「バーサよりよろしく」 著者:テネシー・ウィリアムズ

 テネシー・ウィリアムズと言えば、「ガラスの動物園」「欲望という名の電車」「熱いトタン屋根の猫」などが特に知られている劇作家。
 昔の映画を観始めたころでそんな有名な作品すら知らなかった私は、「バーサよりよろしく」という作品と出あいました。当時は若く、バーサを理解するのに少々苦労しました。
 家族に「今、こういう戯曲を読んでいる」とコピーされた戯曲を渡すと、「これと似た作品を映画で観た」と言われました。後日、「欲望という名の電車」ヴィヴィアン・リー主演の映画をレンタルしてきてくれました。
 似てる作品なはず。同じ劇作家が作った作品なんですから。
 数年後、家族が「バーサよりよろしく」が入っている、テネシー・ウィリアムズの戯曲集を誕生日プレゼントしてくれました。
 とても若いころに出あった作品だからこそ、今読むともっと深くなにかを感じることができると思っています。ただ、作品が重いので精神的に引っ張られる恐怖があり、なかなか手に取ることができません。

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