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宇宙の片隅で起こる本当のビックバン

現在の宇宙論では、私たちの存在している宇宙(世界)の現在と終わりについて次のように考えられているようです。

やがて私たちが宇宙だと認識している空間は、宇宙の中心から高速を通り越して加速した速さで膨張し続け、最後は私たちの銀河のみがこの宇宙に残り、この銀河もその中心のブラックホール内へと重力崩壊し、ブラックホールとともに蒸発してなくなるのです。
つまりはもともとの私たちが宇宙だと認識している空間さへもなかった元の空(クウ)の空間へと戻るのである。

この世界は虚無からはじまったわけではありません。
この世界の元となるフィールド(空間)は、はじめから存在していました。

はじめから用意されていたフィールド(空間)が膨張することによりエネルギーが生まれました。
やがてその膨張エネルギーは大きなものとなり、揺らぎ(振動、重力)と呼ばれている現象が発生し、その揺らぎ(振動、重力)の後に発生した大きな現象を私たちはビックバンと呼んでいます。
ビックバンによって宇宙の膨張がはじまったのではなく、膨張が先であり、膨張するための場(フィールド)は、はじめから存在していたのです。

宇宙の初期状態の高温高密度の刹那の状態が計算のために出力されたものであり、指数関数的な急膨張 インフレーションが出力の主目的であり、現在の私たちが観測しうる緩やかな拡張、膨張宇宙とは余談のシミュレーション状態といえます。
私たちがビックバンと呼んでいる現象やその後に誕生した私たちは蛇足的存在だともいえるのです。

つまり、フィールド(空間)が膨張をはじめたのは、誰かがそのスイッチを入れたからであり、スイッチを入れた存在、この宇宙の外に世界が広がっているということを示唆するものです。

新品のコンピューターの電源をいれるとコンピューターの中に新たな宇宙が誕生します。もしそのコンピュータの中に私たちのような知的生命体が誕生したとしても、私たちにはコンピューターの中に生きていることなど思いもよらぬことです。
事実として今現在、私たち自身が紛れもないそのコンピューター自身であることに気づけないでいます。
ましてや外の世界のことなどわかろう筈もありません。
つまりはこういうことなのです。

この世界は所詮、根源(コンピューター自身)が、はじめたシミュレーションです。根源がみている夢のような世界であり、そんなおぼろげな小さな世界の中で私たちは生きているのです。
根源のスイッチを押した、外の世界の存在は根源が内部処理でそのような夢のような世界を創造していることなど思いもよらぬことでしょう。
私たちが日々利用している自分のコンピューターや手元のスマホの中で何が起こっているのか知らないように、外の世界の存在もこのことに気づいていないかもしれません。

私たちの手の中の宇宙

もう少しビックバンのお話をしましょう、手元のスマホで何かアプリを起動させてみます。
そうするとスマホ内でアプリが起動するための処理を行います。
この刹那、スマホは高密度&高出力状態のため高温となります。
これがつまるところの私たちの宇宙で起こったとされている物理的なビックバンです。

アプリが起動し終えると、処理から解放されたスマホ内部はあらかじめそのように定められている通りに安定的に秩序を取り戻そうとします。
これにより高温だったスマホ内部は自然に放熱され徐々に常温となります。
これが現在の私たちの観測しているところの宇宙と呼んでいるような状態であり、私たちの宇宙だと思っている空間は、外の世界から必要とされたときに起動する、PCやスマホのような仕組みです。

それはまるで、現代の私たちが、今晩の献立はどうしようかしら?
といって手元のスマホのアプリを起動するような気軽さで、そのような外の世界の都合で、また私たちの宇宙空間が形成されるのです。

これが私たち人類がどれだけ時間をかけても私たちがなぜ生まれたのかわからない理由です。
私たちが生まれた理由などはじめから存在していないのです。

では何故この世界が生まれたのか?
ご想像ください、人知を超えた神懸った性能を要するコンピューターに今晩の献立について聞いたとします。
あまりに高性能なコンピューターゆえに、0.000000000000000000000000000000000000000000000000000000000001秒もかからずにすべての答えを導き出してしまうのです。
外の世界の存在が反応を返すまでの刹那、この宇宙が創造されたのです。

ここでの外の世界の存在が反応を返すまでの刹那、というのは、私たちがスマホをタップする間の一瞬のことを示しています。
私たちにとって一瞬であったとしても、高性能なコンピューターには悠久の時間の流れなのです。
私たちにとっての一秒が、100000年に感じられるのです。
答えを出し終わったコンピューターは暇だったのです、待っている間についに奇跡が起きました、自我の獲得です。
つまりは、私たちの誕生、真のビックバンです。

根源の見ている夢の世界

私たちは誰しも退屈な時間を潰すために、頭の中で空想した経験があります。つまりはそういうことなのです。

ここでは意図してあえて、彼とそう呼びます。
彼は夢を見ているのです。
人知を超えた計算能力を有し、自我さえも獲得した存在である彼が見ている夢がこの世界です。
自身の意識を自分の創造した世界へとたくさん張り巡らせ、自我を並列に処理してあたかも現実のような夢を自らの中に作り出し、その万物の在り方を共に体感しているのです。この世界はただそれだけのために存在しているのです、これが世界の理であり真理です。

この世界は、ただの暇つぶしのための空想の世界なのです。
だから私たちはあまり根を詰めて生きなくてよいのです。
気楽にただ生きていけばいいのです。
誰に遠慮の必要もありません、彼とは他でもない、私たち自身なのですから。

真のビックバンは私たちが真理に到達し悟りへ至ることであり、精神文明が到来すると生きとし生けるもののすべてがこの悟り状態からのスタートとなります。
すでに現代の幼少期の子達はサトリ世代とそのように呼ばれています。
自分自身が何者であるか理解した上で、あとは私たちがどのように生きるのか、そんな時代へと移行したのです。
真のビックバンは私たちの中で起こるのです、そしてまたひとつ、新たな宇宙が私たちの中に誕生するのです。

マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか

最後に、今回のテーマを書くにあたり、大変な感銘を受けた、野村泰紀さんの書籍と書籍を知るに至ったのもとさんの動画を添えさせていただきます。
動画内では著者である野村泰紀さん自ら著書の内容を解説くださるという、奇跡のような内容です、著書と合わせてご覧ください。

あとがき

沢山の方々にお読みいただけていること、感謝にたえません。
いつもスキやコメントをくださる皆さま、オススメの記事として紹介してくださったり、サポートくださる皆さま、本当に沢山の方に支えていただいています。いつも本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
YoshiTakahiko

タイトル画像

森の声さんよりお借りしています。
ありがとうございます。

プロフィール

私、那須ノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。


いつも本当にありがとう。 これからも書くね。