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 IBのMYPで学んでいる生徒から、学習サポートを受けての感想をまとめてもらった「生徒の声」をもらいました。なんと、社会の成績がDからAに上がったそうで、本人も保護者の方も大変喜んでくれていました。
成績がすべてではありませんが、自分のこれまでの学習方法が適切だったかどうかを確認することができました。

 昨年の3月からサポートをさせてもらっている生徒で、主に国際バカロレアのカリキュラムで学んでいて、学習言語は英語です。私の役割は、学校で学ぶ理科と社会の内容を日本語で解説することです。

 IBの学習はレベルが高いです。日本のカリキュラムでいうと、高校の社会や理科も少し入ってくるので、日本語を使ってその単元の概念を理解することメインに授業展開をしています。
 日本語が母語の生徒にとっては、日本語で予習・復習、課題の確認やテスト勉強をすることで、内容理解も深まっていきます。

学習者の姿勢の変化が何よりの喜び

 私が何より嬉しかったことは、生徒自身の学校での授業態度や学習に向かう気持ちに変化が現れたことです。私の学習サポートの目標は、成績を上げることではなく、学習との向き合い方やモチベーションに変化をもたらすことです。そうすると自然と成績は上がってきます。そして、そういった自信を付けることで学校での学びに限らず、人生を自分で創る態度が養われていくと考えてサポートしています。

自分のフィードバックも含めてのレビュー

 これからも生徒たちが自分の生き方を探求し、自信を持てるサポートをしていきたいです。
以下、生徒からもらった「Edubleのサポートを利用して良かったと思うこと」です。文章はそのまま掲載しています。

【Edubleの「学習サポート」を希望した理由】

 インターに通っているので、日本の勉強のサポートを希望しました。またインターの理科・社会が難しくなってきたのでサポートが必要だと感じました。日本語に触れる機会が減っているのでとても助かっています。

【学習の変化や成果】

 サポートを受講するようになってから、インターのテストの点数が上がりました。そして、受講する前はインターの授業で先生が言っていることの意味があまり分からず、授業にあまりついて行けていませんでした。なので、クラスメイトに聞くことが多かったです。しかし、サポートを受講してから友達に聞くことも減り、少しずつ授業にもついていけるようになりました。

【あなたが感じるEdubleの魅力】

 三島先生は私が疑問に思ったことなどを詳しく、そして分かりやすく説明してくれます。授業は面白く、優しい先生です。インターの学校では挙手をすることが難しく、自信もあまり持てませんでしたが、先生の授業を受け、今では自分が持っている意見などに自信が持てるようになり、挙手をすることが増えました。

学ぶことで知的好奇心をくすぐる

 相性の問題もあると思いますが、私がサポートした生徒から「社会の授業が楽しくなってきた!」という言葉が聞けて何より幸せでした。

 「社会の勉強って何か遠い世界のことを言われてよく分からないって感じでしたけど、しっかり学んでみると今の世の中の成り立ちにつながっていることがいっぱいあるんですね。考えることが楽しくなってきました!」と言ってくれて、ここまで来ればあとは自主的に学んでいけると思います。

 学習の成果はテストの点数だけではなく、その子自身が学ぶことそのものを楽しいと思えたかどうかだと思っています。

 IBでは、担当教員によるところもありますが、決してテストが終わったらすべて忘れるというものではなく、そこで考えたことが次につながるようになっています。だからこそ、サポートしている私にとっても別個の知識として教えるのではなく、体系的に社会を捉えるような姿勢が必要です。

 学び方でこれだけ生徒たちの成長は変わってくる。教育システムやカリキュラムは本当に大切だと痛感します。

 私もサポートする立場として、まだまだ改善が必要なところがあります。子どもたちと同様、良いところは自分の自信に変え、改善すべき点は真摯に受け止め、学習サポートのスキルをこれからも高めていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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