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メンタルを強くする方法はサウナにあり。


本田直之・松尾大署

もう余裕がない時代に成ってきたと思わないだろうか。他人のことなんて、かばう器もなくなっている。もちろん人付き合い、プライベート等など共感することが出来なく成っている。今こそビジネスパーソンにサウナが必要である。フィンランドでは幸福度が第一位である。相互の違いはサウナと幸福度が関係があるのだろうか。日中活動により感情が高ぶっている状態である。人間関係は想像以上に気配りの連続でとてつもなく気を使う。それにあたり交感神経が優位に成っている。明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代、令和と続き働く時間は変わらないが、変わったのは情報量の洪水である。シェイクスピアが人生は選択という通り、取捨選択を責められる社会性に成ってきている。身体が悶々するのは何故だろうか。それはストレスなのである。そのストレスをどう逃がすかは色々ある。煙草、飲酒、多種多様にあるが依存症のことや金銭のことを考える。何故、近時代はサウナなのか。リーチマイケル氏は自宅にサウナがありコンディションを調整しているのである。

日本のサウナ文化は間違っている。

日本の場合、昔のサウナは「熱い」「苦しい」「耐えられない」
と言うような我慢比べの場所のような感じだった。つまり「おじさん=サウナ」とイメージが強い。何故ならば日本のサウナは違っていたのである。
1956年オーストラリアで開催されたメルボルンオリンピックに射撃選手代表で出場していた許斐氏利(このみうじとし)選手がサウナの存在を知る。そして東京で銀座に開業していた東京温泉に導入が最初である。
1964年に東京オリンピックの開催にフィンランドの選手団が選手村にサウナを導入したことも注目の一つであった。
1966年にフィンランドサウナ「スカンジナビア・クラブ」が誕生。
これを機会に段々とサウナが日本に全国各地に普及していったのである。

しかしひとつ違うことがあった。「ロウリュ=蒸気」がなかった。

「ロウリュ」とはストーブで熱されたサウナストーンに水をかけて「蒸気」を発生することを言う。

日本式というべきだろうか、「ロウリュ」が出来ずサウナの室内が90℃から100℃と近くとてつもなく室内は熱く、室内はドライで我慢比べのサウナが定着率が高くなってしまったのである。

おじさんとサウナが我慢大会の場所となっていったのである。

フィンランドのサウナはロウリュ(蒸気)あり。


フィンランドのサウナの場合、室内は75℃から85℃の程度で室内はそんなに高くない。しかも「ロウリュ=蒸気」を高める。サウナストーンに水をかけるとジュヮーと音ともに蒸気が発生する。いわゆる蒸し風呂である。
全身から汗がぶっわーと汗が噴き出す。それにより心身ともに体が温まる。

フィンランドのことわざで「ロウリュ=蒸気」にはサウナの魂があり、と言われている。

フィンランドのサウナでは「ロウリュ=蒸気」ができるようになっている。

ただ日本のサウナは「熱くすればいいでしょ」という湿気がない乾燥しているオーブントースターのようなサウナが日本国内の全国各地に溢れてしまい、サウナの室内で呼吸すれば熱気が熱い空気が咽頭部を傷つけてしまう。
それでは身体に対し健康に悪いイメージになる。

「サウナ=我慢大会」「サウナ=苦手意識」「サウナ=嫌いになる」
という潜在意識が残り、もういいやサウナなんて。日本のサウナは「我慢が美徳」というおじさんの大衆浴になってしまったと感じる。
それによって日本のサウナは益々人気がなくなりイメージを悪くしてしまった。

サウナは「ロウリュ=蒸気」が命である肝心な魂の部分が欠け落ちていたのである。

フィットネスで運動後の爽快感やリフレッシュ効果が手軽に手にいれることができる。


2019年のドイツの医学雑誌に掲載による記事の研究によれば25分のサウナ浴と30分間の休息によって得られる心臓にかかる負荷は、中程度のエアロバイクを漕いだ場合の負荷に相当して、サウナには軽いトレーニングと同等の心臓にかかる負荷と血管を鍛える効果があるという研究結果である。

フィットネスに行く時間や運動もする気もならない。しかしサウナ浴は運動の爽快感やリフレッシュ効果が味わえるのだ。

「今の時代サウナ浴でととのう時代ですよ」
いやいやサウナ浴は苦手です。

2020年の東京五輪の直前にサウナが再発見され変わりつつある。

サウナ入浴のサイクルにて身体の影響

「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」

サウナ室に入るとじわじわと汗が出てくる。体内の老廃物が発汗ともに排出されてくる。身体の物質交換サイクルが進み「疲労回復」につながる。

サウナ室にいると身体が段々熱くなり、40℃近くまでに上昇した身体の体温を冷まそうと皮膚表面の血流量が増大して、脈拍も平常より早くなる。

その時は、サウナ浴は気持ちいいとはならない。
むしろ不快感がます。逆に交感神経が優位になっている。
80℃から90℃のサウナ室にずっといると身体が危険信号を増すので
危険信号は交感神経が活発になるのは当然だろう。

そうして「身体が熱くなってきたなと感じたとき」に水風呂に入浴する。

温められた身体が水風呂にて冷たい水で身体が冷やされ「気持ちがいい」となってくる。
しかし水風呂に身体を浸かっていてもリラックス効果の副交感神経が促進していない。
水風呂に浸って、浴槽から出て、外気浴の場所にて休憩をする。

サウナ浴から水風呂にて交感神経が優位であるが、反発して副交感神経が促進する。その時がリラックスモードに入るのである。

交感神経から副交感神経のスイッチの感覚。
暑い感覚から寒い感覚の環境から、自身の平常感覚、環境にもどる感覚を⇒「ほっこり」する感覚がとても良い。

自身の基準値である体温・脈拍へ一旦リセットされる。
身体の再起動されるときの野性的感覚が、サウナにおける爽快感である。
これこそが「ととのう」というものである。

メンタルの効能

サウナ浴で交感神経、水風呂にて交感神経が優位になっている。
外気浴のリラックスで一気に神経のスイッチが切り替えられ副交感神経が促進される。いわゆる「ととのう」である。

交感神経や副交感神経とは、一言でいうと自律神経のことである。

交感神経⇒日中活動に優位になる。緊張状態の神経である。
副交感神経⇒夜間や休憩の時に促進する。リラックス状態の神経である。

毎日交感神経と副交感神経のスイッチを切り替えて生活している。
乱れると身体の不調やメンタルにも響く。
なので自律神経を鍛える必要が今の時代に必要なのである。

病気にならなくてもイライラしたり、不安に陥ったり、「鋼のメンタルでいられたら」

メンタルの安定にもサウナが絶大な効果がある。

サウナの発祥の地フィンランドが世界幸福度ランキングで2018年2019年ともに一位である。

幸福度が高いのはサウナを利用しているのではなかろうか。
フィンランドは寒い国である。マイナス30℃から40℃にもなる。
冬の日の出が遅い。日の入りが早い。冬季の日照時間が特に短い。
太陽光の働きにより、幸福ホルモンが分泌されるために、日照時間が短いならうつ症状がフィンランドも不利な環境なのだが、幸福度が高いのは、フィンランド国民はサウナを活用しているおかげなのだろか。

サウナに入っていると精神的にも安定する。

ストレスフルの時代、社会に生きる我々は、より幸福を味合うためにサウナ浴を活用する手はない。

マインドフルネスと情報の洪水から離れる手段


サウナ浴に入ると強制的にデジタルデバイスを持ち込みが出来ず、溢れる情報の洪水からシャットアウトする。ひとりでじっくり思考に没頭するのも良い。そういう時間が必要である。

サウナ浴がストレスフルな外界の世界から引き離してくれる。自身の内面と向き合うために、究極のマインドフルネスになる。


サウナ浴に入る前とサウナ浴に入った後の脳の状態について


MEG(超高精度の脳波計のようなもので脳全体の機能を計測できるもの)で測定。

サウナ浴に入った後⇒人間の認識系を司る頭頂葉のベータ波長が活性化。
つまり、自身の内面に対する感覚が明敏になり、「瞑想」に近い状態になる。

◯ベータ波長⇒昼間の活動時に優勢な脳波であり、注意力や認識力が強い。

更に覚醒度と反比例するデルタ波長が激弱している。
つまり「頭がスッキリしてクリアになる状態」

◯デルタ波長⇒熟睡しているとき、昏睡状態のときに見られる。

結論ではサウナ欲は物理的にデジタルデトックスをしながら、効率的にマインドフルネス効果を得られる。

フィンランド・ヨーロッパ・ニューヨークなどでこうしたサウナによるメディテーション(瞑想)効果というのは重要視されている。


まとめ

◯身体的、肉体的の効能

血管や心臓を鍛える効果。
短時間で爽快感が得られる。
血行が促進し疲労回復。
睡眠の向上。
ご飯が美味しく感じられる。
免疫効果

◯メンタルの効能

自律神経が鍛えられる。メンタルが安定。
幸福度が感じる。イライラしなくなる。
自分自身に意識を向ける。マインドフルネスの効果が得られる。

◯ソーシャル的効果

心が安らぐ隠れ場所として機能する。
サウナを通じ新しいコミュニティの構築。



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