すごいぞ!J.S.C!
人はなぜ旅をするのか?
かつて人類は食料を求め旅をし、住む場所を求め旅をした。
その中でも日本人は農耕民族として定住の道を選び、いつしか旅は「観光」という文化になった。
ある研究者は観光を起こさせる欲求・動機を、思郷心・交遊心・信仰心、知識欲求・見聞欲求・歓楽欲求にそれぞれ細分化し、また、身体的動機を治療欲求・保養欲求・運動欲求に、経済的動機は買物目的・商用目的にそれぞれ分類した…
な~んて小難しい話はどうでもいいな。
俺が旅好きなのは周知の事実である…と勝手に思い込んだ上で、今回もちょいと旅に出ました。
旅にも色々な目的があるよね。
各地の美味しいモノや名物を目当てにするグルメツアーもあれば、寺社仏閣や城に行ったり、古い町並みや建造物を目的とした歴史探訪もある。
そして今回は、知識欲を満たす旅!
2008年の原宿毒蛇無許可飼育事件の毒蛇の引き取り先になったり、叶姉妹が飼い切れなくなったニシキヘビを寄付したり、昨年10月に「双頭のニホンマムシ」の展示で度々話題になった、群馬県は太田市にある世界一のヘビ専門の動物園「ジャパン・スネークセンター」に行ってきました!
ジャパン・スネークセンター(以下J.S.C)は、日本蛇族学術研究所が運営している蛇の研究施設兼動物園。
昭和 40 年5月に群馬県藪塚本町に毬山利久氏によって設立。
日本のみならず海外のヘビの研究、飼い方や 咬まれたときの処置や対処方法の研究や血清の製造もしている、知られざるスゴイ施設でもあるのです!
俺が子供の頃は「ヤマカガシ(というヘビ)は毒を持っていないから噛まれても大丈夫」と言われていたんだけど、実は1974年に有毒種であると判明したのよ。
でも、基本的に大人しい蛇だし、「噛まれて死んだ人はいない」なんて話が実しやかに言われていたんだけど、1984年に中学生の男の子の死亡事故をきっかけに日本蛇族学術研究所がヤマカガシ毒の血清の施策に成功。
以来、日本で唯一ここだけがヤマカガシの抗毒素血清を製造しているそうです。
すごいぞ!J.S.C!!
ただ、世界的に見ても凄いハズの施設なのに、ほとんど廃墟のような佇まい。
ここを訪れた方のレビューを見てもその様な意見が多々見られる。
実際、使われていない建物も施設内には多く、どう贔屓目に見ても寂れている。
ま、1965年設立なのだから老朽化は仕方ないんだけどね。
俺的には懐かしい昭和がそのまま残っている感じで好きなんだけど、トイレとかも昭和のままなので苦手な人は辛いかも。
世界一の「ヘビ専門の動物園」でもあり「研究施設」でもあるので、生物標本や骨格標本、剥製等の資料は見応えバツグン。
※ちょいと刺激が強いので画像は載せません。
かつて、愛知県にも「世界一のヘビセンター」を自称していた「香嵐渓ヘビセンター」があったんだよ。
テレビCMも頻繁に放送していたし、年間10万人が訪れる人気の施設だったけど、1993年に惜しまれつつ閉館。
おばあちゃんが足助に住んでたからあの辺りはよく行ってたんだよ。
俺がガキの頃は足助も賑わっていたからね。
J.S.Cには頑張って欲しいと心から願います。
J.S.Cは民間の施設なので、経営は入場料で運営されています。
老朽化に伴い来場者が減った所に感染症対策で来場者が激減。
以前は施設内にあったヘビ料理の食堂も無くなり、経営はかなり厳しいそうです。
時代の趨勢と言ってしまえばそれまでだけど、寂しいね。
暖かくなったらまた行こう。
ここから下は蛇の画像が出てくるので苦手な方は注意してね。
↓
↓
↓
↓
それでは。
↓
↓
↓
いきますよ。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
改めて…では。
もっと沢山撮ったんだけど、これくらいにしとくよ。
興味があったら実際に行ってみてちょ。