休日の雑感②

 昨日、小学生からの30数年来の付き合いの友人と飲んでて新しい気づきを得たので整理・投稿。

 「人生は死ぬまでの暇つぶし」
よく聞くセリフだと思うし、年を取るとそうだよな~と実感を持つことが増えると思う。僕もそう思ってたから暇をつぶすためにこの数年はプライベートで右往左往してきた。

 ここで昨日気づいた。このセリフは暇をつぶせる何かを見つけれるのが前提だと。そして、その何かを見つけることは一般的には可能だと。

 しかし、その何かを見つけることは最高に難しい、僕も昨日の友人も含めて世の中の大多数の人たちにとっては難しいというか不可能だという結論に2件目の居酒屋で我々は合意した。つまり、人生とは暇なものなのだと。この暇を無くして充実した人生を送るのでは無く、この暇に耐えることが人生なんだと。地味にコロンブスの卵でした。

 
 後、もう1点。昨日飲んでいた街が直近で発覚した上場企業の社長の不祥事の舞台だったので一言。サラリーマン社長の給料を上げないとこの問題は解決しないというのが昔からの持論だったが、該当の社長さんの役員報酬をIRで見たら1億オーバーだった。企業規模で見たら悪くない年収だし、飲み屋で1年に何百万とか使うことも可能な年収だと思う。この人の年収が仮に2億なら自腹で飲み屋に金を使ったのか、それとも会社(他人)の金を無駄に使うことにカタルシスを覚えていたのか。

 交際費を始めとする会社経費の不正使用をしたことが無いと言う人は風俗に行ったことが無いと言う男並みに希少、もしくは最低の嘘つきだと思うが、各当事者がどういう心理状態で不正使用をしたのかは興味がある。僕も計100万くらいは飲み屋の支払やタクシー代を会社経費にしたことがあるが、その時の心境(自分を納得させる方便)は役得・会社への(激務による)貸しの清算・ストレスで精神的に限界etcだった。ほぼほぼ同じような感情で上記の社長さんは不正使用していたことが会社報告書には記載されていた。生身の人間のキャパシティーなんてのはこんなもんだ。

 たまにビジネス誌で銀座のママが昔のビジネスパーソンは飲み方が豪快だった、昔の男は器がでかかった系の話を真顔でしている。こういうママさんは酒の飲み過ぎで頭にウジが沸いてしまったのだろう。①単純にコーポレートガバナンスの進展により昔ほどは交際費の不正使用ができなくなった、②環境変化により競争が激化して経営者が仕事に忙しくなり飲んでる時間が減った、の2点が主な原因だろう。

 該当の社長さんも②の結果飲んだくれて、①により発覚、社会的な処刑が昨日執行されただけの話なのか。まぁ、自腹切れよって話なんですけどね。

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