見出し画像

今日から14日間だけ感謝する実験

『今日から14日間だけ、自分や周りに感謝しながら生きる』、そんな実験に参加してくださいませんか?

そう言うとあなたは、バカバカしいと思うでしょうか。そんな暇があるならやるべきことをしっかりやったほうが、と思うでしょうか。

毎日大変で周りに感謝する暇もないよ、とそう仰るでしょうか。

日々の忙しさにかまけ、感謝の機会を失ってはいないでしょうか。

今一度、感謝について考えてみませんか。

感謝することを思い出すための第一歩として。

まずネガティブをやめる!

感謝の毎日を送るための大前提。

何はともあれ、自己否定や周りへの反発を極力やめる。

自分や周りへ肯定的になれなんて言いません。

ただネガティブをなるべく減らしましょう。
否定を全くしないのはかえって不自然、可能な限りでかまいません。

ネガティブになること自体は何も悪いことではないですし、ポジティブ同様に大切なことです。しかし今回は、あまり時間がありませんので、14日間限定で可能な限りネガティブな言動や思考をやめてみましょう。

ポジティブでもなく、ネガティブでもどちらでもない、真ん中のどうでもいい感じでいきましょう。

どちらでもいい、毎日気楽に過ごしましょう。

ただただどうでもいい

なるほどそうなったか

人生とは本当にいつも予測不可能で、必ず不測の事態に見舞われる。
そんな時私は、「なるほど」と、いつもそう思うことにしています。

ここで少しお時間を頂戴して、私がそのように思えるようになった体験をお話ししましょう。あれは私がまだ若かった頃、ある日の夜中、守衛室でただ座ってぼーっとするというアルバイトをしていた時のことです。

───早朝4時過ぎ頃だったと記憶しています。
突然、館内の火災報知機が発報するという不測の事態が起こりました。その場には私しかおらず、とりあえずSECOMに連絡して指示を仰ぎ、駆け付けてくれた近隣施設の皆さんに事情を説明し、施設の管理者の方に連絡、アルバイト先の責任者の方に連絡したりと、一人で対応に追われまくりテンヤワンヤとなってしまいました。

結局は設備不良での誤報だったわけですが、当時若かった私は一体何が起こったのか訳も分かっていませんでしたし、正直イライラして周りに感謝する心のゆとりなんて全くありませんでした。

───でも、後日のこと。
施設の管理者の方から感謝のお声掛けを頂けたり、後にこのことがきっかけでバイト先の会社は別の現場を取り成してもらえたり、近隣施設の皆さんに顔を覚えてもらい、その後仲良くしていただきコーヒーを貰えたり、バイト先からはお小遣いを貰えたり、その他にもご縁が繋がり沢山の良いことが待っていたのです。

そして、何よりも緊急時の初動の大切さや、連絡や連携といった助け合いの重要さなど、沢山の学びと経験をすることができました。

不測の事態は誰でも嫌なもの、でもそれってピンチではなく自分の成長のためのチャンスでもあると気づく良いきっかけでした。

私もそうでしたが、誰もが目の前の出来事に一喜一憂しすぎなのです。なんだか周りの目を気にしすぎて、周りの期待に応えるよう演じてしまう。

大事なのはいつも自分の心の在り様なのです。

いちいち反応してバカみたいだよね

やっぱりどうしても感謝できない!

「ありがたいと思えないのに意味あるの?」
「自分がやりたくないと思うことをする必要なくない?」

それはそう、当然の疑問だと思います。感謝したくないものはしたくない、そんなことは当たり前。ですが、これはただの思考実験なのです。

その実験のためにだけ期間限定で、普段はやらないことをやるからこそ、これまでにない新たな体験が必然的に得られる。

この世で最も大切なもの、それは自分の未経験な体験やそれで得られる新たな感覚。それに比べればその他のことなんてささやかなことです。

何の意味があるの?とか考えるよりも早く体験すればいいだけ。この感謝の実験は、感謝する習慣を思い出す、癖をつけるということなんです。

何だかんだ学校には行って良かったと思っている人が多いように。大人になってからも自分を試す実験をしてみてもいいのではないでしょうか。

無理に学校に行かなくていいように、無理強いはしません。でも14日間くらいなら、そう軽い気持ちで試してみてほしいのです。

具体的にどんなことで、どのように感謝するかは記しません。
あなたにはあなただけのやり方があり、あなたの信じる方法で楽しみながら取り組んでほしいからです。

何も起こらなくたっていいじゃないですか、今までにない経験ができるだけで十分です。

おわりに

長年私がそうであったように、感謝なんて軽々しくできるものではない。
そう思っている人が沢山いることを知りつつ、あえてお叱りを受けるような内容を書きました。

私は最近ようやく周りに感謝できるようになり気づいたのです、自分は生かされていると。そして、そう思えるようになった自分を好きになれた。
まことしやかに言われる通り、周りあっての自分。

自分の受け取り方次第でこの世は千差万別、様相を呈する。
捉え方や考え方によって物事の認識の差異が生まれる。
世界や物事がどう見えているかではなく、自分の解釈次第ということ。

自分の周りの出来事をどう捉え、どう感じ、どう考え、どう行動するのか。
それによって世界は変幻自在な姿を見せます。

であればこそ、何事にも感謝し続けたとしたらどうでしょう?

………つまりそういうことなのです。

いつかきっと感謝にあふれた世界が目の前に広がることになるでしょう。
もしこの14日間をやり遂げることができたなら、これまでにない自分だけの気づきがたくさん得られます。

生きることは知ることなんだと実感できると思います。誰でもない自分のため、誰にもわからないようにコッソリやってみてください。

勇気を出し挑戦した、そんなあなたに幸あれ。

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。