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消費税増税がヤバい!?

どーもー、商業高校出身のヨシセイです。今回は少し長くなるので最後まで見てくれたら嬉しいです。

本題に入りますね。消費税は消費という行動に課せられている税です。日本ではじめて導入したのが1989年(平成元年)4月1日で税率が3%でした。それから1997年に5%2014年に8%2019年には10%と引き上げられました。

例えば、本体価格100円のものを買うとします。税率が10%だとしたら、100円の10%が消費税として課せられます。つまり本体価格100円+10円で商品やサービスを受けることができるということです。1,000円だと100円。10,000円だ1,000円というように本体価格が高ければそれにかかる消費税も高くなります。

では、なぜ消費税増税がヤバいのか。

現在の日本はデフレーション(不況)のなかにいて、後進国と呼ばれています。デフレは20年連続でそんな国は日本くらいです。GDP、経済成長率最下位です。デフレになると円安になります。円安は円の価値が低くなることを言います。つまり、海外から輸入する物がより高くなるということです。iPhoneが今よりも高くなるかもしれませんね。

1990年度の国の歳入は60.1兆円で2018年度は60.4兆円です。あれれ?そんなに増えてない?1990年は税率3%で2018 年は8%。5%も上がったにもかかわらず3000億円しか歳入が増えてなですよね。

歳入の内訳をみていきましょう。消費税4.6兆円から17.7兆円。+13.1兆円。所得税が26兆円から19.9兆円の−6.1兆円。法人税は18.4兆円から12.3兆円の−6.1兆円。その他は11.1兆円から11.5兆円。

何が言いたいかというと、税率が3%から8%になった分の5%の税収は消費税と法人税の減税分にあてられたということです。

税率を8%に引き上げる際にその増税分は全額、社会保障費の充実と安定のために使うと政府は公言していました。しかし、蓋を開ければ、その増税分の16%しか社会保障費に当てられず、所得税と法人税の減税分にほぼあてられていました。

増税分と所得税、法人税の減税分がほぼイコールなことがわかりますよね。つまり、政府は平気で国民に嘘をつくということです。汚い大人にだまされてはいけませんよ。だからこそ、知識が必要なんですよね。

法人税を下げるには理由があります。
建前では、企業の海外流出を防ぐとか、海外企業の日本進出の促進をするためとされています。
2014年の経済産業省の、海外進出した企業の調査で海外進出は税金対策が理由と答えた企業は全体の8%だということがわかります。だから、ちょっと減税しただけではほぼ意味がないですよね。
この調べで圧倒的に多かった回答が「日本に内需がない」で全体の70%を超えた回答数でした。簡単に言うと日本では物が売れないから海外で売って市場を大きくすることです。
企業の海外進出を防ぎたいのならば、日本の消費を増やしていかなければいけない。そのためには消費税の減税をして物を売れるようにしていかないけない。だが、政府は増税をしてさらに消費を冷え込ませている。企業の海外進出を促進しているだけです。

所得税は年収が多い人ほど税収が多くなるシステムの税です。これを減税することは、富裕層の得にしかなりません。より貧富の差が開くと僕は思います。

累進課税を下げて消費税を上げることは大企業や富裕層を優遇しているんじゃないかと言われるんですよね。癒着がベトベトですね。

有識者会議でも、消費税増税は大賛成されているんですよね。何でかというと、有識者は政府関係者なんですよ。税収を懐に入れている人たちなんです。

その有識者たちも自分がかわいいんですよね。自分たちの短期的な利益の欲しさに、長期的に国を衰退させているんですよ。だから、日本は後進国なんです。あきれますね。

本来、国のために働く人間が国民を貧困にして自分だけ得しようとするなんておかしいやろ!

2019年の8%から10%に税率を引き上げた際に軽減税率しているんですよね。これも多分、国民からの反感を少なくするためでしょう。軽減税率は生活必需品の税率を8%にするというものです。そこにはなんと新聞も含まれています。新聞は生活必需品でしょうか?違いますよね。これは、新聞メディアに「税率を8%にして売り上げを下げないようにするから忖度しろ」ということです。政府にとって都合の悪いことは書くなということです。そんなことをしたら公平な報道はできませんよね。まさに闇です。

まとめると消費税増税分は所得税、法人税の減税分とイコールであること。増税をして消費を冷え込ませて、企業の海外進出を実質促していること。誰が得をするかは、税収を懐に収める人。実際、国民を貧困に追いやっていること。新聞を軽減税率の対象にして公平な報道ができていないこと。そんなことが今回の内容です。

長くなってすみません。これがあなたの判断材料になれば幸いです。

それではまた。


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