見出し画像

子どもは遊びのプロだ! - 7月の「あおぞら教室」より【Aflevering.97】

 オランダのデン・ハーグにある探究型日本語教室Edubleでは、日本語を話す子どもたちのつながりを作るために、「にほんご体験教室」や「絵から学ぶ漢字学習体験」など、いろんな機会を提供しています。その1つの活動に、屋外でレクリエーションなどの遊びを通して子どもたちのつながりを作る「あおぞら教室」があります。

 7月のあおぞら教室は2回実施する予定でしたが、残念ながら先週は雨で中止となってしまいました。そして今週は、幸いにも天気に恵まれ実施することができました。

 「あおぞら教室」では、子どもたちがつながりを作ると共に、日本語の説明を聞いて理解することや、決められたルールの中で遊ぶことを主な学びとして活動しています。言葉で説明されたルールが分からなくても、子どもたちは少しずつ適応してルールの中で遊べるようになっていきます。

 初めは緊張感のあった子どもたちも、だんだん「あおぞら教室」の雰囲気に慣れてきて、笑顔や笑い声が増えてきます。
 時には揉め事が起こって喧嘩になったり、うまくいかなくて悔しい思いもすることもありますが、そういった苦い経験も子どもたちの笑顔と同じぐらい価値があると思って子どもたちのサポートをしています。
 今日のプログラムも、子どもたちにとって楽しい時間になったと共に、いろんな学びがあったと思います。

自分たちで遊びを作ることができる子どもたち

 今回も「あおぞら教室」の活動自体は、決められた活動を進めていくのですが、私が子どもたちを見ていていつも驚くのは、遊びを作るのがとても上手だということです。

 活動の間には、水分補給やスナック、昼食など適宜休憩をする時間をとっています。休憩時間内でも、子どもたちはお互いに一緒にいることが楽しくて、倒木や木の枝など、自然のものを使って遊んでいます。

 私が子どもたちと一緒に過ごす中で、特に自然の中にいる時は子どもたちが生き生きしているように感じます。
 辺りには、自然が作り出したいろんな遊具があり、そこで子どもたちは自分たちの想像力を駆使して遊んでいます。自然は子どもたちの力を大きく育ててくれるものだといつも感じます。

子どもは遊びのプロ!

 今日の「あおぞら教室」は、いつも通り10時に開始して12時30分に終了しました。
 休憩時間も遊んで、「あおぞら教室」でもたくさん遊びました。
 しかし、参加してくれた子どもたちは、なんとその後も近くにあるアスレチックの公園遊んでいました。そして、保護者の方々が次の予定に向けて動き出すまでずっと遊んでいました。
 彼らは大人が止めていなかったら、きっと夕方までずっと遊んでいたことでしょう。
 子どもが集まることによって生まれるパワーと、自然の中であっちこっちへ行って常にいろんな遊びをしている子どもたちの姿を見ていると、「子どもっていうのは、放っておいたらいつまでも遊んでいる。まさに遊びのプロだ!素晴らしい!」と感動しました。

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?