見出し画像

海外で日本語を学ぶ子どもたちにもっと自信をつけてもらいたい【Aflevering.85】

 今日は7月7日です。七夕なので、日本語教室の今週の授業では、七夕のお話を聞いたり、願い事を短冊に書いて飾りつけなどをしています。

 また、今日は1人の女の子が小学1年生の学習内容を修了したという、とても素晴らしい日でもありました。昨年から日本語教室に通い始めたその子は、現在9歳です。日本語の勉強を自ら進んで頑張っています。

 入塾当初は、カタカナや漢字は少しだけ分かるような状態でしたが、自ら日本語学習を通じてどんな力をつけていきたいのかを明確にし、それに必要なサポートを進めてきました。今日がその一区切りとなりました。

 入塾当初のその子は少し自信がなさそうでした。また、解答を間違えることを恐れ、年齢相応の学年の内容が理解できていないことに少し劣等感を感じているようでした。しかし、私としては今自分にできることに目を向けて少しずつ前に進んでほしいと思っていたので、継続的にポジティブになるような声かけを意識してきました。

 最近は、授業ではとても元気な表情を見せてくれるようになり、間違えることを恐れるよりも、やってやるぞ!という気持ちで望んでくれているように見えます。

今日の授業の最後に、
「1年生の内容が終わったけど今どんな気持ち?」と聞くと、
「すごく嬉しい!」と答えてくれました。

 夏休みが明けたら、次は2年生の内容へ行きます。漢字や語彙力も求められるレベルは高くなっていきますが、小さな積み重ねを達成感につなげて、日本語への自信をつけてほしいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?