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 先週は父の日を題材に、カードやクラフトを使って日本語学習をしました。日頃の読み書きもいつも頑張ってくれる子たちですが、大好きな人にメッセージを送ろう!というモチベーションがあると、みんなさらにやる気を出して取り組んでくれました。

 小学生はクラフトや手紙のデザインを自分で選んで、作ったり絵を描いたりなど自分の好きな表現方法を選んで手紙を書きます。作文活動でもあるので、日本語の文章を書くことは全員に求めています。
 また、中学生はお父さんとの幼い頃の思い出を振り返るというテーマで手紙を書いてもらいました。お父さんの素敵だと思うことや今も覚えていることなどを手紙に書いてもらい、大人になりつつあるけれどこれまで受けてきた愛情について再確認できるきっかけになればと思って取り組みました。

似顔絵とお手紙
好きなデザインの裏にお手紙
出張が多いお父さんに手紙入りスーツケースを作成

 オランダで日本語を学ぶ意義を子どもたちが感じるのは難しい時もあります。しかし、このように誰かに喜んでもらえるような経験を通して、日頃の学習の積み重ねが実を結ぶことを実感し、成長する喜びに変えていけたらと思います。

 工作や手紙は「キャノンのクリエイティブパーク」からダウンロードをして使いました。家庭でもできるペーパークラフトなども豊富です。

Eduble日本語クラス

 幼稚園年長から高校3年生まで、それぞれの発達段階に合わせた継承語としての学びの空間を創造しています。読み書きの基礎はオーソドックスなスタイルを取っていますが、放課後の習い事として楽しみながら学べるような教室づくりを心がています。誰かと比べるのではなく、自分の成長を感じて日本語の力を伸ばしていけるようにこれからもサポートしていきたいと思います。

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