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lahainanoon
Ogini vita105号室
a.m.4:26
友人と飲みに行ったらしっかりと終電逃してやっとの思いで家に着いたのが今。
「ただいま~…って、誰もいないけど。」
彼女なし、貯金はそこそこ、外見は……まぁ、不細工じゃないと思う。多分だけど。
そんな俺は学校とバイト先を行き来する毎日。週末に友人と深夜に飲みに行くのが唯一の楽しみって感じ。
少しずつ慣れてきたアルコールの味が美味しいと思い始めたのはここ最近のことだ。
羽織っていた上着をベッドに投げて冷蔵庫の麦茶を飲み干す。2杯目のお茶を入れてから部屋の奥の方を見ると、提出期限が明日に迫った課題が我が物顔で机を占拠していた。
「うわ、やらかした…。あの先生期限厳守でめちゃくちゃ厳しいんだよなぁ。」
つまりは現実逃避した思考を取り戻して来なきゃならないわけで。先延ばしにした過去の自分許さない…。
まぁ、何にせよほろ酔い気分じゃ課題なんて出来そうにもないし一旦お風呂でも入ろう。
a.m.5:20
お湯を張りたいのを我慢してシャワーで済ませて飲むヨーグルトをコップに注ぐ。こういう時はコーヒーとかが良いんだろうけど、この歳になってもブラックは受け付けない。飲める人は本当にすごいと思う。
「さて、課題課題っと。」
まぁ、今日はバイトもないし課題は夕方提出しに行けばいいからゆっくりやろう。行く前に少し仮眠でも取るか。
a.m.7:52
一区切りついた所で大きい伸びをひとつ。
カーテン越しに外が明るくなってきているのがわかる。もうそんな時間か。
少しだけ開けたカーテンからはしっかり朝の眩しさが運ばれて空になったグラスがキラキラ光っていた。
残りの課題は起きてからやっても間に合うだろうからそろそろ寝よう。
ベッドに潜り込んだ俺は数分も経たないうちに眠りに落ちた。