あの日を思い出す
6月12日 土曜日
皆さんこんばんは、本日は少し日が陰り気温も落ち着いたかなぁって感覚がありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
明日は天気が悪くなるという天気予報らしいですね(テレビ見てない)
せっかくの休日ではありますが、雨ならではの楽しみ方もあると思いますので、全力で楽しんじゃってくださいね!
そしてその楽しみ方をこっそり私に教えてくださいませ~
ってなことで本日は
今でも鮮明に覚えている
「失敗したあの時」 について
そしてウン十万の借金を背負った日
あれはもう6年ほど前だったか
私はある人のセミナーを年間を通して受けていた、それは「技術」「知識」についてのセミナーでした
何の技術かというと「施術」です、主に「ストレッチ」や「身体調整」と呼べるもの、そしてトレーニングに関する「知識」を学んでいました
まだまだ私も働きだして二年目に入った時くらい、ひよっこもいいところで
もっと患者さんに効果のある技術を学びたい、鍼や灸だけではない技術を学びたいと考えていた時にドンピシャに来た話でした
技術は申し分なく、知識もその当時からすれば知らないことのオンパレード、それを知っていくことの楽しさ、そして患者さんに実践し効果が出て感謝されること、その達成感。
凄くうれしかったし、学べたことに感謝しました
そのセミナーも一年が過ぎ、終わりに差し掛かろうとした頃、講師の方があるお話を持ち掛けてこられました
「君もセミナーを主催してみないか?」と
セミナーでいただく代金の半分は私の収入となり、年間を通せばとてもありがたい副収入となるものでした
魅力的であったことと、すでに自分でも施術の結果が出ていたため「できる」と判断し、そのお話を飲むことを決意しました
その時は本当に「舐めてた」という表現がふさわしい
そう、ものの見事に失敗しました
集客はその講師の方がしてくれていて、数名の学生に対して私が前に立ちレクチャーを行うというものでした
資料もいただいていて、そのセミナーが始まる前にも何回も講師のもとに行き技術面や相談をしていたこともありましたが、そんなものでは賄えない
圧倒的なものが私には足りなかったのです
それは
「経験」
〇患者さんに対して行った施術の経験(その技術において)
〇人の前に立って話すという経験
〇人に教えるという経験
〇人に伝えるという経験
〇人から少なくないお金をいただいてセミナーをする経験
これらが圧倒的に足りていませんでした
要は「準備不足」だということです
もちろんセミナー受講者はそれに気づきます、見逃してはくれません
なんせ「安くない」金額を払い、集客の際に講師の方にしっかりと説明を受けてきているわけです、それなりの期待をもって来られている
始めの数回は何とか行うことはできていましたが、もう五回もする前に態度は目に見えて変わっていました、「こいつできねえ奴だな」と
その時の目や、態度、雰囲気がもう目に脳に焼き付いています
思い出すことも嫌な思い出ではあります
そしてその受講生が講師の方に話をして、途中でセミナーを強制終了することになってしまいました、ショックだったのと同時に少し「安堵」したのを覚えています。
もう毎月その日が来るのが恐怖に変わっていたからです、あのころには戻りたくありません。
しかもさらに追い打ちとして、講師の方に「もともと得られるはずだった売り上げをもらわなければならない」と言われました。
その時はもう、申し訳なさが強くて言われるがまま代金を支払いました
今ではその話を他の方にすると「詐欺だったんじゃないか」とか言われますが、私的にはそこはもうどうでもよかったです
ただただ打ちのめされました、生半可な経験や知識では人の前に立って話をするなんてもってのほかだと思いました。
でも、やはり失敗というのはどこかに「活きてくる」もので・・・
それから数年が立った時、人前で話すという機会がまた訪れました、これまた一年の期間でした。
今回は私一人ではなかったものの、やはり過去の「失敗」が頭をよぎりました
正直すごく怖かった、逃げたかった。
でも、そのセミナーでお伝えするものは私自身が経験をしっかりと持っているものであり、知識も以前失敗したころとは全然違いました
話をするときは緊張するし、手汗が凄いし、口もパサパサになる。
でも話せます、質問にも答えることができます
経験というバックグランドがあるから。それが自信となって私の背中を押してくれた感覚でした。
それに、あの「失敗したとき」に比べれば、あの時の恐怖に比べれば、なんてことはない!
そう思えました、失敗ですら私の背中を押してくれたのです。
だから今も、セミナーで人の前に立つとき、時折思い出しては考えます
「あの時に比べればなんてことはない」と
失敗をした、借金を背負った、恐怖を覚えた
でもそれが本当に私を成長させてくれました
逆に今はその時に「こいつできねえやつだ」と思ったであろう彼ら彼女らを見返してやろうと思います
自らの未熟さを棚に上げて、過去をなかったことにして見返してやろうと(笑)
全ては原動力です、もとから原動力ではありませんが、人はそれを原動力として活用することができる存在です。
せっかく失敗したのだからそれを使わなければもったいない
確かに「失敗」はしたくない、けど。
その失敗はあなたの「経験」となる、その経験を持っている人に、その失敗を糧に成長した人に、人は惹かれる。
そのストーリーが貴方の魅力をさらに引き立たせてくれるのです。
だからもっと挑戦しよう、失敗しよう。
恐れながら、怖がりながら
人生上り坂だけなんてつまらない、たまには沈んで、急に浮かんで
楽しいジェットコースターのような人生にしていきましょうよ
その方がきっと記憶に残る人になれると信じてます
だから今日も一日全力で!!
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