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ダイビングライフの始まり♪♪

非日常なワクワクすることってなんだろう。

そんなことを思っていた22歳の頃の私は、会社に勤めて初めてもらえた長期休暇を使って友達とグアムに行くことになった。
そこで出会ったのがスキューバダイビングだった。
ただ「やってみたい」という軽い気持ちで予約を入れた。例えるなら「今日の夜ご飯はカレーにしよう」くらいの本当に軽い気持ちだった。
しかし、それがのちに私の世界観を大きく変えることとなる。
予約を入れてから、ダイビングって免許みたいなのがいるんじゃなかった?と少し不安にもなったが、とりあえず参加してみた。
結論からいうと、ダイビングをレジャーとして行うと場合は【Cカード】というライセンスが必要になる。しかし、体験ダイビングならCカードを持っていなくても潜ることが出来るのだ。
ダイビングに興味があるならば、まずは気軽に楽しめる体験ダイビングをすることをおすすめする。

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※体験ダイビングでは必要な道具は全てレンタルできる。

体験ダイビングは、海外はもちろん日本のリゾート地などで多く開催されている。意外なところでは、関東でも体験することができるのだ。
ダイビングショップに予約を入れて現地に行き、インストラクターと一緒に潜る。たったこれだけ、なにも難しいことはない。とはいえ、初めてダイビングをするひとがよく言うのは「怖い」という言葉。その怖さを拭うために潜る前にインストラクターが道具の使い方から呼吸の仕方、さらには緊急時の対応まで丁寧に教えてくれるので不安に思う必要はない。
ダイビングをする際は、レギュレーターと言われる呼吸器を使って背中に背負ったタンクの空気を吸うのだが、水中で呼吸ができた時、言葉にできないほどの感動がある。これぞまさに非日常だ。これは潜った者にしか分からない。体験ダイビングでこの感覚を味わうと、もうあなたはダイビングの虜になっているはず。
そしてまた潜りたいという衝動にかられることだろう。
そうなった時、また同じように体験ダイビングをしてみてもいい。しかし、せっかくダイビングの面白さに気付いたのだから、これからもっと楽しむためにライセンス取得を目指してみるのはどうだろうか。

ライセンスはランクがいくつもあるが、一般的な大人がライセンスを取る際は、最初は水深18mまでバディ同士(インストラクターではないダイバーでもOK)で潜れるようになるオープンウォーター講習を受講すると良い。まずダイビングショップに予約をいれる。細かい進め方はショップの色があるので説明が難しいが、基本的には
1.教科書とDVDを使って自宅学習
2.ショップで筆記テストを受ける
3.プールでダイビングスキル実習
4.海でダイビングスキル実習
という流れになる。
どれもインストラクターが受講者の理解度を確認しながら進めてくれるので難しくはない。
私の周りでライセンスが取れなかったという人はいない。
では、具体的にどんなこと学ぶのかをみていこう。
なお、指導団体によって若干内容が異なるため、私が受けたPADIの内容をもとに説明していく。

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1.教科書をDVDを使って自宅学習


ライセンス講習を申し込むと教科書やDVDなど、学習に必要な教材一式をもらえるのでそれを持ち帰ろう。そして家で自主学習をしていくのだが、絵が効果的におりこまれているので比較的目で見て学びやすい。内容は幅広く、ダイビングの仕方へもちろんのこと、ダイビングライセンスの種類や環境保護についても学べる内容となっている。各章ごとに小テストがあり本番のテスト対策もできるようになっている。

2.ショップで筆記テストを受ける


自宅学習が終わったら、筆記テストになる。問題は基本的な内容なのでテストというより感覚的にはクイズに近い。万が一合格点に届かなかったとしてももう一度受けさせてもらえるとかもらえないとか…

3.プールでダイビングスキル実習


ダイビングの仕組みを頭で理解できた状態で水に浸かる。といっても最初は波のない水の綺麗なプールで足のつく高さで呼吸の仕方から丁寧に教えてくれる。
体験ダイビングをした人なら「懐かしいこの感覚!」となるだろう。体験ダイビングをしたことがない人は、ここで初めてあの感動を味わうこととなる。ダイビング専用プールなので、不快ところでは水深5〜6mあるので、ここで深く潜る練習も行う。また、レギュレーター(呼吸器)やマスク(ゴーグル)が水中で外れてしまった時の対処方法も練習するので、不安を一つ一つ解消することができる。無我夢中で練習をするので、あっという間に時間が過ぎるのだが、慣れない水中は思っているより疲労が溜まる。その日の夜はぐっすり眠れる。

4.海でダイビングスキル実習


プールで様々なスキルを取得できたら次はいよいよ海に出る。プールと違って海には波があり、足場は不安定、水もプールよりは濁っている。しかしあなたは不安を感じることはないだろう。なぜなら、プール実習で、正しく器材を使用すれば問題なく呼吸ができることを体感しているからだ。海では、プールでやったことと同じことをやるので、難しくはないだろう。日数もプールは1日だが海は2日間(1日2本×2日=4本)あるので、ゆっくり時間をかけて行うことができる。さくっと講習が終わった場合には、そのまま生物を見にいったりもできるだろう。

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※講習中はインストラクターがずっと近くにいてくれるため安心だ。

以上の過程を経ることでオープンウォーターダイバーの認定を受けることができる。

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※私が受講したショップは5スターのショップなのでゴールドカードを発行してもらえたが、普通のカードと効力は同じ。ライセンス取得後はこのカードを提示することでダイビングに必要なタンクなどを借りることができる。

前半で説明をしたが、オープンウォーターのライセンスを持っていると、バディ同士で水深18mまでの範囲でダイビングを楽しむことができ、それだけであなたのダイビングライフは大きく変化する。

ちなみに、ダイビングは夏のレジャーだと思われがちだが、実は1年中潜ることができる。私は何を隠そう夏よりも冬の方が好きなのだ。その理由は
・冬の方が水が澄んでいる
・人が少ないためゆったりできる
・紫外線が少ない
・好みの生物が冬の方が多い
などなど。
よく、寒くないの?と聞かれるが、冬用のドライスーツというものを着れば手首から先と首から上しか濡れることはない。服を着たままドライスーツを着るので、フリースを着たりカイロを貼ったりすればむしろ暖かい。これだけ見てるとどんな仕組みなのかよく分からないと思うが、実際に着てみるとよくわかる。身体が濡れないと荷物も減るし着替えもラクなので、私は真夏以外はドライスーツを使用している。
傾向として、Cカードを冬に取得した人はドライスーツを好む場合が多いように思う。もちろん、ウエットスーツの方が動きやすいし、水の感覚を感じたいから好きという人も多い。
スーツや器材はだいたいどこのしょっぷでもレンタルができるので、必ずしも自分で用意する必要があるわけではない。
スーツはもちろん、器材に関しても好みは人それぞれなので、my器材を購入する場合は、最初はレンタルで自分の好みを把握してからのほうがいいだろう。

気になるお金の話だが、ダイビングをするにはもちろんお金がかかる。ショップによってかなりばらつきがあるため、自分が通える範囲のショップはよく調べた方がいい。
都内に住んでいる人が伊豆でダイビングをする場合を例にあげると、都内のショップに申し込んで伊豆のダイビングポイントまで連れて行ってもらう方法と、伊豆のショップに直接申し込んで、現地に自力で行く方法がある。
前者はとにかくラク、これに尽きる。朝集合場所に行って車に乗って寝ていれば伊豆に着く。ただ都内のショップ分のマージンがあり価格が上がる傾向にあるので、あなたの懐事情とよく相談するといい。後者はマージンもないため、安く済む場合が多いので車を持っている人にはいい方法である。しかし、ダイビングで疲れた身体で帰りも運転しなければならないことも忘れてはいけない。

ダイビングを始めるのはハードルが高いと思われがちだが、始めてみれば意外とトントン拍子に進むことができる。
たった1歩踏み出すだけで、今まで味わったことのない非日常の感動を味わうことができる。
ライセンスを取得できたら特別なダイビングライフのスタートラインに立ったことになる。


さぁ、そこから走り出そう!

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オープンウォーター以降のライセンスや実際のダイビングライフについては、別の記事でお送りします。

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