『英語日記BOY』  新井リオ 著

「英語で日記を書き続け英語が話せるようになった人」の話。
英語が話せるとは、すぐに言えるオリジナル英語のフレーズの引き出しが多いこと。フレーズを多く知っていて、それらを瞬時に組み立てる。
それには、いつか自分が言うであろう英語フレーズを、先回りして、知っている必要がある。

何を言いたいかというと、「日頃自分の身に起こった事」「日頃、考えていること」。
それって日記じゃん、日記で英語を勉強すればいいんだ!


考え方篇
ライブのMCを英語でしたかった。完璧である必要はない、あくまで英語は想いを伝える「ツール」だった。

お金がなかったため留学はできなかった。しかし日本にいても環境は作れる。
環境とは
・英語を話せる相手が目の前にいる
・生活で自然と聞こえてくる言語が英語
そのために、
・オンライン英会話
・英語ひとりごと
・スマホの言語設定を英語にする

LINE単語帳
既存の単語帳は必要ない。シンプルな表現がすぐに出てくる方が良い。
・LINEに自分だけのグループを作って単語をストック
・「これ英語でなんて言うんだろう?」をストック→インターネットで調べて言えるようにする

発音が正しいかは、Siriに話しかけてみる
発音ができるようになると、リスニング力は自然と上がる。


勉強篇
「英語日記」はスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4つの能力を伸ばすことができる。
①自然な日本語で日記を書く。
②日記の中で特に言えるようになりたい「一文」のみ英語にする。量が多いと瞬時に言えない。やった気になって身につかないのは最悪。理想は10秒でいい終わる長さ。
③英語に訳す際わからないフレーズが出てくるが、それは悔しい思いを先取りするのでモチベーションになる。
④インターネットを駆使して調べる。使えそうな例文の単語を入れ替えてみる。
⑤オンライン英会話で添削してもらう
⑥何度も口ずさむ。口がいい慣れている状態を作る。「口に出した回数」=「使いやすさ」


実践編
英語は何かと掛け算して使う事で初めて、その魅力が生きる!
英語はツールであり、武器にはなり得ない!なぜなら、最終的にはネイティブ達と同じ土俵で勝負していくことが理想だから。

自分の留学にタイトルをつけよう!
人間は曖昧なものは頑張れない、目的を明確化する。
目的は「今のレベル」で考えちゃダメ。「理想のレベル」で考える。

語学学校よりも「オンライン英会話」の方が理想的。
費用面、マンツーマンで学べる、クラスメートは非ネイティブ
カフェで現地人に話しかける。ファームステイする(仕事を手伝って、寝床・食事の提供を受ける)

【感想】
僕も著者と一緒で英語を話したいという思いは中学生からずーと持っていた。その思いもあってか日常会話程度なら問題なくこなせるレベルの英会話力はある。
僕が無意識的にやっていた勉強法はほぼこれに近かったように思う。思いついたフレーズを英語にして覚えておいてそのシチュエーションで使えるようにしておく。一言で言うと予習しておくのが一番いい、その積み重ねが英語が話せるということ。

この本の中で印象的だったのは、著者の情熱と、継続することの大切さ。そして、本当のゴールは、英語が話せるようになることではなく、英語を「ツール」として「何を、どうするのか」というところまで落とし込んでいるところだった。

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