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米グーグルで体験した「心理的安全性」、新しいアイデアを生かす組織の秘訣

今朝、チェックしたニュースは、グーグルの親会社アルファベットが発表した2022年4〜6月期決算でした。

現在、世界経済は、国際通貨基金(IMF)が「世界同時不況になるかも」と懸念するほど、悪化しています。グローバル企業であるグーグルの成長スピードも減速しました。

この決算を受けて、アルファベットとグーグルのCEOを兼務するスンダー・ピチャイさんは、次の声明を出しました。

“In the second quarter our performance was driven by Search and Cloud. The investments we’ve made over the years in AI and computing are helping to make our services particularly valuable for consumers, and highly effective for businesses of all sizes. As we sharpen our focus, we’ll continue to invest responsibly in deep computer science for the long-term.”
(和訳)
「第2四半期は、検索広告とクラウドが業績を牽引しました。当社が長年にわたって行ってきたAIとコンピューティングへの投資は、当社のサービスを消費者にとって特に価値のあるものにし、あらゆる規模の企業にとって非常に効果的なものにするのに役立っています。私たちは焦点を絞りながら、長期的に深いコンピューターサイエンスに責任ある投資を続けていきます

アルファベットのプレスリリース(太字は筆者)

ピチャイさんは、厳しい経済環境の中でも、長期的な視点で、成長分野への投資を続ける姿勢を示しています

日本はよく失われた30年と言われますが、2008年のリーマン・ショック後、IT分野を中心に米企業との差が大きく広がった印象があります。日本企業は追いかける立場です。リーダーは長期的な視点で、成長分野への投資を続けてほしいと思います。

さて、本日ご紹介するのは米国駐在時、取材で体験したグーグルの「イノベーション文化」です。一言で言うと、社風です。リンク先は4年前の記事ですが、内容は古くありません。「心理的安全性」を理解するのに役立つと思います。

みなさまの職場はいかがでしょうか?私が一番、印象に残っているのは、この部分です。

プフェールト氏は、それぞれが作った問いを近くの人と交換させ「Yes、and(そうですね、それなら)」で文章を続けるよう求めた。「われわれの多くは、新提案がなぜ機能しないかを議論し、アイデアを壊している」と指摘。新しい提案を共有し、育てるべきだと述べた。

グーグル説明会・体験記より(太字は筆者)

なかなか難しいですよね。私も、どこが課題か、という視点になりがちでした。この説明会を体験してから、ポジティブな反応を意識するようになりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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