神」
自然をいつくしむ精神
・自然に感謝し、自然と共に存在する
ともうみの精神
・従来であれば、武力を用いて他の土地を支配するのが当たり前の時代において
忌部族は武力を用いず、現地の人と力を合わせて切り開いていった。
そんな利他の精神の源流が忌部族が持ち合わせていた。
明石麻里さんから
忌部の神社に訪れる中、共通して感じるのは「やさしさ」
そこには忌部の方々が持っていた平和的な感性が存在し
何千年も前から和の文化を昔から大切にしてきた日本人の心の素晴らしさを解説頂きました。
忌部の地には、深い精神が宿っているという事で
自然に生かされている、さらに一体であり垣根がない
それを体感として持っていたのではないか。
自然を大切にし自然に生かされる阿波忌部の傾斜地農法から
武力で統治せず、平和的な感性で文化を築いて全国に広げてきた忌部の方々の原点には
「やさしさ」があり、それが今の時代も受け継がれてきた。
アンケートから
(参加された目的を教えてください)
・阿波に興味があり、しあわせのよっちゃんのお話をきいてより参加してみたくなりました。
・林先生のお話が聞きたかったから
・ばくさんに誘ってもらい、かずちゃんの歌が楽しみ
・阿波忌部のお話と大嘗祭のお話を聞いてみたかったため
・この催しを準備された方々への敬意より
・友人に紹介されて国民祭典のお手伝いを終えて参加しました。徳島にもご縁を感じて行きました。
・いろんな方からのご縁で参加してみようと思いました。また、令和になり新天皇が即位されたという機会に日本人のルーツって何だろう?と思うことが多くなったのも参加した目的です。
・大嘗祭の雰囲気を味わいたかった
・大嘗祭に向けて集まった皆さんと共に日本の歴史を振り返り平和の祈りを捧げたかったため
・この時代に生まれてきた意味を知りたいと思った
(受講された感想を教えてください)
・ともうみ、あわたまの言葉に今の私にはとても心に深く響きました。ありがとうございます
・阿波忌部の新たな情報と歴史の壮大さに毎度驚く。竹林さんの歌もいつも以上に体に染み渡る感覚があった。踊りがつくとさらに表現の幅が広がっている様だった
・素晴らしかったです。平和な世界が実現されますように
・林先生はじめ、皆様の思いに感動しました。
・林先生の熱い語りが大嘗祭の大切さと日本人に生まれてよかったなぁという思いとさらに強くしてくださいました
・新しい阿波忌部の事実
・昔から受け継がれてきたことが、実際に目に見させていただける事に意味があり、とても貴重なことだと感じました
・祈りの時に自然と涙が出てきたことにびっくりしました。皆さんと一緒にこの空間を共有できて良かったです。私も大嘗祭当日まで祈りやってみようと思いました。
・日本古来の歴史を振り返る大変よい機会となり、日本人として誇らしい気持ちですが沸いたと共に今、ここに自分があることに心から感謝する気持ちであふれました。今日この時間をお作り頂いきましたことに心から感謝申し上げます。
(今後こんな企画やイベント勉強会があればいいと思うものがあれば教えてください)
・阿波忌部、女神の講座など、学ばせて頂きたいです。これからもよろしくお願いします。
・神山など徳島の様々な「氏神」について
懇親会時