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忙しい?それはすばらしい

 当たり前ですが、やるべきことは目の前にしかありません。いまこの一瞬に生きている限り、先のことはどうがんばっても無理なのです。できるとすれば、「先を考える」ことくらいのものでしょう。
<省略>
もっとも「追われている」という感覚で仕事をしていると、幸福を感じるゆとりがなくなるかもしれません。ここは「目の前の仕事を追いかける」というふうに捉えるといいでしょう。自分が主体になる分、「喜んでやる」気が満ちてきます。

枡野俊明「小さな悟り」p113 三笠書房

よく出ちゃうセリフ

「目の前のことに追われる」
「予定していたことが何もできなかった」
「仕事の期限、準備が間に合わない」
「体がひとつじゃ足りない」

よく職場で耳にしていた
僕もよく口にしていたかもしれない

追われる日常

業務管理や整理が得意ではなかったから
不得意なりに自分の方法をみつけようとしていた
なかなかこれってしっくりくる方法は見つからず
アナログでシンプルが一番だった

予定は立てるけれど

・電話が鳴れば対応する
・外来の患者さんの対応を求められれば動く
・医師から呼ばれれば外来や病棟に足を運ぶ
・他部署から相談があれば話を聞く
・地域の関係機関から連絡あれば対応する
・養成校から相談があれば対応する
・対応したことは記録する

え?もうこんな時間
予定してたことは明日?
いや今日中にしなきゃ、残業だな

残業していると

・仕事終わりの職員から相談がある
・他部署の人が話しに来る
・自宅でできる仕事は持ち帰る

よくある日常

管理職になると

・仕事の振り分け
・進捗の報告受けや確認、指導
・他部署や上役との連携、相談
・職場内や職場外の会議や役割が増えたり

目の前のことを追いかけると思っていても
いつの間にか追われる感覚になっている
そんな人は多いのではないでしょうか


モチベーションを上げたいけれど

「業務量と給料が割に合わない」
「これでは将来が不安」
「続けていくか迷う」

などもよく耳にする話

病院勤めは給料がいいと思われがち
30年前は「病院つぶれることないし良かったね」
と言われたけれど
経営努力が不十分な病院は倒産する時代
人件費もシビアな課題です
病院勤めでも国家資格を持っていても
福祉職って数値化に消極的な雰囲気あるせいか
求められる割に評価は低い
そんな印象を持っている

そんな背景を思いながら
個人の悩みも思いながら
目の前のことに追われている日常を過ごしていると
目の前以外のことや自分を俯瞰できなくなってしまいやすい
目の前以外のことに気を取られると
目の前のことがおろそかになりやすい
モチベーションの維持が難しい

「忙しい」を楽しむ

目の前のことを追いかけ集中すると
全体を見てない注意されたり不安になったり
どうすりゃいいの?って戸惑う人もいる
「全体を俯瞰する」
「目の前にことに集中する」
職場環境と自分の力に合わせて
メリハリをつけてやっていくしかない

「追われる」「忙しい」を
「ありがたい」「お得に学べる」「楽しもう」「喜んでもらおう」
そんな気持ちに切り替えて動いてみると
不思議と本当にありがたく感じて楽しくなる人もいるかも
「そう来たか」「じゃあどうする自分」「こうしてみよう」
「ね、どう思う?」「参考にするね、ありがとう」

そんなノリで行動していけば、見えてくる世界もあるんじゃないかな


最後まで読んでいただきありがとうございます
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