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映像を観る日曜日

今日は、ゴールデンウイーク前くらいから録画していて観れていなかったテレビ番組と、noteから流れてきた情報で興味を持った映画などを観ました。何かを創るには、日々のインプットが必要です。noteを書くようになってから、まだ一週間くらいですが、noteに書けそうなことは無いか?という視点でもインプットするようになりました。

今日観た映像をざっとリストアップしてみました。

セブンルール 5/1 放送 飯島望未 (バレエダンサー)
セブンルール 5/8 放送 吉田羊 (女優)
情熱大陸 5/29 放送 一力 遼(囲碁棋士)
情熱大陸 5/6 放送 村上茉愛(体操選手)
RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅  2. モルディブ
ヌード (字幕版)

ドキュメンタリーばっかりです(笑)。ドキュメンタリーが好きなのは、物事の舞台裏(Behind the Scenes)に興味があるからです。人物のドキュメンタリーなら、表舞台だけではわからない、その人の人となりを、より立体的に知ることができます。それが楽しいです。

(一部ネタベレがありますので、ネタバレが嫌な方は読み飛ばしてください)

セブンルール

セブンルールは、毎回一人、何かの分野で輝いている女性をフィーチャーするドキュメンタリー番組です。明日もまたがんばろうという気持ちになる、元気が出る番組です。容姿だけでなく、内面が磨かれている魅力的な方が毎回登場するので、いつも楽しみにしています。番組タイトルにあるように、自分独自の「7つのルール」を一つずつ紹介しながら番組が展開します。タレントのYOUさんをはじめとするコメンテーターの存在も、番組を盛り上げている要素で、情熱大陸とはそこが違います。

1本目、バレエダンサーの飯島望未さん。日々淡々と自分のペースでバレエに向き合ってる姿が魅力的でした。番組でも紹介されたのですが、↓このグランフロント大阪のCM、半年前に京都に帰省した時にテレビCMで何度か観たことがあって、映像美に圧倒されて強烈に印象に残っていました。この方だったんですね。

2本目、女優の吉田羊さん。「得意な分野は1個もない」と語られていて、謙虚な姿勢が魅力的でした。セブンルールの1つ目のルールとして「あおりの画は撮らないようにお願いする」というのがあって、ハッとしました。私は鼻の穴が大きいから、あおりで撮ると目立って嫌だと。そうなんですよね、あおりで撮ると、威厳というか立場を高く見せることができる一方で、鼻の穴が目立ちます。

情熱大陸

今シーズンは、放送20周年ということで、二十歳の若手を取り上げられています。

1本目、囲碁棋士の一力 遼さん。スランプに苦しむ姿が描かれていました。負けて悔し涙をハンカチで拭うシーンが印象的でした。スランプの時でも、大学の友達の存在がきっと彼の心の支えになっていて、友達とフットサルをされているシーンは、本当に楽しそうにされていました。

2本目、体操選手の村上茉愛さん。表から見える、自信に満ちた姿からはわからない、裏の恐怖心が描かれていました。体操種目の中でも得意、不得意があって、不得意な種目で出てくる、恐怖心と闘っていました。体調がすぐれない時も、日々練習に取り組まれている姿が印象的でした。

RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅

世界の美しい楽園をめぐる旅のドキュメンタリー番組です。映像美と、何と言っても番組の中で出てくる、写真家の三好和義さんの写真の数々が魅力的です。Amazonプライム会員なら、追加の費用なしで見れます。

水平と垂直を簡単に確認できる2ウェイレベラーをカメラのホットシューに装着して撮影されているシーンが一瞬出たのに気づきました。水平と垂直を意識して撮る、という風景写真の基本が、この一瞬のシーンから読み取れます。

僕も2ウェイレベラーにお世話になっています。動画の撮影で、水平と垂直がきちんととれていないと、特に広角での撮影時に違和感が出ることに気付き、ここ最近は、この2ウェイレベラーを使うようにしています。

最後まで観ると、スタッフロールで「4K編集/カラリスト」が目に止まりました。カラリストという、色を専門に扱うスタッフが関わられているんですね。番組を観ていても、色に拘って制作されていると感じました。

ちなみに、カラーコレクションハンドブックという、カラリストのプロフェッショナルが書かれた本があるのですが、これはおすすめです。映像の中で色を扱うということがいかに大変で、難しく、カラリストと呼ばれる専門職ができるくらい深い分野だとわかります。

ヌード (字幕版)

つい最近noteで購読するようになった、写真家・アートディレクターのワタナベアニさんが、この『ヌード』という作品をおすすめされていたので、早速観てみました。

強い作家性を持つ写真家と、商業的成功を成し遂げたいディレクターとのやりとりが見ものです。写真家とディレクターとの方向性の違いが随所に出ていて、両者の苛立ちが描かれています。

主役の写真家は、デイビット・ベルミア(David Bellemere)さん。彼の頭の中に撮りたい絵が完全にできているからこそ、モデルにポージングの指示をあれだけ細かく具体的にできるのだと思いました。

モデルさんとの信頼関係の築き方でいうと、誠実に、丁寧に、言葉を重ねて説得していくという姿勢が参考になりました。最初は、心を完全には開いていない彼女達も、彼のそういった姿勢に、心が開放されていきます。映画でも彼が言ってますが、心を開いてくれないと、いい写真が撮れない、というのは完全に同意です。

撮影機材については、キヤノンのハイエンド機で、ほとんどのシーンでキヤノンの望遠レンズ(70-200mmあたり?)で撮影されていました。望遠レンズなのは、歪みをなるべく少なくしたい、ということなのだと思います。僕も、望遠レンズにキヤノンのEF70-200mm F4L IS USMを使いますが、開放からシャープで、とても気持ち良い絵が撮れます。

おわりに

今回は書いていたら盛りだくさんになってしまいました。映像について、その時に思ったこと、気づいたことを記録しておくことは大事だと思うので、また映像を見たら、書いてみようと思います。

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今回のカバー写真は、最近新しく買った、ティルト・シフトレンズで撮りました。このレンズを使うと、面白い写真が撮れます。写真が取れたら、また書いてみます。


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