見出し画像

友達に話したくなる「好きな仕事」の話

こんにちは、起業屋さんのYoshinoです。

まずはお伺いしたいのですが……

「今の仕事は好きですか?」
「毎週月曜日を楽しみにしていますか?」

働くのって楽しくないですよね。
私も好きではありません。

以前の私はしがないサラリーマンでしたが、今は会社から独立し、情報起業の斡旋やマーケティングのコンサルタント業といった「起業屋さん」を営んでいます。

雇われるという働き方に「自分には合っていない」と疑問をいだき独立した私は今の仕事を気に入っていますし、楽しく働いていますがそれでもやっぱり仕事に前向きにならない事があります。

根が自堕落ですから。

「今日はパソコン開かずに家でコントローラーを握ってスナック菓子片手にゲームしてたい」

そう思うことはよくあります。

好きな仕事を自分で選んだはずなのに、仕事に対してテンションが上がらないことがあるのはなぜでしょうか?

気分の問題?
仕事の内容の問題?

人によって色々という回答もあるでしょうが、それではあまりに身も蓋もありません。

今回は「友達に話したくなる「好きな仕事」の話」と銘打ち、誰しもが抱える「自分の仕事が好きじゃない、楽しくない」問題の解決に取り組みます。

「嫌ならその仕事を辞めろ」

みたいな「放り投げる」話は致しません。

・自分の仕事を好きになる
・今日の仕事が楽しくなる
・月曜日が待ち遠しくなる

そんなあなたに変わるきっかけになるお話です。

⬜過去を知る

まずは紙とペンを用意します。スマートフォンのメモでも構いません。

仕事を好きになるための最初のステップとして、自分の中の「好き」を箇条書きで構いませんから書き出していただきます。

・楽しかった経験
・楽しみだった経験
・ワクワクした経験
・現在好きなもの
・好きになった瞬間の経験

などを思い出して書き出してみてください。

「好きになる物事の属性を理解しておく」

これが自分を理解して、目の前の仕事を好きになるために、楽しみに取り組むために必要な事前準備です。

⬜今の仕事を分析する

今の自分の仕事を細かいタスクに分けていきます。

細かく分けて以下の4つ、

・やる必要のあるもの
・やるべきもの
・やる必要のないもの
・何だこの仕事?よく分からない

の4つに分けていきます。
その上で「自分が今後も取り組むであろうもの」に優先順位を付けていきます。

優先順位の付け方は、

取り組むべきもの……1位
やるべきもの……2位

と、順に並べていくだけです。
必要のない仕事や意味のわからない仕事はこの場で捨ててしまいましょう。
捨てては困るのならそれは「やるべきもの」です。
お間違えの無いように。

⬜好きな仕事を創造する

今ある仕事を改めて認識し直します。
その後、そうするためにはどうするのかを考えていきます。

手順としては優先順位を付けたタスクに、書き出した過去の経験を照らし合わせながら「やる必要のあるタスクの中で、達成する、もしくは過程そのものが過去の好きな経験に似ているものはないか」を探します。

分かりづらいので例を上げましょう。

例えば私の場合、好きな経験は「タイピング、プレゼンテーション、質問をもらいそれに答える、誰かに何かを教えること、お菓子を食べること、こそこそと夜更かしすること、一人の時間を満喫すること」だと書き出した紙を見て理解しました。

そこで今の仕事とすり合わせをしてみます。

ちなみに今の仕事でしなければならないことは、「価値提供用のブログ記事作成、メールマガジン執筆、生徒への質問に返答するメールの送信、コンサルタントの生徒へ状況確認と今後の予定をメール、SNSの更新、商品作成、商品の更新」などがあります。

この好きなこと×今の仕事をすり合わせて、具体的な1つの「楽しみなタスク」を作り上げます。

例えば私の場合なら、創造したタスクは「家族の寝静まった深夜に自室でポテトチップスを食べながらnoteの更新」です。

ご想像の通り、今書いている記事がまさにそれです。
ポテトチップスは手が汚れないように箸で掴んで食べていますのでご心配なく。

ちなみにカルビーのうすしお味です。

これと同じ作業をこなせば、だいたい誰でも好きな仕事や楽しく取り組める仕事を1つか2つは創造できます。

例えそれが今の自分の仕事に必要のないものでも、楽しく取り組めるタスクを想像して創造することには有意義な意味があります。

それに全く今の仕事と関係のないタスクを創造することは出来ないはずです。
この手の創造は現在の自分の仕事に大きな影響を受けます。

想像できたら、そのタスクを必要とする人はどの様な人なのかを考えます。
そこまで考えれば、人によっては今の会社や職業自体に疑問を持つ方もいるかも知れません。
しかし会社も部署も仕事内容も変えずに気分だけを変えるためには、このステップを踏んだ後で「仕事への向き合い方」を変える必要が出てきます。

そこで次のステップです。

⬜好きな仕事を餌にして嫌な仕事をこなす

タスクに前向きに取り組むために「ご褒美を用意する方法」があることは有名です。

・ダイエットに成功したら欲しかったバッグを買う
・この仕事が終わったら焼き肉に行く
・目標達成したら休みをとって旅行に行く……, etc.

しかしこの方法では結局既存の仕事やタスクが嫌いなままです。
過程も結果も全てを楽しむためには、ご褒美も仕事で用意します。

先のステップ、「好きな仕事を創造する」で今の既存の仕事の中から、楽しく取り組めそうな仕事を見つけられているならそれで良いのですが、そうではない場合は創造した本来必要のない仕事をご褒美として設定します。

そうするとあら不思議、ご褒美の仕事に着手するまでの過程の仕事も楽しめる脳になるんです。

からくりとしては過程と結果が同じ属性(この場合は過程も褒美も仕事という同一属性ですね)になると、脳が嫌な過程も好きな結果の一部として捉えるようになるので、本来嫌いだった仕事も好きな仕事だったのだと勘違いしてくれる様になるんです。

人間の脳は実に都合が良くて素敵ですね。
ビバ脳細胞!

先に出した私の例では時間指定をしたので出来ませんでしたが、例えばこの「お気に入りのタスク」を月曜日の朝取り組む様に調整しておくと、毎週月曜日が楽しみになります。

応用で、毎日の最後にこの仕事に取り組む、や、毎日のノルマを達成したら取り組む仕事として設定しておけば脳の思い込みで絶大な効果を発揮してくれる様になります。

⬜それでも嫌なものは嫌だ

まだ仕事が好きにならない、楽しみになんて感じられない、遊んでいる方が楽しいという方へとっておきの方法をお伝えしましょう。

引き続き脳の機能を使った話です。

そもそもなぜ仕事が嫌なのか、なぜ楽しみなことを楽しみに思うのか--

本来この世に「嫌なこと」も「好きなこと」もありません。私達が勝手に「これは嫌」、「これは好き」と判断を下しているだけなんです。

好き嫌いのメカニズムの1つには、「人の視点」が関わっています。
人は何かについて考える時、嫌なものは過程に、そして好きなことは結果に目を向けています。

例えば掃除が嫌いで面倒くさいという人は、「掃除している様子」を想像して嫌気が差しています。

しかし掃除が好きだと言う人は「掃除が終わった綺麗な部屋で生活している様子」を想像してワクワクしています。

掃除が嫌な人も綺麗な部屋が欲しいですが、そのための過程が死ぬほど嫌いです。
しかし掃除好きな人も過程は嫌いですが、その結果得られる綺麗な部屋が好きすぎていつの間にか過程までひっくるめて大好きになっているんです。
※この話は少し前に出てきた脳の勘違いの話ですね。

過程と結果が一直線の延長線上にあるならば、人は嫌いな過程もいつのまにか好きな仕事の一部として好意を持って取り組むことができるようになるんです。

だったら私達がすることはただ1つ。
嫌なものの過程から一旦目を背けて、そのタスクをこなした先に得られる最高の結果をひたすらに想像することです。

⬜想像に突き動かされる種族、「人」

タバコを吸いたくなる人って、吸いたくなる時は100%タバコを吸っているところを想像しています。
酒を飲みたくなる人もそう、性欲に突き動かされる人もそう、焼き肉が食べたくなる人もそうです。

人は何かを「したい、やりたい、とりくみたい、欲しい、ワクワクする」といった感情になる時は必ずその先の「得られるもの、得たいもの」を想像しています。

想像すると、欲しくなるんです。

これは信じていただけないかもしれませんが、嫌な仕事もそれを実際にやっているところを鮮明に想像できると、面倒くさいという感情が消えて自然とそのタスクに体が向かおうとします。

まさに裏技です。

朝ベッドから起きられない時も、ベッドからどの様に起き上がるか「だけ」を考えていると自然と起き上がりたくなるんです。

そうやって「そのタスクだけ」で頭をいっぱいにできるものを、人は好きなこととして認識します。

今好きなことはあなたが自然とそのことで頭をいっぱいにできるものです。

今嫌いなことはあなたが無理に意識しないと頭の中を埋められないものです。

つい他のことを考えてしまうのならば、それは好きではないものと言うことですね。

⬜好きになる技術

頭の中をいっぱいにすることは、才能ではありません。
後天的に習得できる技術です。

この技術があればどんな仕事でも好きになることができます。

習得するには、古典的ですが紙とペンを使います。

「30分会議」と銘打ちまして、30分ほど自分の頭の中を理想的な状態に変える時間に使っていただきます。

できればお気に入りのノートを使ってください。ノートに書く内容は大きく4項目です。

①最高の未来を想像する
→際限なく、自分が手に入れたい最高の状態を書き出してください。
小さな目標を達成した姿でも構いません。
大切なことは、その状態になりたいと今心から思えるものを書き出すことです。

例1):年収が1000万円を突破、貯金も1億円に
例2):素敵な恋人ができた。休日の癒やしになっている
例3):欲しかったパソコンを入手。ライフワークが楽しくなる

②現状を認識する
→理想と比べて現状はどうなっているのかを書き出します。
理想と同じ属性で考えてください。
このノートは誰にも見られません。赤裸々に書いておくことがコツです。

例1):年収200万円、貯金もほとんどできていない
例2):恋人がいない歴=年齢
例3):パソコンが重くてネットが使いづらい

③理想と差がある理由を知る
→現実が理想の状態と違っている原因を書き出します。
何が原因で理想的な生活が出来ていないのか、何が障害になっているのかを考え、今までただの想像に過ぎなかった理想の未来を「障害を取り除けば手に入る未来」だと自分の脳に認識させます。

例1):収入がそもそも理想と程遠い。転職か独立、もしくは出世する必要がある。調べてみた結果、今の職場なら部長以上になると理想の収入に至れるようだ。

例2):見た目が悪く自分に自信がない。見た目を改善していくらかの自信を獲得し、まずは異性に話しかけてみるといった行動力を身につける必要がある。

例3):パソコンに回すほどお金に余裕がない。収入を増やすか貯金を増やさなければならない。

④今すぐできること
→現状を理想の未来に近づけるために今すぐできることを書き出します。
本の小さな一歩でも構いません。
とにかく具体的なタスクにまで落とし込んでください。

例1):出世には次の審査までに具体的な実績が必要。
まずは今関わっている仕事のうち、会社の利益になるものをピックアップして取り組み方を変えてみよう。上司にも意見を聞いてみよう。

例2):散髪、整髪、服装、匂いに気を使ってみる。清潔感が感じられて無理のない見た目に変えてみよう。

例3):無駄遣いを止めます。お菓子を買わない、仕事終わりは直帰、酒を減らす。

この4つの項目について書き出し、その上で時間が余ったら後は書いた内容を何度も時間いっぱい読み返します。特に理想の未来の項目と、今取り組むべきタスクの項目をよく目に焼き付けてください。

その上で今から毎日①の理想の未来のために④の具体的な眼の前のタスクに取り組み続ける日々を大体90日程繰り返していただきます。

毎日30分会議と、そこで書いた具体的なタスクを消化し続ける日々を90日繰り返すんです。

長いし面倒だと思いますか?
いえいえ、実は超短くて簡単なことなんです。

今のあなたが作られるのに一体どれほどの時間が掛けられてきたと思いますか?

20年~30年、あるいは40年や50年かけて思考や想像を繰り返して作られているのが今のあなたです。

それがたった一回、1日の取り組みで急に別人になりはしません。

しかし人間の体は日々細胞分裂を繰り返していますし、いずれは今の体全てが別のものに置き換わります。脳みそも含めてです。

そのために使う時間が1日30分×90日という時間なんです。

人の細胞は大体90日程度で新しいものに入れ替わると言われています。

新しい想像、新しい幸せなイメージで新しい自分の細胞をいっぱいにしてください。

理想を描き、そのために今できることに取り組み、翌日は一歩理想に近づいた地点からまた理想に向かうための一歩を設定し直す。

これを繰り返して毎日少しずつ行動すればどんな目標でも達成できますし、最高の結果で頭をいっぱいにした日々を送れば大体の仕事や過程のタスクを好きになれます。

そういえば最近30分会議やってないな……
会社員の頃にやってただけで今はすっかり止めてしまっていました。

目標を達成したら怠けるのは悪い癖ですね。

30分会議は90日続けるのがワンセットではありません。
一回90日継続して目標を達成できたり、最初の頃の30分会議と90日後の30分会議を見比べて自分の思考が変わっていることを実感すればクリアーです。

その後は週に一回、月に一回と「たまに」30分会議に取り組めば新たに効果を得られます。

……

いかがだったでしょうか?

仕事を好きになるための方法は以上です。

精神論や根性論ではなくできるだけ具体的に、今日からでも取り組めるように書き上げさせていただきました。

私も会社員の頃にこの30分会議に毎日取り組み、最終的には今の仕事に落ち着くこととなりました。

幸いにして今の仕事は私の「好き」が詰まっていますし、理想的な結果も付いてきてくれています。

冒頭でもお話させていただきましたが、「会社員なんか止めて独立しようぜ」と言っているわけではありません。

私は独立している身ですが、むしろ好きな仕事と満足の行く結果が得られているならば会社員の方が絶対に良いと考えている口です。

あなたも早速自分の仕事を好きになれるように紙とペンを用意して、想像に没頭してみてはいかがでしょうか?


最後に、
私はこのような「生活を変える情報」、「思考を変える方法」を無料で発信する仕事をしています。

このnoteでも継続して無料の情報発信を行っていますが、今後も有料noteを配信する予定はありません。

今後もこの手の情報を継続して無料で配信させていただきますので、お目に留まる機会がありましたらどうぞ珈琲片手に生活の潤いとしてお楽しみください。

お仕事の質問も歓迎しています。
TwitterのDM等でどうぞご自由に疑問をぶつけてください。

Twitterアカウント

最近では、
「起業屋って何するんですか?」
「自分にも出来ますか?」

のような質問も増えてきて嬉しい限りです。
喜んでお答えしましょう。


さて、友達に話したくなる「好きな仕事」の話は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あなたの明日のお仕事に幸多きことを心よりお祈り申し上げます。

--Yoshino

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?