これでも精一杯~イソギク~
今日は風が強い…そんな中、
しっかりと、空に向けて花を開いているイソギクを見つけました。
まだ蕾のようにも見えますが…
よく見ると、ちゃんと咲き始めています。
一つの花はとても小さいけれど、たくさん集まって一つの固まりになり、
さらにその固まりがまた集まっているため、遠くからでもよく目立ちます。
イソギクのようなキク科の花は、進化した花とされます。
集合して大きくみせるだけでなく、開花期を少しずつずらして咲くことで、長く開花しているように見せることもできます。
虫の活動があまり活発ではない今の季節でも、のんびり店を開けて、気長にお客さんを待つことができますね。
イソギクは、長い花びらがない筒状花だけで形成されているので、開花しても、ポツポツした点のような地味な姿ですが、
よく見れば、小さな花の一つ一つが、精一杯に花びらを広げている姿が健気です。
見た目は癒し系ですが、
野生では海岸の崖などに生えるため、過酷な環境に耐える強さを持っている植物です。
強くて優しい…魅力的な花ですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?