第1回 鎌倉文章コンクール
僕は、「イル合同会社」という企業を母体として、コピーライター事務所「木村文章店」と、文章の総合学校「木村文章学校」を運営しています。
このうち、「木村文章学校」の方による主催で、この度、「第1回 鎌倉文章コンクール」を実施させていただくこととなりました。
今回の募集形式は「五行歌」です。
五行歌というのは、短歌と古代歌謡に基づいてつくられた文章のジャンルで、宮沢賢治といった文豪も作品を残しています。
このコンクールを企画するにあたり、現代の五行歌の大家である草壁焔太先生にお話をお伺いしましたが、草壁先生曰く、「五行歌は、思ったことを縦書き五行で表現する以外には、特にルールや制限は無い」とのことでした。
文章に慣れ親しんでいらっしゃる方でも、原稿用紙換算で1枚分の400文字を書くのですら、けっこう億劫かと思います。
何しろ、プロの物書きである僕がそうですから(笑)。
ですが、五行歌であれば、老若男女どなたでも、文章を書き慣れていらっしゃらない方でも、書きやすいのでは、と思いました。
メールやブログ、SNSが普及して、誰もが文章を書いて発信する時代になりました。
僕はこれを、「一億総物書き時代」と呼んでいます。
文章によるコミュニケーションが普及するのはとても良いことだと思うのですが、然るべき文章力・読解力が無ければ、そのコミュニケーションもうまくはいきません。
一歩間違うと、書いた文章がいわゆる「炎上」し、その人となりを疑われたり、否定されたりしてしまいます。
また今度、別の機会にじっくり書かせていただければと思いますが、20年以上、物書きをやってきて実感しているのは、「文章というのは、思ったよりも伝わらない」ことです。
文章によるコミュニケーションは、とても難しいのです。
今回の「第1回 鎌倉文章コンクール」を通じて、「思いを伝える文章を書くことの大切さ」を、少しでも感じていただけたら、という想いです。
作品の募集期間は、2023年12月1日=2024年1月31日までです。
読者の皆さまも、この機会にぜひご応募ください!
(くわしくは、木村文章学校公式サイトをご覧ください)
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