ダイエットと日々の仕事って似てるなぁと思った話

コロナで自宅にいる時間が増えたのを機に、ダイエットを意識しだしまして、4か月で5キロくらい落ちました。やったー。

で、よくアクセス解析は健康診断とかって話にたとえられますが、「ビジネスとダイエットって共通点あるよな~」というのも最近感じてるので、今日はそれをnoteにします。


データをちゃんと計測すべきかって話

インスタのダイエットアカウントとかみると、みんなこういう⇩、体脂肪率とか筋肉量とか、いろんな数字が見れる体組成計を使ってるわけです。

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(画像はAmazonさんから)

一方我が家にあるのは、ビッグカメラのアウトレットで900円くらいで買った体重計。体重しか分かりません。でも色が可愛いから気に入っている…。

で、体重しか分からないから痩せないかっていうと、そうでもないんですよね。太ってる理由を正しく(と思う)認識できてるので、細かい数字見なくても施策が打てるんです。筋肉不足なので筋トレし、姿勢が悪くて骨格がゆがんでるので整体に通って、とか。

高価なツール入れたり、いろんなツールを片っ端から導入したり、CDPとかDMPとかに乗っかってみたり、データはたくさん集まりますが、「で、結局何が悪くてどうしたらいいんだっけ?」が見つからないと意味がないです。
特にサービスの立ち上げ期とかベンチャーとか、「データ見るまでもなくこれって課題だよね」っていうのが分かってる場合については、細かい数字を集めるより、スピード感重視で、施策バンバン打って大きい数字を改善していった方が良いし結果が早いです。

一方で、「目に見える課題はつぶしたけど解約率が下がらない」とか「ユーザー数は増やせたのにアクティブ率が上がらない」とか、「何が悪いのか分からないけど数字ダメ」フェーズはいつか必ず訪れます。なのでそういう時期が来るちょっと前から、数字を揃える準備はしておくべきです。
食事制限で体重が落ちなくなってきたら筋トレとか、施策の方向転換を決めるのに細かい数字は絶対必要になってきます。


私もそろそろ体組成計買おうかな…。


目的に合った施策をちゃんと見極める

運動量が足りないなら運動するし、甘いものやカロリーが高いものばかり食べてるなら食生活を改善するし、代謝が悪いなら水飲んだりストレッチしたり…
ダイエットと一口に言っても、自分に足りないものが何かをちゃんと見極めてそこから着手するのが一番近道です。

で、施策打つときも同じで、登録数を上げるのか解約率を下げるのか、CPAを改善するのかLTVを改善するのか、目的が変われば打つべき施策と評価に使う指標はもちろん変わります。
CV数を増やしたいからって広告予算投下しても、基本的に流入数を増やせばCV数が上がってもCVRは下がる。なのでCVRで評価するのは適切ではありません。CV数を増やす施策はCV数で評価する。


正しい目標設定が最初にないと、「悪くなった数字」につい目が行ってしまい、「この施策ダメだったじゃん」という話に転がってしまいがちです。
太もも痩せたくて筋トレしてても、筋肉がついて太くなってしまったら「せっかく筋トレしてたのになんだよ!」ってなってしまいます。かなしいね。

「欲しくないもの」を入れない方が結果につながる

痩せたかったらジュースはお茶やお水に変えます。あと揚げ物と糖質(パンとかパスタとか)は太るので米粉とか玄米とかに変えます。

広告で連れてきた人は、(ちゃんとサービス認知が取れてたり関係値が出来てれば別ですが)基本的にLTVが低いです。いきなり道端でナンパされるより同じクラスになって文化祭とか修学旅行を通じて好きになっていく方が長続きするカップルになるでしょう(なんのこっちゃ)。

そういう「さっき声かけて連れてきた人」を取るべきかどうかをちゃんと考えます。自社にとって欲しくないものなら無理に連れてくるのはやめてサービス認知の獲得に注力します。そういう人を連れてきてトライアル期間とかを通して知ってもらうのはもちろんアリなので、それを選択するならユーザー体験をどんどん向上させるべきです。

甘いものは一時的に幸せになるけど、あとで罪悪感やストレスになるので、必要なものを必要な量だけ。


続けるにはご褒美が必要

「ダイエット中だけどつい食べちゃう」「甘いものが我慢できない」とかよくある話です。
施策一発打てばいいなら別かもですが、改善を続けるって、モチベーションがちゃんとないと難しいんですよ。モチベーションがなくなってくると、それでも数字は求められるので「リタゲで刈取増やせ」とか「代理店にCPAもっと改善する提案持ってきてもらえ」とか、「食事抜けばいいや」とか「置き換えにすればいいや」とか、手近なところに目が行きやすくなってしまうかもしれません。

モチベーションはもちろん人によって違います。
事業的には昇級昇格だったりボーナスだったり表彰制度だったり、人によっては「お客さんの声」みたいなものかも。まぁ社会人なので自分のご機嫌は自分で取りつつ、マネジメントとの間で連携とる(マネジメントの人はモチベーション管理を気にしてあげる)とか、そういうのも大事かなーと思います。

ちなみに私のダイエットのモチベーションは「甘いもの食べてOKな日を作る」「やせたねって言ってくれる第三者を探す」とか、そんな感じですが、ストレスをため込むとかえって食べなくても太る体質なので今のところ自分に合った管理だなぁと思ってます。


まとめ

数字に振り回されず、目的に対して正しいことを、できることからやってくのが何事も良いってことですね。

(むりやりまとめた感)