『自分を最高値で売る方法』　　　小林 正弥 著

真の働き方改革を起こすために
①時間ではなく、提供する価値で報酬をもらう（時給・月給で働かない）
②複数の顧客を持つ（収入を一社に頼らない）
③移動を前提としない働き方（出社・出張をしない）

・会社員（上記の括弧内の働き方）をしていると基本的に会社の言いなりにならざるを得ない「安売り」状態。
・自分を高額商品化し、複数の会社と契約するコツは「教育化」にある。
・本業で結果を出し、そこで培った知恵を体系化し、他の顧客に教えることで第二の収益とする。

Ⅰ 普通の会社員で年収1000万円はほぼ不可能
仕組みのある会社で働いている会社員に高給を払う意味はほぼない、なぜなら仕組みがあるので替えがきく。これからの時代は、「自分という商品」を市場を見ながらアップデートし複数の顧客を持たなければすぐに賞味期限切れを起こしてしまう。

Ⅱ 自分高額商品化
収入には壁がある。
1000万円稼ぐには、自分を高額商品化し複数の顧客と契約する。
3000万円稼ぐには、仕組み化が必要になる。自分の分身を作り24時間・365日集客、セールスをしてもらう。
一億円稼ぐには、優秀なチームが必要。
精神的、時間的に一番余裕のあるのは一億円稼ぐ人であり、良いビジネスには、「お金」と「時間」が必要。

自分を高額商品化するには方法は、自分自身の中にある知識、ノウハウをパッケージ化し、教育を事業化するのだ。
まずはタダ働きからやってみる。仕組みを作った人にはお金が入ってくるが、その仕組みの中で働く人には大した価値はない。仕組みを勉強するために、「教えること・顧客の役にたつか」という視点で働かせてもらう。その中で「信頼残高」を貯めていく。「信頼残高」が溜まっていれば一度は売れる。売れたものが圧倒できな価値を提供できればリピートにつながる。
「本業で結果を出し、それを教える」というサイクルを回し続ける。その中でできたお金と、時間を使い新しいことに挑戦する。そうすることで賞味期限切れを起こすことのない圧倒的な価値を生み出し続けられる。

Ⅲ カスタマーサクセス
自分を最高値で売るなら、結果を売ること。ビジネスでお金を払ってくれるのは顧客だけ。顧客は何にお金を払っているのか、顧客は自分の成功（カスタマーサクセス）
にお金を払っているのだ。
教育型ビジネスでは顧客にカスタマーサクセスを提案し、お客様に、結果にコミットしてもらう。代行はしない。
知識は現在ほぼ無料で手に入る、しかしその知識を使って結果を出していくと、人がお金を払いたいと思う人間になれる。
著者が定義する専門家とは、体系的な専門知識、クライアントに結果を出させるスキルを持った人。

Ⅳ ３ヶ月で月100万円稼ぐ6ステップ
①３ヶ月で月100万円稼ぐと決める。
まず決めること。決めないとやらない言い訳ばかりになる。
②あなたの本当の価値を見つける。
自分で自分の価値は気づきにくい。当たり前にできるから。人と違うことはダメと言われてきた。
③圧倒的に売れるカスタマーサクセス•コンセプトを作る
カスタマーサクセスとは、突き詰めると「継続的な利益、幸福の実現」。
一番大事なのは、「コンセプト」。商品コンセプトとストーリーがバチっとハマると飛ぶように売れる！
④自分を高額商品にする
自分を高額商品にするために守るべき６つのルールがある。このルールから外れると、収入は一時的には上がっても時間ばかり取られ貧乏暇なし状態になってしまう。
1.ワンストップサービスを作る。　バラ売りは安売り
2.自分ではなく顧客を動かす。　作業を代行するとその時点で時間がなくなる。
3.高額×長期継続（一年先まで黒字化させる）。　企業も個人も長期的な利益・幸福の継続を求めており、それが実現するパッケージが提供できれば長期継続販売が可能。
4.お客さんがカスタマーサクセスにコミットする（自己責任）。　使うのは、お客さんの時間とエネルギー。あなたは何もしなくても結果が出る。
5.オンラインを活用し、24時間365日、価値提供する。　24時間365日自分たちの分身が顧客に価値提供してくれる状態を作れば、時間・場所に縛られない働き方ができる。
6.自ら結果を出して稼ぎ、結果の出し方をまたびたい人に教えて稼ぐ。　本業で結果を出し、結果の出し方を教えて稼ぐ。このダブルインカムのサイクルを回すことが自分を最高値で売る秘訣。
⑤高確率で自分商品を売る
買っていただくには、顧客が頭の中でカスタマーサクセスを描けるか、がポイントになる。
入会の公式：入会率＝生徒の夢・目標ー生徒のリスク
自分メディアを持ち自動集客する。
⑥長期継続の仕組みを作る
教育要素をビジネスに取り入れることで、、高単価×長期間＝高収入が実現できる。
継続課金を成功させるには「顧客への深い愛情」が不可欠。愛情には、貨客すら気づいていないニーズやウォンツを掴む想像力が求められる。

Ⅴ 安売り思考から最高値思考へアップデート
まず習慣を変えることから始める。習慣を変えるには、時間を確保し、時間を使って効果的な行動を取ること。
お金は自分という器に入る分しか入ってこない。
器を大きくする習慣は
①高く売れている人を称賛する。活躍することへのポジティブなイメージを持つ
②自分の欲求を自分で満たす。
③セルフ成長フィードバック。寝る前に１日を振り返る
④まず価値を与える。報酬とは提供した価値。自分が商品になると原価がかからないのでいくら与えても減らない。
⑤知識のインプット&アウトプットを繰り返す。インプットしたら、カスタマーサクセスに役立つアウトプットをする。