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#6.GATB?


こんにちは、よしポンです。

大好評(?)アウトプットシリーズの第6弾はGATB(ガトブ)です。

GATB?それって何?

という方が大半だと思われます。

詳しくご紹介いたしましょう。

GATBとはなんでしょうか?

GATBとは、General Aptitude Test Batteryの略称。

日本語で、一般職業適性検査です。

つまり、あなたがどんな仕事が向いているのかを能力面で検査する方法です。対象者は中学2年生以上からになります。

以下の9つの適性能をこの検査で測定します。

・知的能力
・言語能力
・数理能力
・書記的知覚
・空間判断力
・形態知覚
・運動共応
・指先の器用さ
・手腕の器用さ

こちらの試験は自分が発達障害(ADHD,アスペルガー)かどうかを見るものではありません。あくまで職業適性を測るものです。

紙筆検査

紙筆検査はペーパーテストを使って適性能を測ります。ナレーションの指示に従って、試験を行います。検査内容は以下の通りです。

検査1 円打点検査:円の中に点を打つ
検査2 記号記入検査:記号を記入する
検査3 形態照合検査:形と大きさの同じ図形を探し出す
検査4 名詞比較検査:文字・数字の違いを見つける
検査5 図柄照合検査:同じ図柄を見つけだす
検査6 平面図判断検査 :置き方をかえた図形を見つけだす
検査7 計算検査:加減乗除の計算を行う
検査8 語意検査:同意語かまたは反意語を見つけだす
検査9 立体図判断検査:展開図で表された立体形をさがしだす
検査10 文章完成検査 文章を完成する
検査11 算数応用検査 応用問題を解く

こちらは図柄照合検査の例題になります。

画像2

ナレーションの指示で例題や問題を解き、それぞれの設問の解答時間は1〜2分になります。

こちらは点数を競うのではなく、あくまで能力を見定めるものです。

回答後直ちに採点盤、換算表を用いて手作業で採点・整理し、結果を得ることもできるらしいですが、便利なAI判定処理サービスを行っているみたいですね。

器具検査

器具検査とは手先の器用さを計測するための試験です。こちらの器具を使って試験を行います。検査内容は以下の通りです。

画像1

器具検査1 さし込み検査(棒(ペグ)をさし込む検査)
器具検査2 さし替え検査(棒(ペグ)を逆にさし替える検査)
器具検査3 組み合わせ検査(丸びょうと座金を組み合わせる検査)
器具検査4 分解検査(丸びょうと座金を分解する検査)

こちらは口頭では伝わりにくいと思うので、こちらのリンクを参照して見てください。

検査時間は15分ほどになります。

GATBの検査結果から

検査結果に基づいて診断していくわけなのですが、

「この能力が高いから、この職業!」

と断定的に判断するわけではないみたいです。

担当のジョブカウンセラーと一緒に自分にどんな職があっているのかを判断いたします。

これはあくまで検査時点での話なので、能力が低くても訓練次第では補うことができるみたいです。

数字の可視化だけで判断してしまうのではなく、

可能性を拡げられる潜在能力を磨く考え方・動き方

を考察していきます。

GATBのメリット・デメリット

GATBのメリットはご覧の通りです。

知的・技能的な能力値を数値化することが可能
能力に基づいた職業を考えることが可能

自分の能力を数値化することは、最も分かりやすい判断材料になるわけなんですね。

GATBのデメリットはご覧の通りです。

ハローワークなど一部の施設でしか受けられない
結果が出るのに時間がかかる(1〜3週間以上)

緊急性があり、喉から手が出るほど知りたい場合には向きませんね。

GATB以外の検査

GATB以外にも検査があるようなので軽く紹介します。

VPI: 6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する興味の程度と5つの傾向尺度(自己統制、男性-女性、地位志向、稀有反応、黙従反応)をプロフィールで表示します。

VRT: 6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する興味の程度と自信度がプロフィールで表示し、基礎的志向性(対情報、対人、対物)も測定します。

キャリア・インサイト: 利用者自身がコンピュータを使いながら、職業選択に役立つ適性評価、適性に合致した職業リストの参照、職業情報の検索、キャリアプランニングなどを実施できる総合的なキャリアガイダンスシステムです。

YG性格検査: 性格を12の特性によってプロフィール(グラフ化)することにより視覚的に把握することが可能です。個々の特性の強弱がわかりやすいと同時に、他の特性との結合図式から各特徴がどのように機能するかがわかります。また情緒安定積極型とか情緒安定消極型といった類型的な性格把握が可能で、性格を分析的そして結合的に診断する事ができます。

こちらは検査ではありませんが、科学的根拠に基づいて適職を探すスタイルになっております。

裁量権があるのか、進歩している感覚はあるか、を調べるみたいです。こちらは個人的な感想として、転職者向けの本になりますかね。

最後に

仕事を選び方は人それぞれです。待遇面や福利面など、条件は様々です。

適性検査はあくまで目安なので、とらわれる必要はないわけです。

私個人的には、自分のやりたいことを正直にやることが一番だと考えています。

何事も、やってみないと分かりませんよね。

それでは次回もお楽しみに!

参考文献














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