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blog.ver59 家族写真の撮影をお願いする。

他人の写真撮影をお願いされたことって一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
もしくはお願いされてことがなくても、集団の誰かが他人にお願いして撮影してもらったことはありませんか?


私は先日、山梨県にある『花の都公園』というところへ家族三人で行きました。

当日はゴールデンウィークだったのもあってお客さんが多いのはもちろんのこと、特に家族で来園されている方が多かったです。
子供連れから三世代でだったり、カップル、同性グループ、わんちゃんと二人でという人もいらっしゃいました。

今回は写真撮影の話なのですが、もちろんのこと各々撮影をしていました。
そして、中には撮影を他人にお願いしている人もちらほらいました。

(これから話すことはもしかしたら考えすぎと思われる部分やただの屁理屈と思われる人もいるかもしれませんのでご了承ください。)


私が目撃した中で何組かいましたが、近くのお願いできそうな人に写真撮影をお願いしていました。
その後はもちろんお礼をして楽しそうに去っていきました。


これに不自然なところはないと思います。
でも私は気になりました。

そんな中、私の近くで撮影をお願いしていたグループがいました。
順路の先に私たちがいたのですがその人たちが一連の流れをしてこちらに来たところ、私たちが自撮りで撮影をしているところに「写真撮りましょうか?」と声をかけてくださいました。

その行動自体に悪意は全くなく善意で声をかけてくださったのだと思います。
ましてはその行動はとても素晴らしく、私からしたら尊敬に値します。

そんなコミュ障な私が咄嗟な行動で断ってしまいました。
そんなこともあったので他人に写真撮影をお願いすることってどうなんだろう?と考えるきっかけになりました。
もちろん考えれば考えるほど後悔の連続でした。
だからコミュ障は損しかしないのです。
声をかけてくださった相手にも失礼なことをしてしまったとか、撮ってもらえるのであればそれも思い出になったのにとか、引きで家族写真を撮ってもらえたのにとか…。


そこで今の私に考えることができた答えは、『相手のメリットも考えられているか?』
ということ。

家族写真ではなくてもそうなのだが相手にとって何かメリットを与えることができるのか?というところです。

ただ、そんなのわかっているよ!と思うかもしれませんが写真をお願いするときに声をかけますね。
写真撮影を撮ってもらう文化がいつから始まったのかはわかりませんが、今や基本的に自分のことしか考えていない人たちが多いのではないでしょうか?

撮影をお願いされて断れる人なんてそんなに多くいないと思います。
なので多くの場合は断る余地もなく善意で引き受けて撮影してもらってはいありがとうございました。ってどうですか?

そのとき声をかけられて相手はどうでしょうか?
そりゃ、やらざるを得ない状況ですよね。
そしてその時ってその人のプライベートの時間を少し奪うことになりますよね。

なんならその人だけではなくその人と一緒に来ていたグループ全員の時間を少し奪うことになりますよね。


いやいや、ただ少しだけ撮影をお願いするだけでしょ?なんて考えていませんか?

私が考えられる範囲でこういった文化になったのはおそらくインスタントカメラの復旧からだと思います。
自分で自由に写真が撮れるといった当時では画期的なアイテム。でも誰かに撮影してもらわないと自分が写らない。といった感じで他人に撮影をお願いする風潮になったと考えます。
当時はそれこそお互い様だったので撮影してもらったら相手のも撮影するスタイルだったんじゃないかな?と思います。
そこでお互いにwin-winの関係だったと思います。

でも今はそんなことが減ってきていると思います。

スマホを使えばインカメで自撮りができるし、自撮り棒や三脚を持参したら遠隔操作して撮影も可能。そんな感じで自分でなんとかしようと思ったらできちゃうのです。
そういった観点からそもそも他人に撮影を求めることもなく、自分の好きなようにいくらでも撮影ができるのです。
誰もがそのようになるとお互いのメリットを考えることもなくただお願いするだけの風潮だけが残ってしまいました。

勝手な想像ですが、インスタントカメラを使って撮影していたときの当時の人はカメラ撮影のみならず他のことでも相手のことを考えて行動できていたと思います。
それが時代とともに変化していき、昔のようにおもてなし文化がなくなってしまったのではないでしょうか。


そう。日本人らしさがどんどん薄れてしまっていくのではないでしょうか?
そんな表面だけの日本人にはなりたくないですよね。

こういうところってもちろん日常生活でも反映されていると思います。
どれだけ人の幸せを考えることができるのか?メリットを考えることができているのか?

普段の生活からそういったことができていれば差もない出来事。
だから意識しなくてもできちゃう。

要するに日頃から感謝の気持ちを忘れないようにしましょうということです。



それでは今回はここまで。

おしまい。

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