わたしの気配
はらはらと散りゆく紫陽花恋涙川崎のことも夢のまた夢
もがくのよもう沢山だと思うけど最期の最期まで足掻き続ける
会いたいとずっと思ってたあなたから会いたかったと幸せ浴びる
作るのは時間をかけて愛込めて壊すは一瞬ただ砂の城
ざまあみろ嗤ってやるはずだったのになんでなのねえねえねえなんで
クソメガネ叩き割るぞなんて嘘粉々に砕け散ったのはぼく
バカヤロー夕日に向かって呟いた青春ごっこいいかげんにせえ
泣き虫で甘えんぼでもいいじゃないだってまだあたし29ちゃい
灰色に煌めく海と空の下ぼくらにはこのくらいがお似合い
雨の匂い緑の匂い潮の匂いわかる人だけ隣に居てよ
ばらばらのわたしの気配掻き集めやっと飛び乗るどこ行く電車?
思い出を10円5円に変えていく泣いてないよ埃のせいだよ
渋谷から遠く離れて今もなお思い出すのはグッチ裕三
もう一度2人で乗ろうかなんてさ虫が良すぎるね因果応報
ヘリックスピアスの位置がお揃いで運命感じるちょろすぎオンナ
ラッキーだわあんたのために買ったからいつのまにか片耳軽い
片耳のピアス無くして嬉しいなんてもう片方を多摩川に投げる
うん平気胸の痛みに比べたら失恋ピアスそれなんのこと?
帰りたい場所はいつでもひとつだけあの日々の中溺れて沈む
バスの中知らない景色過ぎて行くあぁこれは甘い涙滲んだ
きみはきみわたしはわたしわかってるだけどひとつにとけあいたいの
やらないで後悔するよりやって後悔した方がいいと思っていたあの頃
(201906〜201907)
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